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76.アンマーの意味は、沖縄の方言で「お母さん」。

2023/04/29

最近、沖縄旅行に行ってきたため、沖縄の音楽への興味が激増しています。もともとから良い音楽が多いとは思っていましたが、現地の雰囲気を肌で感じた上で聴く沖縄音楽は格別です。いつか、三線も弾いてみたいと思いました。

私は、母に本当に助けられた人間のため、母親に関する楽曲が涙腺を刺激するツボの可能性が高いです。今回は、母親を題材とした沖縄の楽曲をご紹介いたします。

こちらの、かりゆし58の『アンマー』という楽曲です。

かりゆし58は沖縄出身のロックバンドです。かりゆしは沖縄の方言で「縁起が良い・めでたい」と言った意味合いで、58は沖縄を通る国道58号のことを指すらしいです。私はこのバンドを、松山ケンイチ主演の2009年のテレビドラマ『銭ゲバ』の主題歌だった『さよなら』という楽曲で知りました。当時は今ほど熱心な音楽好きではなかったのですが、この『さよなら』は心に来る良い楽曲だと思っていましたので、今もこうやって思い出すことができます。

この、かりゆし58のデビューシングルで代表曲として知られている楽曲が『アンマー』です。アンマーとは、沖縄の方言で「お母さん」という意味です。私は韓国ドラマを観ることが好きなのですが、韓国語でお母さんは、「엄마(オンマ)」と言います。沖縄の方言であるアンマーと類似していることが興味深いです。同じ東アジアなので、地理的に近いことも関係しているのでしょうか。

さて、このかりゆし58の『アンマー』という楽曲の歌詞は、作詞作曲をしたボーカル・前川真悟の実体験に基づくものだそうです。母親との様々なエピソードが、まっすぐな詩で綴られており、素朴なメロディと力強い歌声で歌われています。私も他の子どもと違うところがあり、手のかかる息子だったと思いますので、この詩に共感できるところがあり、真剣に聴くと涙腺が緩んでくる楽曲です。

沖縄旅行でも、様々なアンマーを見かけました。いつでも、どこでも、母親の存在は偉大なものです。私はいつでも母に、産んでくれてありがとう、育ててくれてありがとう、と思っております。

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ちなみに、この『アンマー』のシングルのカップリング曲は『ラバー・ソウル』という曲名です。この曲名を初めて知った時には、私がビートルズのアルバムの中で特にお気に入りの『Rubber Soul』と同名じゃないか!と喜びました。

この、ビートルズの『Rubber Soul』は本当に好きなアルバムなので、1曲1曲を自分なりの感性で聴いていく記事もいつか書きますが、しばらくは沖縄に関する音楽の記事になると思われます。ご期待ください。