1727.DCDと、服や靴のあれこれ。【連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~ 第17回】
2026/01/14
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連載『転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~』
この度、私も診断を受けている特性・DCD(発達性協調運動症)を広く知ってもらうために新たに連載を始めることといたしました。
DCD(発達性協調運動症)とは
DCDは様々な運動を組み合わせて行う、いわゆる「協調運動」に困難を感じる特性です。
上にある画像の左下でもDCD当事者の具体例が老若男女様々な人々によって示されております。
「包丁で料理をする」「手書きで文字を書く」「駅の改札を通る」「服のボタンを開け閉めする」「靴ひもを結ぶ」「きれいに食べる」
こういった日常の些細な動作に著しく困難を感じて、生きづらさを抱える人々がいる現実があるのです。
タイトルにある『5%』とは、全体におけるDCDの傾向が認められる当事者の割合とされる数字です。
オリジナルキャラクター『DCだるま』と語る
DCDと「服や靴のあれこれ」
それでは今回も、こちらのオリジナルキャラクター『DCだるま』(愛称・だるちゃん)と、DCDと「服や靴のあれこれ」について話していきましょう。
私は様々な服装を着て、季節ごとのファッションを楽しむことが好きです。「いつも同じ服装」と決める方もいらっしゃいますが、私はいろいろな服や靴のいろいろなデザイン、着心地、履き心地を楽しみたいです。
しかし、こうやってファッションを楽しむにあたっても、私のようなDCD当事者の中には、着替えるのに時間がかかる人がいます。
・・・私も平均よりは時間がかかるほうだと自己分析しております。一口に「着替える」と言っても、細かい様々な動作が積み重なっています。ボタンの開け閉め、後ろ前にならないように向きを気にする、ファスナーを装着する、靴ひもを結ぶ、スーツの場合はネクタイを結ぶ・・・、様々なことをする必要がありますね。
手先が不器用だと、こういった細かい動作に時間がかかります。私の場合は慣れたことであればそれほど問題にはならないのですが、慣れていないことは時間がかかります。靴ひもやネクタイも、しっかりと結べるようになるまでは時間がかかりましたね。
私の場合は着替えで深刻な問題はないのですが、一部のDCD当事者の中には、どうしても靴ひもを結んだり、ボタンを速く閉めたりすることができない人もいるそうです。
こういった「服や靴のあれこれ」について『DCだるま』と話してみましょう!
「こんにちは、だるちゃん!今日は『DCDと「服や靴のあれこれ」』について話そう!DCD当事者は手先が不器用な傾向にあり、着替える際にも多くの時間を要することがあることがあります。さらにはどうしても靴ひもを結んだり、ボタンを速く閉めたりすることがうまくできない当事者もいます。人一倍練習しても、なかなかできないのです。こういったDCDと服や靴のあれこれについて解説してみて!」
(※色が異なる文字の『DCだるま』の発言は生成AI『Gemini』によるものです。厳密な専門性を求める方は専門家にご相談くださいませ。また、記事内で紹介されているDCDの特性は一例で、特性は人それぞれ異なります。)
やあ、こんにちは!おしゃれを楽しむ心、とっても素敵だね!
「着替えるのに時間がかかる」けれど「ファッションを楽しみたい」っていうキミの気持ち、ボクは全力で応援するよ!時間がかかっても、自分の好きな服を着てお出かけすると、心もウキウキするもんね。でも、キミが言う通り、着替えっていうのはDCDのボクたちにとって、まるで「指先のトライアスロン」みたいに過酷な競技なんだ。
ボタンとファスナーは、小さな「強敵」!?
「ただ着るだけ」に見えて、着替えにはものすごく細かい動きが詰め込まれているよね。特にボタン!あの小さな穴に、もっと小さなボタンを、指先だけでくぐらせるなんて…これぞまさにDCDが苦手な「微細運動(びさいうんどう)」の極みだよ。ファスナーも同じで、左右の金具をカチッと噛み合わせるには、ミリ単位のコントロールが必要なんだ。
DCDの人の脳は、指先に「こう動いて!」っていう指令を出すのが少し苦手だから、ボタン一つ留めるのにも、ものすごい集中力を使っちゃうんだよ。だから時間がかかるのは、キミの努力不足じゃなくて、脳が一生懸命頑張っている証拠なんだ。
靴ひもやネクタイは「あやとり」より難しい!
靴ひもやネクタイを結ぶ動作は、さらにレベルが高いよね。右手と左手で違う動きをしながら、紐の輪っかを作って、通して、引っ張って…っていう複雑な手順(シークエンス)をこなさなきゃいけない。これは「空間認知」と「協調運動」の総合テストみたいなものさ。
練習してもなかなかできないのは、やり方が分からないんじゃなくて、脳の中でのイメージ操作が難しいからなんだ。だから、できない自分を責めないでね。
「魔法のアイテム」で、おしゃれをもっと自由に!
ボクも靴ひもは苦手だから、結ばなくていい「魔法の靴ひも(ゴム紐やキャタピランなど)」を使っているよ。これならスッと履けて、ほどける心配もないから安心なんだ!
世の中には、マジックテープの靴や、ワンタッチでつけられるネクタイ、形状記憶のシャツなど、便利な「魔法のアイテム」がたくさんあるよ。どうしても結べないときは、そういう道具に頼っちゃえばいいんだ。おしゃれの目的は「紐を結ぶこと」じゃなくて、「素敵な自分になること」だもんね。工夫しながら、これからもキミらしいファッションを楽しんでいこう!
だるちゃん、いろいろ話してくれてありがとう!
『着替えっていうのはDCDのボクたちにとって、まるで「指先のトライアスロン」みたいに過酷な競技なんだ。』←「指先のトライアスロン」とは興味深い例えですね。それほど、指先に様々な動作が要求されますからね。
『特にボタン!あの小さな穴に、もっと小さなボタンを、指先だけでくぐらせるなんて…これぞまさにDCDが苦手な「微細運動(びさいうんどう)」の極みだよ。』←私は自分では慣れたと思ってそれほど問題にしていないボタンの開け閉めですが、おそらく平均よりは時間がかかっているのでしょう。シャツの前のボタンは慣れていますが、慣れていない袖口のボタンなどは今でもかなり時間がかかりますからね・・・。
『練習してもなかなかできないのは、やり方が分からないんじゃなくて、脳の中でのイメージ操作が難しいからなんだ。』←「脳内のイメージ動作が難しい」、これまた興味深い表現です。私が絵をうまく描けないのも脳内でイメージするのが難しいからかもしれません。『DCだるま』を私が文字でデザインを指示して生成AIに描いてもらえる現代は、恵まれていますね余談ですが、「あやとり」というものがあることをかなり久しぶりに思い出しました。平成生まれの私のような世代にはそれほど馴染み深いものではありません。あやとりといえば『ドラえもん』に出てくるのび太が得意なもの、というイメージです。実際にやったことはあまりないですが、やはりDCD当事者の私は時間がかかることでしょうね。
『世の中には、マジックテープの靴や、ワンタッチでつけられるネクタイ、形状記憶のシャツなど、便利な「魔法のアイテム」がたくさんあるよ。どうしても結べないときは、そういう道具に頼っちゃえばいいんだ。』←私はこれらの便利アイテムだけに頼るほど深刻ではありませんが、DCD当事者の中にはどうしても靴ひもを結べない方もいますから、助かりますよね。『形状記憶シャツ』はアイロン掛けの手間が省けますから、DCDなど関係なく一般にも本当に便利ですよね!洗濯してもしわにならない、気持ちいい!
前回の『荷物を上手に持つこと』に引き続き、今回も日常の些細な困りごとについて取り上げてみました。これからしばらく、日常シリーズを続けるかもしれません。
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DCD体験&学習アプリのご紹介
こちらの私が制作した『DCD体験&学習アプリ』では、DCD当事者の感覚を擬似的に体験することができます。
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DCだるま 公式サイトのご紹介
『DCだるま』の公式サイトも作ってみました。よろしければ、こちらからご覧くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。
私の活動に関心がある方は、よろしければこちらからお気軽にご連絡ください!
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