496.【ビートルズ】ローリング・ストーン誌『100 Greatest Beatles Songs』を、順番に聴く。【100位~96位】
2023/11/16
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まだまだ続きますよ、ビートルズ関連の記事。
本日から、こちらのアメリカの音楽雑誌『ローリング・ストーン』の特集記事『100 Greatest Beatles Songs』の楽曲を100位から順番に聴いていき、その感想を、その時の気分で自由に述べるという企画を始めてみます。
日本ではローリング・ストーン誌と呼ばれがちなこの音楽雑誌、語感がローリング・ストーンズみたいで面白いと思ってしまいますね。余談はさておき、早速始めましょう!
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100位 Hello, Goodbye
100位にこの曲が来るとは驚きですね。それだけ層が厚いということを思い知らされます。
やっぱりこの曲は、聴いていて楽しくなりますね。
「Hello(こんにちは)」と「Goodbye(さようなら)」という基本的な挨拶が題材にされており、まるで童謡のような雰囲気もある楽曲ですね。
この楽曲のMVでビートルズの4人はカラフルな衣装で演奏しています。曲調と同じく、ポップな映像ですよね。
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99位 Yes It Is
個人的にかなり好きな楽曲です。『Ticket to Ride』のB面の楽曲のためあまり有名なほうの楽曲ではありませんが、なんというか荘厳さを感じる楽曲です。
ジョン・レノンがこの楽曲について「『This Boy』を書き直そうとした」と述べたそうですが、『This Boy』とはまた異なる魅力が出ている名曲です。
赤い色は一般的に明るい色というイメージですが、この楽曲ではブルーにさせる(悲しくさせる)色として特徴的に描かれており、赤い色の服を着ている人を見かけるとふとこの楽曲を思い出してしまうほどこの楽曲が好きです。
この楽曲を聴くと、なぜかイタリアに留学していた頃の、街の人のいない静かな薄暗い裏路地の風景が思い浮かびます。このように、作者が意図しない風景を思い起こさせるのは音楽の面白いところですよね。
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98位 Long Long Long
この楽曲がお好きな方、すみません!現在のところあまり印象に残っていない楽曲です。「ホワイトアルバム」収録ですが、長いアルバムですので通して聴いても印象に残る楽曲とそうではない楽曲にばらつきがありますね。
98位にランクインしているので、これを機にじっくり聴いてみましたが、ジョージ・ハリスンの才能がここでも光っていますね。かなり静かな楽曲かと思いきや、中盤に盛り上がりを見せます。そして最後には不思議な感じのアウトロでホラーな雰囲気も醸し出していますね。
静かな中に鳴り響くポール・マッカートニーによるベースや、リンゴ・スターによるドラムの音が力強いですね。
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97位 All I've Got to Do
アルバム『With the Beatles』を通して聴きがちな私がこの楽曲を聴くと、聴いていないのに『It Won't Be Long』を聴き終えた後という感覚になってしまいますね。
オラガラドゥ~ウウゥ~!
いやぁ、やっぱり初期のビートルズもいいですね。ジョンのメインボーカルに響き合うコーラスのハーモニーが美しい。リンゴによるドラムも確かなリズム感でこの楽曲の良さを引き立てていますね。
アウトロのハミングにも、なんとも言えないグルーヴを感じます。
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96位 Within You Without You
この楽曲のイントロをビートルズをよく知らない人に聴かせると、まさかビートルズの楽曲だとは思わないことでしょう。それほど、本格的なインド音楽といえるこの楽曲は、ビートルズのメンバーの中でも最もインド文化の影響を受けたジョージ・ハリスン作です。
ジョージは、ラヴィ・シャンカルというシタール奏者の弟子となりインド音楽について様々なことを学んだようです。ちなみにラヴィ・シャンカルの娘は、ミュージシャンのノラ・ジョーンズです。
ビートルズをきっかけに、インド音楽に興味を持った人々も多いことでしょう。私も機会があれば、シタールに触れてみたいですね。
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本日から、ローリング・ストーン誌の『100 Greatest Beatles Songs』を順番に聴く企画を始めてみました。
今回取り上げた5曲だけでも実に様々な曲調であり、ビートルズの奥深さを感じますね。
全100曲を5曲ずつ取り上げますから、少なくとも20日かかりますが、よろしければお付き合いくださいませ。
ご覧いただき、ありがとうございました。