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368.【令和5年大相撲9月場所9日目】返り入幕の熱海富士関、幕内で初めての勝ち越しをここで決めた!遠藤関は3連敗からの6連勝!

2023/09/18

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秋場所も9日目となり、勝ち越す力士が増えてきて後半であることを感じますね。本日も様々な一番が繰り広げられましたので、私が個人的に印象に残った取組をご紹介いたします。

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まずは幕下上位、千代の海と、私が住む長崎県出身の對馬洋の一番。これはすぐに對馬洋が突き落としを決めて白星となりました。既に3敗しており後がない状態で、この白星で2勝3敗となりました。今場所の残り2つの相撲にも注目いたします。今年夏場所での4勝7敗で後がない状態からの4連勝での勝ち越しのように、今場所でもあと2連勝で勝ち越しを決めたいところですね。

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続きまして、十両の志摩ノ海関と高橋関の一番では、高橋関の力強い寄り切りが印象に残りました。白星となった高橋関、実に穏やかな風貌をしておりますが、それでいて力強い相撲を取る方ですので、「気は優しくて力持ち」のイメージがありますね。

獅司関と水戸龍関による対戦では、獅司関がよく動きました。ユニークな戦法であることを感じさせますね。やがてもろ差しとなった獅司関の攻撃に水戸龍関はよく耐えましたが、最終的には獅司関が寄り切って白星となりました。獅司関はなんというか、やはり枠にとらわれない相撲を取る方ですね。これで6勝3敗とし、勝ち越しまであと2つです。これからも注目していきたい力士ですね。

6勝2敗・友風関に挑んだのは、7勝1敗・一山本関です。今回は一山本関がよく攻めて寄り切り、勝ち越しを決めました。勝ち越すのは今年初場所以来です。これからも勝ち星を重ねて、再入幕へ近づいていくことを応援いたします。

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続きまして、千代翔馬関と北青鵬関の対戦です。184cmの千代翔馬関は特に小柄ではないのですが、204cmの大柄の北青鵬関と比べるとその身長差は20cm。お互い、身長差を意識したような戦い方を繰り広げていきました。千代翔馬関の下手投げが決まったようにも見えましたが、先に土がついてしまったのは千代翔馬関のほうだったようです。北青鵬関の浴びせ倒しにより、北青鵬関の白星となりました。北青鵬関、これで5勝4敗、白星先行ですね。現役最長身の21歳の若手力士は、これからも相撲界を盛り上げていくことでしょう。

輝関と遠藤関による一番では、序盤は輝関が優勢のように見えましたが、その後遠藤関が自分の流れを作っていき、輝関の攻めを許さずにそのまま寄り切って白星としました。遠藤関、これで3連敗からの6連勝!勝ち越しまであと2勝です。このままさらに連勝を重ねていけるか、注目いたします。

金峰山関と熱海富士関の一番では、熱海富士関が一気に寄り切り!これで返り入幕の熱海富士関、9日目にして幕内で初の勝ち越しです!好調ですので、これからは番付上位陣との対戦も予想され厳しい戦いとなると思われますが、ご健闘をお祈りいたします。

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熱海富士関と同じく1敗としていた高安関は、琴恵光関と対戦いたしました。高安関、すぐに琴恵光関を寄り切り!高安関も勝ち越しを決めました!この高安関、なんと明日は同じく本日勝ち越しを決めた現在のところ幕内の勝ち星トップタイの熱海富士関との対戦が組まれております。10日目時点でのトップ争いが繰り広げられますので、明日の最も注目する取組の一つとなりそうです。

豪ノ山関が挑んだのは、大関・貴景勝関です。貴景勝関、昨日は厳しい一番となりましたが本日は本領発揮しておりました。激しいつっぱりがどんどん決まっていき、豪ノ山関を突き倒しました!これで6勝3敗の貴景勝関は、カド番脱出まであと2勝。さらには、優勝を遂げた今年初場所以来の二桁勝利としたいところですね。これからも注目していきます。

そして結びの一番の、新関脇・琴ノ若関と新大関・豊昇龍関による対戦です。こちらでは、勝敗の見極めが厳しく物言いがつきました。その結果、琴ノ若関の小手投げによる白星となりました。琴ノ若関、これで5勝4敗の白星先行です。更に星を積んでいき、大関昇進の足がかりとしたいところですね。豊昇龍関はこれで6敗目です・・・。まだまだこれからです。巻き返しに期待しましょう。

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いやぁ、本日は特に熱海富士関の勢いを感じましたね。先場所の伯桜鵬関に引き続き、若手ながら優勝争いに絡んでいきそうな予感がします。

明日は早くも10日目です。明日はどのような相撲が観られるのか、楽しみにしております。