264.小説『ありがと~い!』第44話 良い紹介を、ありがと~い!
2023/08/04
※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。
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大井誠は、大学で同級生のカップル・佐藤虹大くんと武谷弘奈さんと3人で学食で昼食を食べている。
「Oi!Oi!Oi!Oi!Oi!やっぱり信じられないぞ~い!」
この2人とは知り合いだったのだが、お互いが交際中だということは全く知らなかった。大井は、今も驚いている。
「大井、相変わらずすごい驚きようだな!」
「大井くん、そんなに意外だった?」
「だって、2人とそれぞれ知り合いだったのに気づかなかったぞ~い!」
こういった微笑ましいやり取りをしながら、食べ進めていく3人。
「大井、俺の弘奈と同じメニューじゃないか?これはどういうことだ?」
「偶然だぞ~い!うどん好きだし、日替わり定食なんでオトクだぞ~い!」
「そうよ、偶然だから安心して。」
大井と武谷さんは、うどんの話題で盛り上がったところに日替わり定食にうどんがあったので、一緒に日替わり定食を注文しただけだ。
「それにしても虹大、カレー好きだよね。」
「おう!毎日カレーでもいい!」
今もカレーを食べている佐藤くんは、カレーが大好きなようだ。
「そういや大井、そのOi!っていう喋り方は元ネタとかあるのか?」
「あ、それは、オレが大井っていう苗字なのもダケド、イギリスにOi!っていうパンク・ロックの文化があるらしくて、ソレを知って気に入ったから使ってるぞ~い!」
「パンク・ロックが元ネタなのか・・・、俺の知り合いに、音楽サークルでパンク好きなやついるけど、紹介しようか?」
佐藤くんは、人脈が幅広い。いろいろな人と知り合いなので、こうやって人と人とを結びつけるのが好きだ。
「オレ、Oi!に興味持ってるケド、パンクあまり詳しくないカラいろいろ教えてほしいぞ~い!是非紹介してほしいぞ~い!」
「OK、後でそいつに連絡しとくわ!」
「良い紹介を、ありがと~い!」
こうして大井たちは学食を食べ終え、3限の授業に臨むのであった。
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つづく
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