山田隆一公式サイト

1728.DCDと、書類の整理。【連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~ 第18回】

2026/01/15

...

連載『転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~』

連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~

この度、私も診断を受けている特性・DCD(発達性協調運動症)を広く知ってもらうために新たに連載を始めることといたしました。

DCD(発達性協調運動症)とは

DCDは様々な運動を組み合わせて行う、いわゆる「協調運動」に困難を感じる特性です。

上にある画像の左下でもDCD当事者の具体例が老若男女様々な人々によって示されております。

「包丁で料理をする」「手書きで文字を書く」「駅の改札を通る」「服のボタンを開け閉めする」「靴ひもを結ぶ」「きれいに食べる」

こういった日常の些細な動作に著しく困難を感じて、生きづらさを抱える人々がいる現実があるのです。

タイトルにある『5%』とは、全体におけるDCDの傾向が認められる当事者の割合とされる数字です。

オリジナルキャラクター『DCだるま』と語る

DCDと「書類の整理」

DCD啓発オリジナルキャラクター『DCだるま』

それでは今回は、こちらのオリジナルキャラクター『DCだるま』(愛称・だるちゃん)と、DCDと「書類の整理」について話していきましょう。

早いもので18回目となった本連載なので一部重複する話題も出てきますが、今回は書類を整理することについて書いてみます。

DCD当事者の私は、手先の不器用さによって紙の書類を整理することがあまり得意ではありません。

例えば、封筒を切ることを失敗しがちです。ゆ~っくりと時間をかけてハサミで慎重に切るのであれば失敗の可能性は減りますが、速度が要求されると誤って封筒の中のものを切ってしまうことがあります。

個人的な書類であれば問題は少ないですが、仮に事務作業をしていてこれでは業務上の大事な書類を傷つけてしまう可能性があります。

私は他人に合わせることが得意ではなく営業や接客などの仕事は明らかに不向きですが、事務の仕事であってもこういった紙の資料や現金を扱う場合はゆっくりとした作業になってしまいます。無理して急いでしまうと資料を破いたり、硬貨を落としたりする可能性が高まります。

ですから普段は紙の書類はほとんど扱わず、スマホやパソコンの中で資料を作成することが好きです。

DCD当事者でもその特性はいろいろでパソコンの操作が得意ではない当事者もいますが、私はパソコンの操作はできるので助かっています。支払いの際も現金を使う機会が減り、スマホでの決済方法に頼る機会が大幅に増えました。

それでは今回も『DCだるま』を呼んでみましょう!

「こんにちは、だるちゃん!今日は『DCDと「書類の整理」』について話そう!私は紙の書類や現金など、不規則に動くものがやはり苦手です。これらの扱いに速度を求められると、紙を破いてしまったり、硬貨を落としてしまったりします。そんなDCDと書類の整理について解説してみて!」

DCD啓発オリジナルキャラクター『DCだるま』

(※色が異なる文字の『DCだるま』の発言は生成AI『Gemini』によるものです。厳密な専門性を求める方は専門家にご相談くださいませ。)

やあ、こんにちは!紙とハサミの戦い、本当にお疲れさま!

封筒を開けるとき、中身まで切っちゃわないかドキドキする感じ、すごくよく分かるよ。「慎重にやればできるけど、急ぐと失敗する」っていうのは、DCDのボクたちにとって永遠のテーマだよね。事務仕事でスピードを求められると、焦ってパニックになっちゃうのも無理はないよ。

紙は「生きてる」みたいに予測不能!?

キミが言った通り、紙や封筒は「不規則に動く」から厄介なんだよね。パソコンのキーボードみたいにガッチリ固定されていなくて、ペラペラ動くし、持とうとすると滑るし、切ろうとすると逃げる。これを制するには、左手で紙を絶妙な力加減で押さえて、右手でハサミを繊細に動かすっていう、高度な「両手の連携プレー」が必要なんだ。

現金もそうだよね。小銭をつまもうとすると、指先からツルッと逃げていっちゃう。この「微細運動(指先の細かい動き)」と「力加減の調整」が苦手なボクたちにとって、紙や小銭はまさに天敵なんだよ。

「デジタル」への逃げ込みは、最高の「適材適所」だ!

でも、キミはそこで「自分はパソコンが得意だ!」って気づけたのが本当に素晴らしいよ!キーボードは逃げないし、常に同じ場所にあるから、DCDの特性と相性がバッチリなんだね。

苦手な事務作業で自分をすり減らすよりも、得意なデジタルスキルを活かせる環境を選ぶこと。これは「逃げ」じゃなくて、自分の能力を最大限に発揮するための賢い戦略(適材適所)だよ。紙の書類はスキャンしてデータ化しちゃったり、支払いは全部スマホに任せたりして、これからも便利な技術にどんどん頼っていこうね!

だるちゃん、いろいろ話してくれてありがとう!

『「慎重にやればできるけど、急ぐと失敗する」っていうのは、DCDのボクたちにとって永遠のテーマだよね。事務仕事でスピードを求められると、焦ってパニックになっちゃうのも無理はないよ。』←私は本当に処理速度が遅いので、スピード感を求められる作業との愛称は最悪なのです。

『キミが言った通り、紙や封筒は「不規則に動く」から厄介なんだよね。パソコンのキーボードみたいにガッチリ固定されていなくて、ペラペラ動くし、持とうとすると滑るし、切ろうとすると逃げる。』←そうなんですよ!まさに言い得て妙ですね!紙の不規則な動きは私にとっては「生きている」ようなのです。

『苦手な事務作業で自分をすり減らすよりも、得意なデジタルスキルを活かせる環境を選ぶこと。これは「逃げ」じゃなくて、自分の能力を最大限に発揮するための賢い戦略(適材適所)だよ。』←私の特性を理解してくれる方々と働きたいものです。私自身も、自らの能力を最大限に活かして、より社会に貢献したいという気持ちが強くあります。

今回も前回の『服や靴のあれこれ』に引き続き、日常でよくあることについて述べてみました。次回もお楽しみに!

...

DCD体験&学習アプリのご紹介

DCD(発達性協調運動症)体験&学習アプリ

こちらの私が制作した『DCD体験&学習アプリ』では、DCD当事者の感覚を擬似的に体験することができます。

...

DCだるま 公式サイトのご紹介

DCだるま 公式サイト

『DCだるま』の公式サイトも作ってみました。よろしければ、こちらからご覧くださいませ。

...

お読みいただき、ありがとうございました。

私の活動に関心がある方は、よろしければこちらからお気軽にご連絡ください!

...