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320.【オマリーの六甲おろし】阪神タイガースに在籍したトーマス・オマリー選手の、実に味わい深い歌声。

2023/08/31

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私は、教科書的な歌唱力の高さにとらわれない味わい深い歌声を好むことがあります。

だいぶ前のこちらの記事にて、プロレスラー・藤波辰爾(藤波辰巳)の独自の魅力がある歌声による名曲『マッチョ・ドラゴン』を少しご紹介いたしましたが、今回、新たに味わい深い歌声の楽曲を知ることが出来ましたのでご紹介いたします。

こちらの、『オマリーの六甲おろし』という楽曲です(YouTube Musicの公式音源)。『六甲おろし』の通称で知られる『阪神タイガースの歌』を、1994年当時のプロ野球・阪神タイガースに在籍していたトーマス・オマリー選手が歌ったものです。

1番は日本語の歌詞で歌われております。オマリー選手はアメリカ人ですので、日本語の歌詞を歌うことが難しいのかな、と想像させます。不慣れな日本語の歌詞を一生懸命歌っている姿に心を打たれます。

そして、2番の歌詞は英語です。こちらはオマリー選手の母語のため雰囲気がガラっと変わるのかと思いきや、こちらも1番と変わらない味のある歌声で歌っております。ついつい真似をしたくなる、独自の魅力を持った歌声です。

それにしても、もちろん『六甲おろし』自体が名曲ですね。戦前から現代まで歌い継がれているだけあります。『六甲おろし』の作曲をした古関裕而は、私の地元である長崎が舞台の名曲『長崎の鐘』など様々な名曲を作曲した方です。

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歌を歌う際には、もちろん歌唱力も大事な要素の一つです。しかし、それにとらわれない魅力の歌声もあります。歌は聴く人の心をどう動かすかが重要だと私は考えておりますので、オマリー選手の味わい深い歌声に私の心は動きましたので、ある意味名歌唱だと私は考えます。

1993年生まれの私は、世代的にオマリー選手を知りませんでした。しかし、この歌声により強く印象に残りました。もちろん、この記事を書く時には『オマリーの六甲おろし』をリピートで聴いておりました。

これからも、このようなある意味聴く人の心に残る楽曲をいろいろと探していきます。