257.小説『ありがと~い!』第41話 応援、ありがと~い!
2023/08/01
※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。
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大井誠は、おばあさんからいただいたカステラを家に置きに戻り、再び家を出た。現在の時刻は、8時32分だ。授業開始は8時50分。大学までは10分で着くのだが、ギリギリになりそうだと不安が募るため、大井は早歩きで大学へと歩き始めた。
「大井くん、今度こそ、行ってらっしゃい!」
「大家サン、今度コソ、行ってきま~す!」
大井は大家さんに挨拶し、早歩きを始めた。
「(Oi!Oi!Oi!早歩き、意外ときついぞ~い!)」
大井は、昨日の朝にも無理な運動をし、その影響もあり筋肉痛がある。その中での早歩きは、大変だ。
「(喉乾いたぞ~い!)」
大井は自動販売機を見つけたので、『コック・コーラ』を購入した。
「(O~i!やっぱりコックコーラはおいしいぞ~い!昨日も観たあのCMソングが頭の中で流れてるぞ~い!)」
こうして、大井は早歩きを進めていった。
「あ、大井くんおはよう!」
大学で同じ授業を受けている武谷さんと遭遇した。
「武谷サ~ン!おはよ~い!」
「2限の授業のときは、よろしくね!」
「ほ~い!」
急いでいない様子から、武谷さんは1限には授業が入っていないようだ。
「大井くん、1限ファイト!」
「ありがと~い!」
武谷さんからエールを貰った大井はその後も早歩きで移動し、授業開始10分前の8時40分に大学に到着したのであった。
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つづく
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