431.小説『おれたち、鶴咲サンクス!』第13話 変わりゆく鶴咲
2023/10/14
※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。
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羅門譲は、小学校時代の同級生・佐藤望仁香と鶴丸子公園のベンチに座っていろいろと話している。
「そういやおれ、rock band、ロックバンドやってるんだ。」
「そうなんだね!なんていうバンド?」
「鶴咲サンクスだ。」
「スポーツチームみたいな名前だね!」
「おれは、スポーツは苦手だがな。望仁香は、バドミントンをやってたよな。今も続けてるのか?」
「続けてるよ!鶴咲ミンクスっていう社会人チームに入ってる!・・・、なんか似てるね!」
「鶴咲サンクスっていうband name、バンド名を考えたのはおれなんだが、どこかでミンクスのポスター見かけて影響受けたのかもな。」
「今度ある鶴咲大学の文化祭で演奏することになったんだ。よかったら見に来てくれよな。おれはvocal、ボーカルを担当してる。」
「うわぁ、羅門くんのバンドの演奏見てみたいな!羅門くんの歌も!」
「ぜひ、come、来てみてくれ。」
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続いて、鶴咲の街についての話題になった。
「おれが鶴咲を離れていたのは中学・高校の時期になるわけだが、その間に鶴咲もchange、変わったな。」
「鶴咲駅周辺が、結構再開発進んでるよね!少しの間でだいぶ新しくなったよ!それに対して、江戸時代からほとんど変わらないヴェネツル地区があるからね!」
「ヴェネツル地区は本当に変わんないよな。さっきおれの爺さんがやってる店に行ってきて、昔の写真が飾ってあったんだが、ヴェネツル地区は爺さんが若い頃からほとんど変わってないよ。」
「変わるところもあれば、そのままなところもある。街並みの変化を見届けるのも楽しいね!」
「望仁香はずっと鶴咲だもんな。もっと鶴咲の変化について聞かせてくれ。」
その後も、羅門と望仁香はいろいろ話した。
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「いやぁ、たまたま再会したが、talk、話が盛り上がったな。」
「あんなにおとなしかった羅門くんが、よく喋るようになっててびっくりした!」
「話、楽しかったよ。Thanks、ありがとう、望仁香。」
「SIGN、交換しよう。」
二人はメッセージアプリ『SIGN』の連絡先を交換した。
「文化祭とは言わず、気軽に鶴咲大学にあるスタジオに見学にcome on、来てくれよ!その時は連絡してくれ。おれのバンドメンバー、個性豊かで魅力たっぷりなんだ。」
「今度行ってみようかな!それじゃ、また!」
「See you、また会おう。」
こうして羅門は、路面電車の鶴丸子電停へと向かった。
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つづく
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