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176.【バディ・ホリー】ビートルズの名前の由来の一つとなったバンド・クリケッツを率いて、22歳の若さで伝説となったミュージシャン。

2023/06/28

※私は専門家ではなく、一人のただの音楽好きです。記事は個人的感想で、間違いもあるかもしれませんので、ご了承いただけると幸いです。

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今回はこちらの記事で少しご紹介したアメリカのバディ・ホリーというミュージシャンについてより詳細にご紹介いたします。

私は、ビートルズの影響で熱心にいろいろな音楽を聴くようになりましたので、ビートルズがどのようなミュージシャンの影響を受けたのか興味を持っていろいろなミュージシャンを知ることとなりました。

その中でも特に興味を持ったのが、このバディ・ホリーという方です。1950年代に活躍し、1959年にわずか22歳の若さで飛行機事故によりこの世を去った伝説のミュージシャンです。

ある程度上の世代の方であれば、JITTERIN'JINNの『プレゼント』という楽曲の歌詞に登場する方ですので、名前だけならご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

それでは以下から、バディ・ホリーについてご紹介いたします。

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まず私が衝撃を受けたのは、バディ・ホリーの見た目です。私はかつてロックンロールには不良のイメージを持っており、ライダースジャケットに色落ちしたジーンズなど、激しい威圧感のある風貌のミュージシャンが演奏をしているイメージがありました。

しかし、バディ・ホリーは太い黒縁眼鏡にスーツを着たおとなしく、不良には見えない風貌で演奏をしていたのです。典型的なロックンロールミュージシャンの風貌もカッコ良くて好きなのですが、バディ・ホリーのような見た目のロックンロールミュージシャンもこの時代にいたのか、と衝撃を受けました。

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次に、バディ・ホリーの歌声について述べます。歌声にも独自性を感じます。耳に残る、魅力的な特徴のある声です。しゃっくりをするように歌う、いわゆる「ヒーカップ唱法」という歌い方も特徴です。『上を向いて歩こう』で坂本九もこのような歌い方をしていますが、坂本九がバディ・ホリーの影響を受けたのかは明らかではないようです。

私は音域が低いのですが、バディ・ホリーの声はそれほど低くは聞こえないのですが歌ってみると低く、歌いやすいので、この「ヒーカップ唱法」を真似しながら歌うと気持ち良いです。

余談ですが、歌声って同じ音域でも細い声だと高く、太い声だと低く聞こえますよね。聴いてみると歌えそうな曲でも以外と高い音域で私が歌うと音が外れてノックアウトするのは、よくある話です。

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そしてバディ・ホリーの素晴らしさは、曲調の幅広さです。ビートルズが登場する前の時代の1950年代で激しいロックンロールからしっとりとしたバラード、明るいポップソングなど様々な曲調があり、この時代なのに本当にすごいなと感心させられます。

他の人に書いてもらった曲もありますが、クリケッツのメンバーで書いた曲もいくつもあり、作家ではなくバンドメンバーがこの時代に自ら曲作りをしていたことも革新的です。

バディ・ホリーは、クリケッツというバンドを率いていました。クリケッツはコオロギという意味なので、これにあやかってビートルズ(カブトムシ)というバンド名が命名されたというエピソードは有名です。ビートルズも本当に曲調が幅広く、またメンバーが自ら曲を書くバンドですが、バディ・ホリー率いるクリケッツの影響をこういうところからも受けているのかもしれません。

こちらの記事では、バディ・ホリーが単独で作詞作曲をした『Words of Love』という楽曲をビートルズがカバーしておりますので、この楽曲をご紹介しております。

ここからは、私が個人的にお気に入りのバディ・ホリーの曲をいくつかご紹介いたします。

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1.Everyday

まずは、『Everyday』です。この記事を書くにあたって久しぶりに聴いてみたのですが、イントロから優しさ溢れる曲調で、思わず涙が溢れてきました。

「Goin' faster than a roller coaster」のフレーズが発音していて本当に気持ち良いです。純粋な恋心を描いた歌詞も、にも、温かい気持ちにさせられます。

鈴のような優しい音色の楽器は、チェレスタという鍵盤楽器のようです。

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2.Peggy Sue

次は、『Peggy Sue』という楽曲をご紹介いたします。

この楽曲のお気に入りの部分は、何と言ってもドラムです。安定感があるわけではない音色が、豊かな人間味を与えており、非常に味のある演奏で好きです。

歌詞の中で登場するペギー・スーという女性への気持ちが揺れ動く様が、このドラムで描かれていると個人的には解釈しております。

またバディ・ホリーによる「Pretty, pretty, pretty, pretty」の単語の連呼の歌い方が本当に味わい深いです。この時代にしてこの表現力には革新性を感じます。

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3.Listen to Me

この『Listen to Me』も本当に好きな楽曲です。イントロのフレーズやドラムのリズム感から一気にこの楽曲の世界観に招待されます。

間奏の、歌声とはまた違うバディ・ホリーの囁くように語る声がまた、魅力的なのです。ダブルボーカルでしょうか、コーラスのようになっている『Listen closely to me』のフレーズのハーモニーが鳥肌ものです。

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4.Oh, Boy!

この『Oh, Boy!』は、とにかくノリの良い曲調ですね。この曲を聴いていると、身体を動かさざるを得ません。

バディ・ホリーによる力強い歌声はもちろん、コーラスの方々の歌声がこの楽曲をより印象づけるものとなっています。

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5.Not Fade Away

『Not Fade Away』は、ローリング・ストーンズがカバーした楽曲としても知られております。ストーンズのバージョンも本当に好きです。

この楽曲は何と言っても、カッコいい。クールな曲調です。特徴的なリズム感は、ボ・ディドリーというミュージシャンの影響を受けた『ボ・ディドリー・ビート』だと言われております。

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6.That'll Be the Day

最後にご紹介するのは、『That'll Be the Day』です。この楽曲もカッコいい系の曲調です。

間奏のあたりなどは、特にロックンロールを感じますね。バディ・ホリーの歌声は、どちらかといえば「かわいい」系統だと私は感じますが、その声でこのような「カッコいい」楽曲を歌う、そのギャップが素晴らしいです。

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他にも好きな楽曲はあるのですが、このあたりにいたします。今回は、私が好きなミュージシャンの一人である、バディ・ホリーについてご紹介いたしました。

バディ・ホリーは1959年2月3日、『音楽が死んだ日』と呼ばれた飛行機事故により22歳の若さでこの世を去りました。

この事故では他にも、誰もが一度は聴いたことがあろう名曲『La Bamba』で知られるリッチー・ヴァレンスがわずか17歳の若さで、そして『Chantilly Lace』などのヒット曲で知られるビッグ・ボッパーが28歳の若さでこの世を去っています。

これからも音楽界に大きな貢献をしていくはずだったミュージシャンが一気に3人もいなくなった当時のアメリカは、衝撃が大きかったことでしょう。

バディ・ホリーが60年代もご存命だったら、クリケッツというバンド名を参考にするくらいに影響を受けたビートルズとも共演していたかもしれないと考えると、残念です。

しかし、ミュージシャンがこの世を去っても、楽曲はずっと残り続けます。私のように、遠い未来に生まれた世代の人々にも、新たなファンが生まれ続けるのです。

素晴らしい楽曲を、ありがとうございます。