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65.ざぁま、みじょか。~上五島は、ふるさと~

2023/04/21

突然の方言、失礼いたします!これは私が生まれたふるさと、五島列島の上五島の方言で、「とても、かわいい。」といった意味合いです。「ざぁま」が「たくさん」「いっぱい」といった程度の大きさを指す単語で、「みじょか」が「かわいい」「愛らしい」といった意味合いの単語です。

前回の記事にて上五島の話題が少し出ましたので、今回は上五島について書こうと思います。

ほとんどの皆さまがご利用だと思われるLINEですが、本日はそのLINEスタンプで知った上五島のかわいいキャラクターをご紹介いたします。

こちらのLINEスタンプの、「あミ~ご」です。三毛猫と、あごだしなどで知られるあご(トビウオ)をモチーフにした、ざぁまみじょかキャラクターです。上五島の方言を使っています。

こちらの「あミ~ご」の着ぐるみも、ざぁ~まみじょかっちょ~!新上五島町の公式キャラクターなので、上五島に行く船や、上五島のグッズなど、様々なところに使われています。こちらのニュース記事では、同じく新上五島町の公式キャラクターの「みことちゃん」と一緒にいます。こちらもみじょかばい。

かくいう私は、生まれは上五島でも育ちは長崎市内なので、この方言がほとんどわかりませんでした。なので、上五島で生まれ育った母に「こい、どがん意味かな?(これ、どういう意味かな?)」などと尋ねたことを覚えています。上五島の方言自体が本当に、みじょかと思います。

長崎市内で育ったので長崎弁のほうがよくわかりますが、上五島の方言も魅力があるので、次に上五島に行ったときには親戚の人々と話せると良いですね。

2015年に新上五島町の頭ヶ島天主堂を訪れた際の写真。遠くから撮影。

こちらは、上五島で生まれ育った母と一緒に2015年に頭ヶ島天主堂を訪れた際の写真です。この後、世界遺産に登録されたこともあり観光客の増加で、訪問の際は事前連絡が必要になったそうです。最近、五島列島の知名度がどんどん上がっているのを感じます。都会からの移住者も増えているようです。たしかに、五島に行くと心がやすらぎます。

2015年に新上五島町の頭ヶ島天主堂を訪れた際の写真。近づいて撮影。

近くからもう1枚。レンガ造りで美しいです。

2015年に新上五島町の海の写真。

こちらはその日の海の写真です。ざぁまきれかっちょ!(方言、これで合ってるのかな)

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今回は、『瞳を閉じて』という楽曲を紹介します。こちらは、ユーミン(荒井由実・松任谷由実)の1974年の『MISSLIM』というアルバムに収録されている楽曲です。こちらの楽曲は、五島列島の上五島の南にある五島市の奈留島の高校の生徒がラジオ番組に投書したことにより生まれた楽曲です。現在でも現地の長崎県立奈留高等学校では、愛唱歌として歌い継がれています。なんと!校歌のほうを作詞したのは『憧れのハワイ航路』や『港町十三番地』、『矢切の渡し』など様々な名曲の作詞をした石本美由起なんですね!この方の作詞家デビュー作『長崎のザボン売り』も名曲です。(ご年配の方もしくは歌謡曲好きにしかわからないですね、失礼いたしました!)

私はこの『瞳を閉じて』を、高校1年生の頃の音楽の授業で知りました。当時の音楽の先生が、長崎県にゆかりのある楽曲として紹介しました。今思い返せば、あの先生は年代的に荒井由実時代からリアルタイムでユーミンの楽曲に慣れ親しんだ世代ですね。この『瞳を閉じて』をみんなで合唱しましたが、当時の感性ながら良い曲と思い、印象に残っていました。

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この記事から、「方言」カテゴリを作成してみました。語学が好きな私は、各地の方言も好きです。仮に他の場所に住むことになったら、その現地の方言を習得しようと試みることでしょう。標準語化が進み、方言は年々薄れていっていますが、私は標準語も方言もどちらも尊重し、方言も残していきたいと考えます。こちらで書く記事もほとんど標準語ですが、全編にわたって方言の記事を書くのも面白いかもしれませんね。

2023/10/04 追記:私が生まれ育った上五島をご紹介する『上五島は、ざぁま良かとこ。』を本ブログ内で連載しております。よろしければこちらもご覧くださいませ。