315.小説『ありがと~い!』第68話 気軽に調理できる冷凍食品に、ありがと~い!
2023/08/29
※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。
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大井誠は、羅門くんたちとのバンド練習を終えて、帰宅した。
「今日も、無事に帰れたことにありがと~い!」
「今日出会った人々に、ありがと~い!」
「頑張った自分にも、ありがと~い!」
大井は、帰宅後にその時に思いついた感謝を口に出す。
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シャワーを浴びた後、夕食の準備をする。
「今日は、冷凍食品の『コック・ボロネーゼ』を食べるぞ~い!」
『コック・ボロネーゼ』はコック・コーラ社の子会社であるコック・フード社が販売している。電子レンジで加熱するだけでお店のようなボロネーゼ(ミートソース)スパゲッティがいただけると好評だ。スパゲッティはトレイに入っており、トレイごと加熱することで皿もいらない気軽さだ。さらに使い捨てフォークもついている。
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加熱が終わったようだ。
「よし、いただくぞ~い!」
大井はボロネーゼにパルメザンチーズと、これまたコック・フード社のヒット商品であるカライーノ(辛いソース)をかけるのが好きだ。今回ももちろんこの2つをかけている。
「Oi!Oi!Oi!Oi!やっぱりボロネーゼはお~いしいぞ~い!こんなに気軽に調理できるのにお~いしい冷凍食品に、ありがと~い!」
冷凍食品のクオリティは日々向上し続けている。すごい時代になったものだ。
こうして、大井はボロネーゼを食べ終えた。
「明日は羅門クンと、ヴェネツル地区に行くぞ~い!」
ヴェネツル地区とは、大井が住む鶴咲市街にある地区だ。イタリアの水の都・ヴェネツィアを参考にしており、それに日本らしさが加わった独自の街並みとなっている。
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大井は、その後しばらくくつろいでから就寝したのであった。
「今日も一日、ありがと~い。」
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つづく
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