581.【令和6年大相撲1月場所初日感想】ついに始まった初場所!印象に残った取組について述べます。
2024/01/14
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ついに始まりました、令和6年大相撲1月場所(初場所)!これからおそらく毎日、個人的感想を述べていきます。
それでは、本日個人的に印象に残った取組を述べていきます。
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●矢後‐伯桜鵬◯
左肩の手術のために2場所連続で休場していた伯桜鵬が、今場所から復帰しました!
番付を再び幕下に落としての再出発は初戦から、まわし待ったがかかる長期戦となりました。
先に右の上手をとった矢後に対して、右の上手が取れずに苦戦した伯桜鵬でしたが、やがて伯桜鵬も上手を取り、がっぷり四つの展開に。
その後矢後が攻めていきましたが、伯桜鵬はこれを耐えた!そして最終的には上手投げを決めて伯桜鵬の勝利です!
復帰後初戦ながら、苦しい展開を強いられた伯桜鵬、これで気が引き締まったかもしれませんね。今後の伯桜鵬にも注目です。
敗れはしたものの、幕内で優勝争いの経験もある伯桜鵬に善戦した矢後も印象に残った一番でした。
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●嘉陽‐◯若隆景
こちらも幕下での注目の一番となりました。
若隆景は先場所に休場から復帰し、5勝2敗の成績で今場所も幕下に据え置きとなりました。
嘉陽も粘りましたが、押し倒しにより若隆景に軍配があがりました。現在西幕下筆頭の若隆景は、勝ち越すことができれば関取復帰の可能性が濃厚となりますが、今場所はより多くの勝ち星を積み重ねたいところですね。
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◯輝関‐獅司関●
令和6年能登半島地震にて大きな被害を受けた石川県出身の輝関が、前に進む相撲を見せてくれました。
獅司関の張り手に耐えていき、輝関がどんどん前に押していきます。
そして獅司関に攻めることを許さずに輝関が押し出しにより白星となりました!
他にも数名いる石川県出身の関取たちが頑張ることで、被災地の方々に元気を与えることができることでしょう。
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◯時疾風関‐白熊関●
高橋関改め白熊関が、白熊の四股名としては初戦を迎えました。
今回は、その四股名のように俊敏な動きで上手出し投げを決めた時疾風関に軍配があがりました。
一方、初日は白星となりましたが、これまで負け越しなしで番付を上がっている白熊関のこれからにも注目していきます。
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◯玉正鳳関‐琴恵光関●
玉正鳳関のはたき込みが鮮やかに決まりました。
今回の一番で大きくはたき込まれてしまった琴恵光関、先場所は途中休場となってしまいましたが、今場所は15日間無事に終えることができるのか、更には好成績をおさめて返り入幕に近づくことができるのか、注目です。
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◯島津海関‐碧山関●
新入幕の島津海関と、返り入幕の碧山関の一番です。
序盤から碧山関がどんどん押していきましたが、それを土俵際で回り込みながらこらえていく島津海関が印象的でした。
左の上手、まわしから手を離さず勝機を探った島津海関が、ついに碧山関を寄り切った!島津海関、幕内初白星となりました。
初土俵の2012年から12年での新入幕。じわじわと番付を上げてきた島津海関の今後にも注目です。
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●武将山関‐大の里関◯
新入幕の石川県出身・大の里関がすぐに武将山関をはたき込み!幕内初白星!
昨年の初場所は観客として観戦していたことを話していた大の里関が、もう幕内で相撲をとっております。そのスピード出世の勢いで、今場所も初めての幕内で好成績を残すことを予感させる勢いを感じた一番でした。
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◯御嶽海関‐明生関●
最初の一番では両者の体が出るのが同時とされ、取り直しになりました。
取り直し後の一番でもお互い攻防を繰り広げ、明生関は最初はうまくいなしましたが次はいなしきれずに御嶽海関が押し出したことにより決着が着きました。
勝った御嶽海関はもちろん、負けてしまった明生関も良い相撲を見せていた一番でした。
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●北青鵬関‐平戸海関◯
私の地元・長崎県出身の平戸海関の今年最初の一番です。
相手をする北青鵬関、やはり大きい。204cmあるそうです。
右四つで組み合い、お互い勝機をうかがう構図となりました。
その後平戸海関がだんだんと前に進んでいき、ついに平戸海関が北青鵬関を寄り切り!
初日白星となった平戸海関、今場所も長崎から応援しとるばい!
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●一山本関‐朝乃山関◯
平成5年生まれ、私と同学年のお二方の対決です。
先場所は返り入幕で優勝争いに関わり敢闘賞受賞の大健闘をした一山本関が、今回は鮮やかな緑色のまわしをつけています。
序盤でどんどん突いていく一山本関でしたが、朝乃山関はそれに耐えました。序盤に守りに徹した朝乃山関が、その後攻めに転じると一山本関を一気に押し出して白星をあげました。
お互い、今回は前頭7枚目の位置です。一山本関は初の三役に向かって、朝乃山関は返り三役、更には大関復帰、そしてその先への第一歩を今年も歩み始めました。同学年として見守ります。
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◯高安関‐北勝富士関●
今場所で久しぶりの三役となった小結・高安関と、先場所小結だった前頭3枚目・北勝富士関の対決です。
高安関、場所前の稽古のように仕上がった相撲を見せてくれました。北勝富士関と押し合いになりましたが、その後すぐに押し出して高安関の白星!
三役となり再び大関に返り咲くための道が始まった高安関ですが、現在現役の大関経験者の中では唯一優勝経験がありません。どの力士にも頑張って欲しいという気持ちがありますが、高安関には今場所でぜひ優勝に近づいていってほしいと個人的には願いたいですね。
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◯琴ノ若関‐阿炎関●
現在関脇で、今場所の成績次第では大関昇進の可能性もある琴ノ若関と、先月に師匠である元関脇・寺尾関の錣山親方を亡くしたばかりの阿炎関の一番です。
阿炎関、諸手突きでよく攻めておりましたが琴ノ若関はこれをこらえた!そして阿炎関を押し出して白星です。琴ノ若関は、今日のような勢いで今場所を盛り上げる力士のうちの一人となりそうだと予感させました。
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●翠富士関‐貴景勝関◯
翠富士関が、大関・貴景勝関に挑戦いたしました。
最初に立ち合いがうまくいかず、気を取り直しての立ち合い、翠富士関が左に変化しました!しかし貴景勝関は冷静に対応し、そのまま翠富士関を押し出して大関の貫禄を見せつけました。
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●熱海富士関‐豊昇龍関◯
昨年秋場所と九州場所で優勝争いを繰り広げた熱海富士関は、今場所は前頭筆頭まで番付を上げたことにより上位総当たりとなり厳しい戦いとなります。
本日、熱海富士は先場所には勝利できた豊昇龍関との一戦でした。序盤に左の上手を取ることができましたが、豊昇龍関が下手投げを仕掛けて体勢を崩した熱海富士関をそのまま寄り切り!今回は豊昇龍関に軍配が上がりました。
今場所も緊張感が画面越しでも伝わり、人間味を感じる熱海富士関は応援したくなりますね。
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◯霧島関‐若元春関●
若元春関をあっという間に引き落として、大関・霧島関が初日白星となりました。綱取りをかけた今場所の霧島関にも、注目です。
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◯照ノ富士関‐宇良関●
横綱!横綱!横綱!
やはり番付の最高位に君臨する横綱が登場すると盛り上がりますね。久しぶりに土俵上の照ノ富士関を見ることができて嬉しいです。
今回は新小結・宇良関との一番でした。両者ともに、幕内→序二段→幕内という番付移動をした経験があり、底力を感じます。
宇良関が照ノ富士関にぶつかっていきましたが、照ノ富士関の左脇に宇良関の右腕が挟まる構図となり、これは痛そうだと思いました。
宇良関、右肘大丈夫か?と思いましたが、取組後の談話によるとそれほど大きな問題はなさそうで安心いたしました。
昨年の名古屋場所では途中休場となってしまった横綱、今場所では皆勤はもちろん、優勝することができるのか、こちらも注目です。
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今回の初場所では久しぶりに横綱が復帰したことにより横綱の取組はもちろん、横綱土俵入りも復活し、盛り上がりを感じます。
これから、様々なドラマがあることでしょう。一人の相撲ファンとして、見守っていきます。
ご覧いただき、ありがとうございました。