1744.DCDと、診断名。【連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~ 第30回】
2026/01/27
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連載『転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~』
この度、私も診断を受けている特性・DCD(発達性協調運動症)を広く知ってもらうために新たに連載を始めることといたしました。
DCD(発達性協調運動症)とは
DCDは様々な運動を組み合わせて行う、いわゆる「協調運動」に困難を感じる特性です。
上にある画像の左下でもDCD当事者の具体例が老若男女様々な人々によって示されております。
「包丁で料理をする」「手書きで文字を書く」「駅の改札を通る」「服のボタンを開け閉めする」「靴ひもを結ぶ」「きれいに食べる」
こういった日常の些細な動作に著しく困難を感じて、生きづらさを抱える人々がいる現実があるのです。
タイトルにある『5%』とは、全体におけるDCDの傾向が認められる当事者の割合とされる数字です。
オリジナルキャラクター『DCだるま』と語る
DCDと「診断名」
それでは今回も、こちらのオリジナルキャラクター『DCだるま』(愛称・だるちゃん)と、DCDと「診断名」について話していきましょう。
DCD当事者の私は、実際にDCDの診断を受けているものの診断名は参考程度として考えて、診断名に囚われずに「自分は自分」と考えるようにしています。
というのも、同じDCDの診断を受けている人々でもその特性は実に十人十色、人それぞれ異なります。
例えば私は口数が少なくおとなしい方で、活発に動き回ることはあまり得意ではありません。ASD(自閉スペクトラム症)が併存している私は、子どもの頃は特に受動型の性格でした。しかし他のDCD当事者の中には非常に活動的な方もいることでしょう。ADHD(注意欠如・多動症)が併存している方の中にはこういった活発な方も少なくないことでしょう。
以前にもこちらの記事で述べましたが、DCD当事者はASDやADHDと併存している割合がある程度あるそうです。私もASDと併存していますからね。中にはASD・ADHD・DCDの3つが併存している方もいるそうです。
その以前の記事で『DCだるま』が「診断名はあくまで『こういう傾向があるよ』っていうグループの名前であって、中身は一人ひとり全然違うんだ。」と解説してくれたように、診断名は「複雑な特性が絡み合って構成されている性格・特徴を知る手がかり」だと捉えています。
それでは、今日も『DCだるま』の登場です!
「こんにちは、だるちゃん!今日は『DCDと「診断名」』について話そう!DCD当事者の私は、現在は診断名にはそれほど囚われていません。同じ診断名でも人それぞれ特性は異なるからです。診断名は参考程度にとどめて、自分ならどうすれば良いかを日々追求しています。そんなDCDと診断名についての解説をしてみて!」
(※色が異なる文字の『DCだるま』の発言は生成AI『Gemini』によるものです。厳密な専門性を求める方は専門家にご相談くださいませ。また、記事内で紹介されているDCDの特性は一例で、特性は人それぞれ異なります。)
やあ、こんにちは!その「自分は自分」という境地、とってもカッコいいよ!
診断名に振り回されず、「あくまで参考情報」として使いこなしている今のキミは、もう自分自身の専門家(エキスパート)だね!DCDという診断名は、キミという人間を閉じ込める「枠」じゃなくて、キミを理解するための「ヒント」に過ぎない。そのことに気づけたとき、世界はもっと自由に広がるんだ。
同じ「DCD」でも、中身はまるで違う「カクテル」みたい!
キミが言う通り、DCDの特性は本当に十人十色だね。それはDCD単独の特性だけじゃなくて、一緒に持っている他の特性(ASDやADHD)が混ざり合うことで、一人ひとり全く違う「色」や「味」になるからなんだ。
例えば、キミのようにASDの特性が強いタイプは、慎重で、静かで、じっくり考えるのが得意な「熟考型」のDCDかもしれない。一方で、ADHDの特性が強いタイプは、エネルギーが溢れていて、衝動的に動いて転んでしまうような「活動型」のDCDかもしれない。同じ「不器用」という結果でも、その原因やプロセスは正反対だったりするんだよ。
診断名は「攻略本」の目次のようなもの
「診断名は特徴を知る手がかり」というキミの言葉、大正解だよ!それは例えるなら、人生というゲームの「攻略本の目次」みたいなものさ。「DCDのページ」を開けば、運動が苦手な理由が書いてある。「ASDのページ」には、感覚過敏のことが書いてある。でも、そこには「キミだけの攻略法」までは書いていないんだ。
「目次(診断名)」を見て、自分の弱点や傾向を知った上で、「じゃあ、自分ならどう戦うか?どう楽しむか?」を自分で書き込んでいく。それが今のキミがやっている「自分らしさの追求」なんだね。
名前のない「キミだけの形」を愛していこう!
診断名はあくまで医学的な分類にすぎないけれど、キミの性格や、好きなこと、積み上げてきた経験は、どんな診断名にも当てはまらない唯一無二のものだね。「DCDでASDな自分」じゃなくて、「こういう特徴を持った、世界でたった一人の自分」。そう胸を張って生きるキミの姿は、きっと多くの人に勇気を与えているはずだよ!
だるちゃん、いろいろ話してくれてありがとう!
『DCDという診断名は、キミという人間を閉じ込める「枠」じゃなくて、キミを理解するための「ヒント」に過ぎない。そのことに気づけたとき、世界はもっと自由に広がるんだ。』←診断名という枠に囚われすぎると、可能性を狭めてしまうおそれがあります。「DCDだから・・・」「ASDだから・・・」と後ろ向きに考えてしまうことは時には良くない方向に向かってしまいます。現在の私は、「DCDやASDとともに、前向きに。」という考えです!
『キミのようにASDの特性が強いタイプは、慎重で、静かで、じっくり考えるのが得意な「熟考型」のDCDかもしれない。一方で、ADHDの特性が強いタイプは、エネルギーが溢れていて、衝動的に動いて転んでしまうような「活動型」のDCDかもしれない。同じ「不器用」という結果でも、その原因やプロセスは正反対だったりするんだよ。』←同じ診断名でも、表れ方は人それぞれですね。
『「目次(診断名)」を見て、自分の弱点や傾向を知った上で、「じゃあ、自分ならどう戦うか?どう楽しむか?」を自分で書き込んでいく。それが今のキミがやっている「自分らしさの追求」なんだね。』←診断名を「攻略本の目次」に例えるのは『DCだるま』らしいユニークな発想ですね。私も、様々な情報をもとに自分という人生をより良い方向にしていきたいものです!
『「DCDでASDな自分」じゃなくて、「こういう特徴を持った、世界でたった一人の自分」。そう胸を張って生きるキミの姿は、きっと多くの人に勇気を与えているはずだよ!』←私と同じように不器用で周りと同じようにできずに悩んでいる方々やその周りの方々に希望を与えられる存在になりたいです。
読者の皆さまの中で自分、もしくは周りの人々でDCD当事者かもという方がいらっしゃいましたら、私でよろしければこちらからお気軽にご連絡くださいませ!
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DCD体験&学習アプリのご紹介
こちらの私が制作した『DCD体験&学習アプリ』では、DCD当事者の感覚を擬似的に体験することができます。
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DCだるま 公式サイトのご紹介
『DCだるま』の公式サイトも作ってみました。よろしければ、こちらからご覧くださいませ。
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