354.おはなし『パオロは、いい子こ。』その4 パオロのへやと、『うさぎとかめ』。

※このおはなしは、ほんとうではないおはなし（フィクション）です。小ちいさい子こどもや日本語にほんごを学まなんでいる人ひとたちにもよみやすいよう、かんたんな日本語にほんご、いわゆる「やさしい日本語にほんご」でかかれています。

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夕ゆうごはんをたべたパオロは、じぶんのへやでゆっくりしている。

「やっぱり、ベッドはきもちいいなぁ！」

パオロのへやには、大おおきなベッドや、つくえがある。

本ほんや、ぶんぼうぐがならべられているこのつくえで、学校がっこうのしゅくだいは夕ゆうごはんのまえにすませてある。

「今日きょうは、この本ほんを読もう！」

パオロがよんでいるのは、『うさぎとかめ』だ。パオロは、おっとりしていていろいろなことをはやくすることがにがてだ。だから、このおはなしのかめのようにコツコツとどりょくをかさねていこうとおもっている。

「エミリオはうさぎ、ボクはかめだ！」

なんでもきようにできるエミリオにくらべると、パオロはほんとうにぶきよう。パオロはじぶんでもそのことにきづいて、『うさぎとかめ』をよんでからうさぎをエミリオ、かめをじぶんにあてはめている。

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「おとうさん、おかあさん、そしてルイーザ、おやすみなさい！」

しばらくへやですごしたあと、かぞくにおやすみのあいさつをしてからパオロはねむりについた。

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