山田隆一公式サイト

492.【ビートルズ】ついに発表!2023年現在の最新技術で、新たな曲も収録され生まれ変わった50周年の、「赤盤」「青盤」。(その5)【『The Beatles 1962–1966(Red Album)』・『The Beatles 1967-1970(Blue Album)』】

2023/11/14

またまた、ビートルズの「青盤」を自由に語っていきます。

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『Hey Bulldog』は、2023ミックスの表記がありますので今年の最新版のようです。アルバム『Yellow Submarine』収録曲で、従来の「青盤」には収録されていなかったためこれまで「隠れた名曲」のような存在だったこの曲が今年、満を持して「青盤」に新収録です。

ピアノのイントロからテンション上がりますねぇ!そこから同じフレーズのギターが入り・・・ベースが入り・・・盛り上がっていきます。ジョンのボーカルと、実際に録音された犬の鳴き声の相性、良いですねぇ。犬に話しかけるシーンも味わい深いです。

このギターリフ・・・やっぱりカッコいい。ギターを始めるとしたら真似したくなりますね!

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『Get Back』のイントロもやっぱり秀逸ですね・・・。余談ですが、歌いだしに登場する「ジョジョ」という人物が日本で数十年続く荒木飛呂彦による人気漫画シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』のタイトルの元ネタとなっている説がありますよね。

数多くの洋楽がモチーフとなっている『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズですが、そのタイトルにはビートルズが関係している説があることにも、ビートルズの偉大さを感じますね。

1分3秒ごろに「Get back♪」と歌われる際に、少し笑っているようにも聞こえますね。『ゲット・バック・セッション』の映像を観ると、そのシーンもあるかもしれませんね。

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『Don't Let Me Down』は、2021ミックスと書いておりますね。このバージョンでは、ビリー・プレストンによるエレクトリック・ピアノの演奏の主張が弱めになっているように感じます。個人的にはこの演奏がこの楽曲らしさだと思いますので、従来のバージョンのほうが好きですが、こちらのバージョンにも良さがありますね。

名曲を様々なバージョンで聴く機会を与えるそれぞれの年でのミックスは、本当にありがたいものです。

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ああ・・・、『Here Comes Sun』は、やっぱり本当に大好きな楽曲です。明るく前向きになれますね。どんなことがあっても、朝になれば太陽は昇ってきます。

私達の人生でも、嬉しいこともあれば、つらいこともあります。しかし、つらいことがあってもそれはずっとは続かない。いつか希望を持てる日が来る。そのようなことを私達に教えてくれる名曲です。

この楽曲は、ジョージ・ハリスン作です。「ビートルズの有名な曲」というと、どうしてもレノン=マッカートニー作の楽曲ばかりが名前に挙がりますが、ジョージの才能も本当に素晴らしいことを思わされますね。

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アルバム『アビイ・ロード』では1曲目の『Come Together』、「青盤」の中で聴いてもやっぱりカッコいいですね!「Shoot me」のフレーズが、「シュッ」と聞こえるように発音されるため、多くの人々が「シュッ」と真似をしたくなることでしょう。私も何度も真似しました。

余談ですが、「空耳アワー」でこの楽曲が紹介された際に、「walrus gumboot」のフレーズが「オール酢こんぶ」と空耳で聞こえることが紹介されたため、該当箇所にあたるとどうしても思い出し笑いをしてしまいますね・・・。名曲たちの新たな聴き方を提案してくれた「空耳アワー」には本当に感謝です。

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『Octopus's Garden』も、リンゴ・スターの持ち味である和やかな雰囲気のボーカルが特徴の楽曲で、本当に好きです。リンゴの歌声を聴くと本当に癒やされますね。

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『Oh! Darling』は、ポールの力強い歌声が印象的です。最初の時点でも力強く感じますが、そこからどんどんと盛り上がっていき、終盤ではさらに張り切ったボーカル、という印象です。

改めて聴いてみると・・・バラードなのですが、ハード・ロック、メタルの要素を感じますね。先日ご紹介した『Helter Skelter』といい、やはりポールはメタルシンガーの始祖のうちの一人と言うことができますね。

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今日はこのあたりにしましょう。おそらく次で「赤盤」「青盤」を聴いていくのは一区切りです。

ご覧いただき、ありがとうございました!