259.【活動報告】南山堂『治療』8月号に寄稿いたしました【僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。特別編】
2023/08/01
※本記事で登場する「発達障害」と「発達症」は同じ言葉の表記ゆれです。
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今回は、私の活動報告をいたします。
南山堂の『治療』という雑誌の8月号に寄稿いたしました。
こちらの『治療』は、普段から身近な存在として患者の心身を総合的に診る医師である、いわゆるプライマリ・ケア医向けの雑誌です。
この8月号では『発達障害×慢性疾患』という特集が組まれており、私も当事者の立場から寄稿させていただきました。
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こちらのリンクからアクセスすると、『治療』8月号の詳細をご覧いただけます。私は、2つの企画に関わっております。
まずは、『プライマリ・ケア医が発達症診療に向き合うために』というタイトルの座談会を、杏林大学医学部精神神経科所属の医師であり、『治療』8月号の編集幹事を務めている今村弥生先生と、聖マリアンナ医科大学の総合診療内科所属の医師である相原茉里先生のお二方と、3人でZoom上でディスカッションをした様子が文章として掲載されております。
このディスカッションが実施されるまで、私はプライマリ・ケアという言葉をよく理解していませんでした。しかし、実際にプライマリ・ケアに関わる医師のお二方とディスカッションをする中でプライマリ・ケアについて少しは理解が深まりました。
逆に私からお二方にも、当事者としての考えを共有できたのであれば幸いです。
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もう1つ、『発達症当事者が生活で困難を抱え得ることの一例』というタイトルでコラムを執筆いたしました。本ブログの連載『僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。』で普段から述べているような、私が抱えている特性によってどのような困難が起こりうるかについて考察しております。
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今回の『治療』8月号に携わることで、プライマリ・ケア医の方々にも「発達障害・発達症」の分野に関心が集まっていることがわかりました。
様々なタイプの患者を幅広く診ることになるプライマリ・ケア医の皆さまですから、私が今回の企画でも述べた、この社会には「いろいろな人がいる」ことをご理解いただくことが大事だと思われます。
私の考えが、様々な患者に対応するために日々奮闘するプライマリ・ケア医の皆さまのご参考に少しでもなったのであれば幸いです。編集幹事の今村弥生先生や南山堂の皆さまをはじめとする、本企画に関わった皆さまに、改めましてこちらでも感謝を申し上げます。
本記事で『治療』8月号にご興味を持った方は、是非こちらのリンクからアクセスして詳細をご確認いただき、実際に手にとってご覧くださいませ。