454.小説『おれたち、鶴咲サンクス！』第22話ヨッシーと、ヨッシー。

※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。

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吉野常幸は、よく似た名前の吉田宗幸と、吉田と同じバンドの大井遼司の3人で居酒屋に来た。

「Oi!Oi!Oi!吉野クンはヨッシーって呼ばれてて、吉田クンはダムって呼ばれてるのか～い！？」

「そうですね・・・、僕はヨッシーって呼ばれてます。結構気に入ってます。」

「俺は正直、ダムって呼ばれるのあんまり好きじゃないんだよなぁ。」

「英語のスラング的にも、いい言葉じゃないぞ～い！」

どうやら、あだ名の話題のようだ。

「そういや大井は、あだ名とかないよな。」

「オレは、誰からも大井って呼ばれてるぞ～い！」

「あの・・・、よろしければ・・・。」

「ヨッシー、どうした？」

「吉田さんも、ヨッシーって名乗ったらどうですか？」

「俺もヨッシーになったら、あだ名が被るじゃないか！」

「いいんですよ。お互い被るときは、ヨッシーノ、ヨッシーダとでも呼びましょう！」

「Oi!Oi!Oi!ヨッシーノ、ヨッシーダ、いい響きだぞ～い！」

「OK、それでいこう、ヨッシーノ！」

「いいですね、ヨッシーダさん！」

「さん付けやめてくれよ、ヨッシーノ！」

「僕はさん付けしたいんですよ、ヨッシーダさん！」

「それでは、ヨッシーノとヨッシーダに、乾杯するぞ～い！」

こうして、2人ともヨッシーというあだ名にすることにした。

ちなみに吉野は芋焼酎ロック、吉田はビール、大井はウイスキー・コック（ウイスキーのコック・コーラ割り）を飲んでいる。

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山田隆一公式サイト