284.【Unreal Engine初心者】UE5.2で思い出す、夜霧のヴェネツィア。
2023/08/13
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私は、特に子どもの頃はゲームで遊ぶことが好きでした。ゲームの中の様々なミッションを解決することなどが、現在の私の思考力の礎の一つになったと考えております。
そして、パソコンで様々なものを作り上げることが好きです。このブログを運営している私個人の公式サイトも、HTMLやCSSといった言語を中心に自ら作り上げたものです。
最近、Epic Gamesにより開発された『Unreal Engine』というゲームエンジンに興味を持ちました。(以下、Unreal EngineをUEと表記いたします。)
こちらは、『ドラゴンクエスト』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズの一部の作品など実際に販売されているゲームにも用いられるような本格的なものです。
プロ向けの本格的なものながら、一個人でも無料で利用することができると知り、試しに触ってみようと思いダウンロードしてみました。無料で利用できる上に、100万米ドル未満の売上であれば商用利用も無料で可能だということで、太っ腹さを感じます。一個人にとって100万米ドル(2023年8月13日現在で約1億4500万円)を売り上げるのは大ヒットですので、実質ほとんどの方が無料で利用できることになります。
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さて、現在はYouTube上のチュートリアル動画などを頼りに、基本的なUEの操作方法などを勉強中です。最新バージョンであるUE5.2(5.2.1)を使用しています。
Epic Gamesのマーケットプレイスでは、UEに使える様々な素材が販売されております。無料で使える素材も多くあり、月替りで無料になるものもあるようです。
その中からなんと、私が留学に行った街であるヴェネツィアを再現した素材が今月限定で無料になっておりました。(※2023年8月が無料ですので、それ以降は有料化すると思われます。ご注意ください。)
これは、私にUEを学べという意味だと勝手に捉え、この素材を使いながらUEの使い方をゆっくり学んでおります。
こちらのデモ動画からわかるように、この素材はヴェネツィアの街並みを本当によく再現しています。ヴェネツィアに留学していた私は、懐かしい気持ちでいっぱいになります。
私は、ヴェネツィアで夜霧がきれいに見えた夜が印象に残っております。上の写真は、その際に撮影したものです。夜霧の中、水に浮かんでいるゴンドラたちは、非常に幻想的です。
ということで、先ほどのヴェネツィアの素材を使ってこちらの風景を作成してみました。太陽の位置、霧の位置、街灯の明るさなど本当に様々な要素を調節して作成することができます。これほど使い勝手が良いものが無料で使えるなんて、過去の人々からしたらあり得ない時代になったものですね。
このように、角度も自由自在です。
太陽の位置をうまく調節して、ゴンドラに当てることもできます。
空や雲の具合といい、リアルですね。
こういう橋の感じとか、本当に懐かしいです。ヴェネツィアに留学していた頃を思い出し、懐かしい気持ちでいっぱいになりながら、UEを学ぶことができております。
空や霧の調節方法を解説したYouTube動画がありましたので、ご紹介いたします。私もこの動画で紹介されている「ExponentialHeightFog」で霧を調節し、夜霧を演出しました。
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今回は静止画でご紹介いたしましたが、UEでは動画はもちろん、ゲームを作成することもできます。将来的にはゲームも作れるようになりたいものです。
慣れてきたらまずは、私がよく撮影している長崎市の眼鏡橋を再現してみようと思います。