227.【令和5年大相撲7月場所11日目】名古屋場所も、終盤戦に。
2023/07/19
※私は相撲に本格的な興味を持ったばかりのため、表記などに誤りがある可能性がございます。温かい目で見守っていただけると幸いです。相撲初心者ならではの視点をお楽しみください。
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名古屋場所も11日目になり、終盤戦となりました。本日も様々な一番を観ることができました。その中でも私が印象に残ったものをご紹介いたします。
まずは幕下の高橋が、長崎県出身の十両・對馬洋関に挑んだ一番です。高橋が勢いよく對馬洋関を押し出し、すぐに決着が着きました。これで高橋は4勝となり勝ち越しとなりました。おめでとうございます。二所ノ関部屋の有望株のうちの1人として名前が挙がっている力士ですが、師匠の二所ノ関親方(第72代横綱・稀勢の里関)のようにほんわかした雰囲気を持っていることを感じます。将来、番付をどんどん上げていけるよう応援いたします。対する對馬洋関は黒星となりましたが、引き続き名古屋場所での様子を見守ります。
続いても十両、輝鵬関と天空海関の一番ですが、天空海関の浴びせ倒しが華麗に決まり、天空海関の白星となりました。浴びせ倒された輝鵬関は、膝を気にしておりました。あと1勝で勝ち越しという場面で、左足を痛めることとなった輝鵬関。大事に至っていないことを願います。
玉正鳳関は大奄美関相手に寄り切りを決め、8勝3敗の勝ち越しとなりました。一時期8勝1敗の好成績だった大奄美関もこれで8勝3敗で並びました。勝ち越した上で、さらに星を積み上げることも簡単なことではありませんが、両者とも今後どれだけ白星を増やせるか、見守っていきます。
欧勝馬関と友風関の一番では、友風関の鮮やかなはたき込みにより、友風関が白星をあげて9勝2敗となり、十両の単独トップを独走する構図となりました。十両の優勝争いのメンバーが、そろそろ絞られて来ることとなりました。
本日の一山本関は千代の海関相手に安定感のある相撲を見せて、押し出しにより白星をあげて、3連勝となりました。一時期休場しておりましたが、再出場後の3連勝となり、本調子に近づいてきているのかな、と推測いたします。これからも勝ち星を少しでも増やせるよう、応援いたします。
そして十両筆頭の熱海富士関は白鷹山関に寄り切りを決めて勝利し、同じく十両筆頭の輝関も東龍関相手に両差しの体制で寄り切り、白星を決めました。これで十両筆頭の2人の力士が8勝3敗で並び、同時に勝ち越しを決めました。このお二方も、優勝争いを繰り広げていくことが推測されます。これからも応援いたします。
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幕内では、まずは熊本出身の佐田の海関と、宮崎出身の琴恵光関による、九州勢対決です。琴恵光関が両差しの体制になり、そのまま佐田の海関をすくい投げて、琴恵光関の勝利となりました。これから11月の九州場所を是非現地で生観戦したいと思っておりますので、地元九州勢の力士たちのご活躍を、目に焼き付けておきます。
続きまして、大関経験者の髙安関と、新入幕の伯桜鵬関による一番です。伯桜鵬関が気合いの入った相撲で髙安関を送り出して白星。これで、伯桜鵬関は新入幕にして勝ち越しを決めました。おめでとうございます。この勢いでこれからも前頭上位、三役と番付をどんどん上げていけるよう、応援いたします。
同じく新入幕の豪ノ山関は、阿武咲関との一番に臨みましたが、序盤は豪ノ山関の勢いを感じる相撲でしたが、阿武咲関に逆転され、すくい投げにより阿武咲関の白星となりました。これで豪ノ山関は6勝5敗。最初の5日に5連勝を決めましたがそれから勝ち星が伸びず、幕内の厳しさを痛感していることでしょう。残り4日で2勝すれば勝ち越しです。勝ち越しに向けて、応援いたします。
そして長崎県出身の平戸海関と、隆の勝関による取組では、隆の勝関による力いっぱいのつっぱりが目立ち、平戸海関を押し出しました。これで隆の勝関は6連勝で、最初の5日間の5連敗を取り返すような戦いを見せています。私の名前の「隆」の字が四股名にあることから、親近感があります。かつてはチェコ出身の元幕内・隆の山関という力士もいたようで、私の名前に似ているため当時から知っていたら特に応援したことでしょう。
その次は、昨日までで9勝1敗の素晴らしい活躍を見せている錦木関と、こちらも好調で8勝2敗としている遠藤関の一番です。錦木関が一気に寄り切り、10勝1敗となり今場所の二桁勝利一番乗りです。まだ言及するのは早いのかもしれませんが、錦木関の優勝に向けて応援したい気持ちがどんどん強くなっていきます。それだけ今場所は素晴らしい相撲を取っています。遠藤関は破れ、8勝3敗としましたが、より多く勝ち星を伸ばせるよう、これからも応援いたします。余談ですが、錦木関の四股名「にしきぎ」は全てい段の音なので発音していると自然と笑顔になる四股名だということに気づきました。これからも笑顔で錦木関の活躍を見届けます。
3関脇はまず、豊昇龍関が同じくモンゴル出身の玉鷲関との一番に臨みました。昨日小結・琴ノ若関に破れ痛い黒星となった豊昇龍関は、本日は玉鷲関相手に猛攻し、押し出して白星として9勝2敗になり、大関昇進に向けて確実に進んでおります。
そして昨日までで9勝1敗で好調の北勝富士関が、関脇・若元春関に挑みました。序盤は北勝富士関が圧倒する流れとなりましたが、段々と若元春関に流れが向いていき、寄り切って若元春関の白星となりました。これで若元春関、勝ち越しです。北勝富士関が破れたことにより、錦木関が単独トップの10勝となりました。これから、どのような優勝争いが繰り広げられていくのか、見届けます。
結びの一番は、関脇・大栄翔関が新大関・霧島関に挑む形となりました。霧島関が新大関としての意地を見せた相撲で大栄翔関をはたき込み、5勝4敗2休といたしました。勝ち越しまであと3勝です。途中出場したからには勝ち越して、カド番を回避したいという強い思いが伝わりました。大栄翔関はこれで8勝3敗となり、大関昇進が遠のく形となりました。
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だんだんと勝ち越す力士が増えてきて、終盤戦に差し掛かっていることを感じます。明日・12日目からは休場していた朝乃山関が再出場するということですので、こちらにも注目いたします。
これからも、力士たちのご活躍を見守っていきます。