186.【五島列島方言】ごっつは、ごっつうまかっちょ。【五島列島の食べ物】
2023/07/03
私は両親が五島列島出身で、私自身も母の故郷である上五島で生まれたこともあり、五島列島の方言に関心があります。
今回は、「ごっつ」という方言を特集いたします。
関西のあたりにお住まいの方には馴染み深い三文字だと思いますが、五島列島方言(五島弁)では、関西弁とは全く違う意味合いで用います。
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今回の記事のタイトルの意味は、「ご馳走は、とても美味しいな。」といった意味合いです。
五島弁では「ごっつ」は、「ご馳走」という意味です。全国的には関西弁の「とても」といった意味合いの「ごっつ」のほうが有名だと思いますが、このように全く違う意味となります。「ごっつよ~!(ご馳走よ~!)」「ごっつたい!(ご馳走じゃないか!)」という感じに用います。
したがって、今回の記事のタイトルは五島弁と関西弁を混ぜたものとなっています。同じ言葉で面白いので組み合わせてみました。これを全て五島弁にすると、「ごっつは、ざぁまうまかっちょ。」となります。
こちらの記事でもご紹介したように、「ざぁま」は「とても」「たくさん」など程度が大きい様を指しますので、関西弁でいう「ごっつ」と対応するわけです。
今回ご紹介した「ごっつ」のように、同じ発音でも地域が違うと全く異なる意味がある単語があることは、本当に興味深いです。方言や語学は、本当に奥が深い。
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最後に、五島列島の食べ物をいくつかご紹介いたします。以前の記事と重複するものもありますが、改めてご紹介いたします。
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1.五島うどん
五島列島といえば、五島うどんが有名です。細麺で、よく出汁に絡むため、ざぁまうまかっちょ~!いろいろな食べ方がありますが、私は生卵にめんつゆを入れたものにネギや鰹節なども入れて、その中に麺をくぐらせていただくことが好きです。わさびや生姜、にんにくなど気分で薬味を調節するのも美味しいですね。
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2.かっとっぽ
かっとっぽも、ざぁまうまかです。かっとっぽとは、ハコフグの身と味噌などを混ぜたものを、再びハコフグの中に入れて焼いた料理です。初めて食べた時には本当に美味しくて感動いたしました。
ハコフグはさかなクンの頭に乗っている帽子の魚としても知られています。あれだけ魚に詳しいさかなクンが愛する魚なだけあって、外見の可愛さはもちろん、味も素晴らしいハコフグです。
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3.かんころ餅
「かんころ」とはサツマイモを薄く切り天日干しにしたものです。この「かんころ」と餅を混ぜ合わせたものがこのかんころ餅です。かつては保存食として作られていたものなのですが、現在は名物としてお土産などとしても販売されております。
サツマイモが練り込んであることにより独自の食感と味わいは、たまに食べたくなる味です。私はオーブンで加熱していただくのが好きですが、他にもいろいろな食べ方があるようです。
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今回は、「ごっつ」という方言を中心に、五島列島方言と食べ物をご紹介いたしました。
私自身、生まれは上五島なのですが育ちは長崎市で五島列島に在住していたわけではないため、生まれた場所に興味を持ちいろいろ調べた上で記事を作成しております。したがって、間違いがあるかもしれませんので、ご注意ください。
これからも、五島列島についての記事を執筆していきます。