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96.【約1年間留学者が作成】ヴェネツィアおすすめ散歩コース①【王道観光地を巡る】

2023/05/13

Ciao!(こんにちは!)私は、2015年から約1年間、イタリアのヴェネツィアという街に留学していました。「水の都」として知られ、世界でも有数の観光地の1つです。街自体が世界遺産に登録されており、本当に綺麗な街並みで、何度歩いてもうっとりします。

世界が日常を取り戻しましたので、海外旅行に出かける方も多いと思われます。したがって、今回は私なりのヴェネツィアおすすめ散歩コースを作成してみましたので、よろしければご覧くださいませ。

なお、ヴェネツィアの街はものすごく入り組んでおり、間違いなく迷います。約1年間住んでいた私でも、ずっと迷っていました。迷いながら歩くのも、旅の醍醐味だという心構えで歩いていただけると幸いです。

今回の散歩コース①は、『ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅』から『サン・マルコ広場』付近へのルートです。

ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅からの、虹の写真。

トップページでもおなじみのこの写真は、このサンタ・ルチーア駅付近で撮影したものです。こちらから出発いたします。当時は今ほど写真に興味がなかったため、写真は少ししかございませんが、ご了承ください。写真をご覧になりたい方は、このマップのそれぞれのGoogle Mapのリンク先にて各地の写真をご覧いただけると幸いです。それぞれの場所の名称は、Google Mapでの表示に準拠いたします。

それでは、この地図の左側にあるサンタ・ルチーア駅から順番に進んでいきます。まず、『Santa Maria di Nazareth Church』という教会が見えます。ヴェネツィアはキリスト教における重要な街の1つであり、至るところに教会があります。

更に進んでいくと、『サン・ジェレミア教会』があります。このように、本当にたくさんの教会があります。この教会の近くに、『グーリエ橋』がありますので、これを渡ります。ヴェネツィア本島は小さな島が組み合わさってできていますので、このように橋も至るところにあります。

この『グーリエ橋』を渡ってまっすぐ大きな道を進んでいきます。しばらくして右に曲がると、『Casino of Venice』があります。1638年に作られた世界最古のカジノと言われている場所です。

再び大きな道を戻り、『Ponte Sant'Antonio』を渡ります。しばらくまっすぐ歩き、もうひとつ橋を渡ると、左側に『Supermercato Coop』、つまり『スーパーマーケット・コープ』があります。こちらの記事でも少しご紹介いたしましたが、イタリアにもコープがあるのです。当然ながら海外なので、日本のコープとは異なる品揃えを休憩がてら楽しむのも良いですよ。

コープの近くには、『Chiesa Parrocchiale di San Felice』という教会があります。San Felice、San(サン)は聖、Felice(フェリーチェ)は幸せという意味です。フェリーチェ、好きな単語の1つです。名前の響きが日本のお菓子・『フルーチェ』に似ていることに今気づきました。調べてみると、こちらはフルーツと、イタリア語でお菓子を意味する『Dolce(ドルチェ)』を組み合わせた造語だそうです。やはりイタリア語が絡んでいましたね。

余談はさておき、先に進みます。近くにある橋も、『Ponte S. Felice』という名前で、すなわち『聖なる幸せの橋』という意味合いになり、縁起が良いですね。

更に進んでいくと、『Chiesa Cattolica Parrocchiale dei Santi Apostoli』という新たな教会があります。この教会の向かい側にある『Ponte dei SS Apostoli』という橋を渡ります。続いて、『Ponte dei Zogatoli』という橋を渡ります。このあたりは本当に道に迷いやすいと思います。地図を見ながらでも、うまくたどり着くことは簡単なことではないでしょう。私も久しぶりに訪れた際は、堂々と道に迷いたいと思います。

この付近には、『Chiesa di San Giovanni Crisostomo』という教会があります。更に進むと、『Ponte de l'Ogio』という橋がありますので、こちらを渡ります。

しばらく進むと、『Statua di Carlo Goldoni』という18世紀に活躍したヴェネツィア生まれの劇作家・カルロ・ゴルドーニの像があります。

夜霧のリアルト橋。

カルロ・ゴルドーニの像の近くには、ヴェネツィアで最も有名な橋である、リアルト橋があります。写真は、こちらの記事でも紹介した、夜霧が綺麗な日に私が撮影したリアルト橋です。橋付近はもちろん、橋の中にも様々なお店があります。

リアルト橋付近を楽しんだ後は、次の目的地へ向かうために橋の向こう側ではなく、カルロ・ゴルドーニ像のほうへ戻ります。『サン・サルヴァドール教会』という教会のほうへと向かいます。

続いて、『Ponte de le colonne』という橋を渡ります。このあたりも本当に道に迷いやすいです。本当に入り組んだ街並みですので、誰でも道に迷い得るため、道に迷った際はどうかお気になさらないでくださいませ。

こうしてこのマップ上の『Citypass Venezia Unica (Tourist Information)』という観光案内所を抜けると、鳥肌がすごいことでしょう。こうやって記事を執筆して思い出しているだけでも鳥肌が立ってきます。

昼間のサン・マルコ広場、厳密にはサン・マルコ小広場。 夜霧のサン・マルコ広場。

ヴェネツィアで最も有名な場所である、サン・マルコ広場です。本当に美しい広場で、何回訪れても鳥肌が立っていたことを記憶しています。写真は、昼間に撮影したものと、夜霧の際に撮影したものです。

この広場には、『サン・マルコ寺院』や『ドゥカーレ宮殿』など、ヴェネツィアの歴史を語る上で重要な建物があります。

夜霧のため息橋。

近くには『ため息橋』と訳すことができる『Ponte dei Sospiri』という橋があります。こちらも夜霧の際に撮影したものですが、その美しさで別の意味のため息が出ますね。

そして近くには『王の庭園』と呼ばれる庭園があり、その近くには『ハリーズ・バー』という有名な飲食店があります。日本のミュージシャン・加藤和彦のアルバム『VENÉZIA』にも、『ハリーズBAR』という曲名でこのバーが登場しています。当時の妻である安井かずみと共にヴェネツィアに滞在し、安井かずみが現地で書き上げた詞に後ほど加藤和彦が曲をつけて制作したアルバムだそうです。イタリア音楽の要素もあり、この夫妻が肌で感じたヴェネツィアを知ることができる、名作アルバムです。

そしてこの『ハリーズ・バー』の近くにある、ヴァポレットと呼ばれる水上バスの『S. Marco』というヴァポ停(バス停みたいに呼びたい私が勝手に作った造語です)にたどり着いたところで、今回のマップを終わりといたします。

この『S. Marco』ヴァポ停から、出発地であるサンタ・ルチーア駅前にある『Ferrovia』ヴァポ停や、本土へ通じるバスなどが運行するローマ広場にある『P.le Roma』ヴァポ停など、主要なヴァポ停に行くことができます。

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今回は、私が約1年間留学したヴェネツィアの散歩コースをご提案するという、新たな試みをいたしました。最初は王道ど真ん中の観光地であるサン・マルコ広場やリアルト橋を通るコースにいたしましたが、こちらに約1年間在住していた私は、地元の人ならではの場所もいろいろ思い出深い場所がありますので、今後そちらもご紹介できればと思います。

もしヴェネツィアを訪れようと考えている方で、気になることなどがございましたら、是非こちらからお気軽にご連絡ください。

それでは、Arrivederci!(またお会いしましょう!)