山田隆一公式サイト

702.【ビートルズ・ソロ曲】ローリング・ストーン誌『The 100 Best Beatles Solo Songs』を、順番に聴く。【55位~51位】

2024/04/04

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本日も、『The 100 Best Beatles Solo Songs』というローリング・ストーン誌のランキングの楽曲を順番に聴いていきます。

今回は55位~51位です。

こちらはビートルズの4人のメンバー(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター)が、それぞれソロ名義で発表した楽曲を100位までランキングしたものです。

それでは、今回も始めます!

※こちらのランキングはローリング・ストーン誌によるものであり、私がつけたランキングではありません。また、個人的な感想が濃い記事ですのでご了承ください。

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55位 I'm Stepping Out(1984年、ジョン・レノン)

One! Two! One, two, three, four!

冒頭のジョンの語りが印象的ですね。

活動休止して主夫として暮らしていた時代のジョンの実体験がもとになってそうな歌詞です。子育ての間、いろいろなことがあったでしょうから、その時の気分を曲にしたような曲調ですね。

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54位 Put It There(1989年、ポール・マッカートニー)

ポールの楽曲で、イントロがアコースティック・ギターの音色だとやはり、ビートルズ時代の名曲『Blackbird』を思い出してしまいますね。

この『Put It There』は、ポールが父親から言われた「Put it there if it weighs a ton.(心にまるで1トンの重荷があるようであれば、握手しよう。)」という言葉が由来となっているようです。歌詞にも父親と息子が登場します。

日本では西洋ほど普及していない握手ですが、握手をすると相手の手の感触やぬくもりなどを感じることができ、少し心が通じ合うような気もします。

ポールが子どもの頃に父親からもらった優しさが表現されたような、優しさに溢れた楽曲となっていますよね。

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53位 I Found Out(1970年、ジョン・レノン)

優しい楽曲の次に聴くこの楽曲は、激しさが際立ちますね。

邦題は『悟り』という題名になっているようですが、そのおとなしそうな邦題とは裏腹に、ジョンの演奏による激しいエレキギターの演奏が印象的です。

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52位 Little Willow(1997年、ポール・マッカートニー)

しっとりとしたこの楽曲は、リンゴの最初の妻である1994年にこの世を去ったモーリン・コックスに捧げられた楽曲だそうです。

曲名になっている『Little Willow』とは、小さな柳の木のことです。

リンゴとモーリンとの間に生まれた子どもたちは、この楽曲を聴いて感動しただろうな、と思わせます。

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51位 Happy Xmas (War Is Over)(1971年、ジョン・レノン)

ジョン・レノンを、そしてビートルズを知らない人でも誰もが耳にしたことがある超有名曲がここでランクインしました!

ジョンが妻のオノ・ヨーコと共同名義で発表しておりますから、ジョンの歌声はもちろん、オノ・ヨーコの張り切った個性あふれる歌声も魅力の楽曲です。

ジョンやヨーコの個人秘書で、主にこの楽曲発表後の1973年からジョンといろいろあったメイ・パンもバッキング・ボーカルとして『Happy Xmas (War Is Over)』に参加していたのは初めて知りました。

この楽曲が発表された当時はベトナム戦争がありましたから、その時代の世相が楽曲として表れております。

このジョンの『Happy Xmas (War Is Over)』と、ポールの『Wonderful Christmastime』はクリスマスの季節になると様々なところで流されていますよね。

ローリング・ストーン誌の論評にて、ジョージにも『Ding Dong, Ding Dong』、リンゴにも『I Wanna Be Santa Claus』というクリスマスソングがあることを知りました。しかもリンゴは同名のクリスマスアルバムもあります。ビートルズのメンバーでクリスマスアルバムを出したのはリンゴだけだそうです。

論評ではポールの『Wonderful Christmastime』も言及はされましたが、曲名すら出されず、今後も言及しない(ランクインしない)とはっきり述べられておりました。どうやらこの評論家は好みじゃないそうですが、私は『Wonderful Christmastime』も楽しくノリノリになれる好きな楽曲です。好みは人それぞれですね。

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51位までご紹介いたしました。これで半分ですね。どの楽曲も聴きごたえがありますから、もう半分で早いと感じます。

後半の50曲も様々な発見があることでしょう。これからが楽しみです。

お読みいただき、ありがとうございました。