521.【ビートルズ】ローリング・ストーン誌『100 Greatest Beatles Songs』を、順番に聴く。【45位~41位】
2023/11/27
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本日もローリング・ストーン誌『100 Greatest Beatles Songs』を、順番に引き続き聴いて、自由に感想を述べていきます。今回は45位~41位です。
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45位 No Reply
アルバム『Beatles for Sale』のオープニングを飾るこの楽曲が45位にランクインしましたね!
相手から返事がなかった切ない気持ちが歌われており、哀愁を感じる楽曲ですね。
返事がないことの寂しさは、どの時代でも普遍的ですね。現代日本に置き換えると、当時にはなかったLINEでいわゆる既読スルーをされ、返事が来ないことなども想像してしまいます。
寂しい楽曲ながら、メンバー全員による手拍子が録音されていることは興味深いですね。まるで、この歌詞の中の失恋してしまった人物がエールを送られているようですね。
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44位 All My Loving
この楽曲はもっと上でしょう!
個人的にはそう思ってしまうほど大好きな楽曲です。歌声はもちろんですが、テレレテレレテレレテレレといった音色の3拍子のリズムが連続するギターが心に来ますね・・・。
ポールによる作曲された楽曲ですが、ジョンが1980年に亡くなった時に病院で流れていたと言われている楽曲だというエピソードは有名ですね。
本国イギリスやアメリカではアルバムの中の1曲という位置づけですが、日本やカナダではシングルのA面として発売された楽曲だそうです。私のようにこの楽曲がかなり好きな日本の方が当時もいたのかもしれませんね。
私の地元・長崎県出身のシンガーソングライター、福山雅治は、この楽曲と同名の『All My Loving』という楽曲を発表しており、その次のシングルでもビートルズの楽曲と同名の『IT'S ONLY LOVE』という楽曲を発表しておりますから、このようなところからもビートルズが邦楽にも与えた影響を見ることができますね。
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43位 Drive My Car
私のお気に入りのアルバム『Rubber Soul』の1曲目を飾る楽曲ですね。
何度も聴いたアルバムですから、この楽曲のイントロのギターのフレーズからベースが入り、そしてドラムが入る流れには安心感がありますね。
リンゴはドラムはもちろん、カウベルも演奏しており、カウベルの音がこの楽曲の良いアクセントとなっておりますね。
表のボーカルをポールが歌い、裏のボーカルをジョンが歌うような構成も味わい深いですね。
車のクラクションを模した「Beep beep'm beep beep yeah」というフレーズも面白いです。
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42位 I Feel Fine
この楽曲も、イントロがゆっくり始まっていく感じがたまりませんね。このイントロでギターのフィードバック奏法と呼ばれる奏法が1964年の時点で使用されたことからも、評価が高いようです。
「I'm so glad~♪」から始まるパートが本当にハーモニーが美しく、甘酸っぱさを感じる曲調となっていますね。
ジョンが『Eight Days a Week』の録音中に思いついたというギターリフがずっと鳴り続けている楽曲ですが、このリフは何度聴いていても飽きないフレーズですね。このリフをずっと追いかけて聴いていくのも良いですね。
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41位 Get Back
バンド内の人間関係に様々な問題が生じて解散が近づいた活動末期に実施された『ゲット・バック・セッション』の題名になっている楽曲ですね。
イントロのだんだん盛り上がっていく感じ、やっぱりいいですね・・・。
ポールが作曲し、メインボーカルも担当している楽曲なだけあって、ポールが演奏するベースの音も印象的です。
そして間奏ではビリー・プレストンによるエレクトリック・ピアノの演奏を聴くことができます。この『Get Back』のシングルのB面に収録された『Don't Let Me Down』では、ビリー・プレストンが本当に素晴らしいエレクトリック・ピアノの演奏をしております。そのこともあり、このシングルでは「The Beatles and with Billy Preston」というクレジットになっております。
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こうやって毎回5曲ずつ取り上げるだけでも、様々な時期の楽曲がランクインしますから、ビートルズの曲調の幅広さを改めて思い知らされますね。
次回はどんな5曲がランクインしているのか、楽しみです。
ご覧いただき、ありがとうございました。