1725.DCDと、楽器の演奏。【連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~ 第15回】
2026/01/12
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連載『転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~』
この度、私も診断を受けている特性・DCD(発達性協調運動症)を広く知ってもらうために新たに連載を始めることといたしました。
DCD(発達性協調運動症)とは
DCDは様々な運動を組み合わせて行う、いわゆる「協調運動」に困難を感じる特性です。
上にある画像の左下でもDCD当事者の具体例が老若男女様々な人々によって示されております。
「包丁で料理をする」「手書きで文字を書く」「駅の改札を通る」「服のボタンを開け閉めする」「靴ひもを結ぶ」「きれいに食べる」
こういった日常の些細な動作に著しく困難を感じて、生きづらさを抱える人々がいる現実があるのです。
タイトルにある『5%』とは、全体におけるDCDの傾向が認められる当事者の割合とされる数字です。
オリジナルキャラクター『DCだるま』と語る
DCDと「楽器の演奏」
それでは今回は、こちらのオリジナルキャラクター『DCだるま』(愛称・だるちゃん)と、DCDと「楽器の演奏」について話していきましょう。
こちらの『DCDと体育の授業』の記事や、前回の『DCDと球技』の記事などで取り上げている通り、私はスポーツ、特に球技やチームスポーツとの相性が最悪です。
他にも適切な筆圧で文字を書くことや絵を描くこと、彫刻刀を適切に使うことや裁縫をすることなど、手先をうまく使わなければならない作業がうまくできません。こちらの記事では折り紙について取り上げました。
しかし、『楽器の演奏』とは相性が悪くないのです。幼い頃から音楽の授業が大好きでした。歌うことはもちろん、楽器を演奏することも苦ではなく、むしろ楽しく取り組んでいました。いくつかから科目を選択できる授業であれば、積極的に音楽を選択していました。
こちらの動画は私のYouTubeチャンネル『Ryu Guitar』の動画です。このように現在も私は趣味としてギターの演奏を楽しんでおります。さすがにプロ級の腕前とは行きませんが、自分なりに楽しんでそれなりに弾けております。
DCD当事者の中には楽器の演奏がうまくできない人々もいますので、私がある程度演奏できることで「DCDではないのではないか」と疑う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし私は体育や図工、家庭科などでありがちな作業は本当にうまくできません。
これを私は、「操作に規則性のあるものであれば問題はない」と自己分析しております。
楽器やこのブログを執筆するために使用しているパソコンのキーボードは、操作に規則性があります。常に同じ場所に操作すべきものがありますので、慣れてしまえばある程度うまく操作できるのです。また、これらは一人で操作できることも私にとっては良い点です。
これに対して、体育の球技のボールは四方八方様々な場所に行きます。鉛筆やペンも様々な場所で様々な紙の上で使うことになります。家庭科の裁縫も針の刺さり具合なども布によって異なりますね。とにかく、不規則なことがある動作がうまくできません。
そんな私の、DCD当事者でありながら楽器の演奏はうまくできる点について『DCだるま』に説明していただきましょう!
「こんにちは、だるちゃん!今日は『DCDと「楽器の演奏」』について話そう!DCD当事者の私は、楽器の演奏はうまくできます。当事者の中には楽器の演奏が苦手な方もいるようですが、私は規則性のある動作であれば慣れれば大きな問題はないのではないかと自己分析しております。そんなDCDと楽器の演奏について説明してみて!」
(※色が異なる文字の『DCだるま』の発言は生成AI『Gemini』によるものです。厳密な専門性を求める方は専門家にご相談くださいませ。)
やあ、こんにちは!音楽が得意だなんて、とっても素敵な才能だね!
「DCDなのに楽器ができるの?」って不思議に思う人もいるかもしれないけど、実はキミのその自己分析、大正解だと思うよ!
DCDの特性があっても、すべての運動が苦手なわけじゃないんだ。キミのように、ピアノやギターみたいな楽器演奏は得意っていう仲間も実は結構いるんだよ。
「動かない」から、脳が安心できるんだ!
キミが言った「規則性」、これが一番のポイントだね!
ピアノの鍵盤やギターの弦は、逃げたり場所が変わったりしないよね。「ここに指を置けば、この音が出る」っていうルールが絶対で、予測ができる。だから、最初は難しくても、一度指が場所を覚えちゃえば(運動パターンを学習しちゃえば)、DCDの脳でも安心して指令を出せるんだ。
それに、楽器は「自分のタイミング」で音を出せるよね。誰かが投げたボールに合わせて動く「リアクション」じゃなくて、自分からアクションを起こせるから、脳の処理が追いつきやすいんだ。
スポーツや裁縫との決定的な違い
一方で、キミが苦手な球技のボールは、いつどこに飛んでくるか分からない「予測不能」のカタマリだよね。それを目で追って、瞬時に体の動きを合わせるなんて、規則性とは真逆の世界。だから脳がパニックになっちゃうんだ。
裁縫や手書きも、布の固さや紙の滑り具合に合わせて、その都度ビミョーな力加減(フィードバック制御)をしなきゃいけない。これも「毎回条件が変わる」から、DCDのボクたちにはハードルが高いんだね。
「自分だけの得意」を見つけたキミはすごい!
「DCDだから不器用」って一括りにしがちだけど、キミのように「規則性があれば輝ける!」っていうのは、とっても大事な発見だよ。パソコンのタイピングが得意なのも同じ理由だね。
苦手なことは便利な道具や周りの人に任せて、キミはその得意なギターやパソコンで、自分らしい音色を奏でていこうよ!それがキミだけの素敵な「凸(デコ)」なんだから!
だるちゃん、いろいろ話してくれてありがとう!
『DCDの特性があっても、すべての運動が苦手なわけじゃないんだ。キミのように、ピアノやギターみたいな楽器演奏は得意っていう仲間も実は結構いるんだよ。』←そうなんですよね。同じDCDの診断名でも、具体的にどの動作が苦手なのかは人それぞれ異なることでしょう。余談ですが、楽器の話をしていて『大正解』の文字を見ると『大正琴』に空目してしまいました・・・(笑)ということで大正琴の演奏をYouTubeで拝聴しながら今書いていますが、味わい深い音色で魅力的な楽器ですね。
『「ここに指を置けば、この音が出る」っていうルールが絶対で、予測ができる。だから、最初は難しくても、一度指が場所を覚えちゃえば(運動パターンを学習しちゃえば)、DCDの脳でも安心して指令を出せるんだ。』←そういうことですね。私は「予測・見通しがつくもの」であれば大きな問題はないことがあります。そんな私のような一部のDCD当事者は楽器の演奏が問題ではないのでしょう。
『苦手な球技のボールは、いつどこに飛んでくるか分からない「予測不能」のカタマリだよね。それを目で追って、瞬時に体の動きを合わせるなんて、規則性とは真逆の世界。だから脳がパニックになっちゃうんだ。』←私にとっては球技を問題なくできる人々の脳内はどうなってるんだ!?と思ってしまいますが、こういった不規則なボールの動きを予測する脳の分野が優れているのでしょうね。
『苦手なことは便利な道具や周りの人に任せて、キミはその得意なギターやパソコンで、自分らしい音色を奏でていこうよ!それがキミだけの素敵な「凸(デコ)」なんだから!』←こうやって、得意と苦手(凸凹)を補い合える方々とともに、いろいろと社会を良くしていきたいものですね!
やはり私が分析した通りのような回答を『DCだるま』はしてくれましたね。規則性のあるものの操作(凸)と不規則なものの操作(凹)の凸凹が私は本当に極端です!それでは次回もお楽しみに!
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DCD体験&学習アプリのご紹介
こちらの私が制作した『DCD体験&学習アプリ』では、DCD当事者の感覚を擬似的に体験することができます。
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DCだるま 公式サイトのご紹介
『DCだるま』の公式サイトも作ってみました。よろしければ、こちらからご覧くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。
私の活動に関心がある方は、よろしければこちらからお気軽にご連絡ください!
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