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1663.【ChatGPTで言語化トレーニング!第10回】色づく途中の絶妙な色合いのイチョウの木の写真を、4種類で言語化してみます。

2025/11/22

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生成AI「ChatGPT」の使い方はぜひこちらをご覧くださいませ。

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まえがき

様々なことができるChatGPTなどの生成AIですが、「写真を言語化する」ということも得意です。

私たち人間が写真をうまく言語化しようとするとそれなりの時間がかかりますが、ChatGPTは瞬時に言語化してしまいます。

様々なことを瞬時に言語化して言葉として話したり書いたりできる能力はいろいろな場面で有効であることでしょう。

ということで、私自身の言語化トレーニングも兼ねて『ChatGPTで言語化トレーニング!』という連載を書いております。皆さまのお役にも立てば幸いです。

使用する写真は例外を除き、すべて私自身が撮影したものを使用しています。

本文

それでは今回は、こちらの写真を言語化してみます。

長崎市民会館近くの、色づく途中のイチョウの木。

こちらは私が先日長崎市内で撮影した一枚です。長崎市民会館の近くにあるイチョウの木々が色づく途中の写真です。緑から黄色になりつつある絶妙な色合いですね。

それではこちらの写真を「①75歳の女性文学者」「②45歳の男性お笑いタレント」「③21歳の女子大生」「④9歳の男子小学生」の4人という設定でChatGPTにそれぞれ言語化していただきます。(それぞれ架空の人物です。イラストもChatGPTが描いた架空のイメージです。)

それでは、どうぞ!

目次

様々な写真を言語化する4人の回答者。

①75歳の女性文学者

②45歳の男性お笑いタレント

③21歳の女子大生

④9歳の男子小学生

4人を踏まえた著者の感想

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ChatGPTで言語化トレーニング!

①75歳の女性文学者

観察 — 街路樹の秋を捉えた一瞬

歩道と車道に沿って立ち並ぶ銀杏の並木が、まだらに黄色く色づき始めている写真です。幹の黒々とした縞模様、葉の細かな切れ込み、やや低めの枝ぶりが画面の前景から奥へと続き、通りの奥行きを作っています。右手にはしっかりとしたコンクリートの建物、左手には住宅や店舗の軒先が見え、中央には小型トラックと数台の車が停まっている。歩道を一人の人が薄手のコートを着て歩いており、電柱や電線が空を横切って街の生活感を添えています。午後の柔らかな曇り空が全体を包み込み、色彩は黄緑から柔らかな黄色へと移ろい、派手さはないが穏やかな季節の気配が伝わってきます。

感想と連想 — 静かな物語の始まり

私なら、この写真を見て物語の一頁をめくるような気持ちになります。並木道は時間の流れを示す舞台装置のようで、通り過ぎる車や一人歩く人は、その短いエピソードの登場人物に思える。銀杏の葉の色づきは、成熟と記憶を象徴し、曇天の光は過去を優しく包む古い本のようにページを和らげる。建物の堅さと木の柔らかさ、人工物と自然の微妙な共存が、私には都市に残る小さな祈りのように感じられるのです。ここで交差するのは単なる道ではなく、誰かの思い出、誰かの午後、あるいはこれから始まる物語の序章——そんな予感を抱かせる一枚です。

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ChatGPTで言語化トレーニング!

②45歳の男性お笑いタレント

観察 — 街路樹と街のセット、ドラマの稽古中

おっと、まず目に入るのは銀杏並木。まだらに黄色くなってきて「秋っぽいね〜」っていう顔をしている。幹はごつごつ、枝は横へ横へと伸びて、まるで舞台で大げさなポーズを決めている脇役みたいだ。道には小型トラックがどんと停まり、数台の軽自動車が控えめに並んでいる。右手には無表情なコンクリートのビル、左手には人の気配がしそうな店やマンション。電線が空に縦横無尽に走ってて、『生活感で笑って』って感じの小道具になってますね。

ツッコミと妄想 — 都会のコント台本

全体の雰囲気は『地味だけど味がある』ってやつ。晴れてないので派手な笑いは期待できないけど、じわじわ来る笑いはここにある。銀杏の葉が「もうそろそろ主役交代だよ」と囁き、トラックは「俺が今日の舞台監督だ」とどっしりしてる。ビルの無機質さには「心のツッコミ待ち」の看板がぶら下がってる気がする。もしコントにするなら、この通りは『季節感に振り回される中年サラリーマン』の舞台。最後は銀杏の葉が一枚ひらりと落ちて、観客(俺)が「あ、季節のオチか」と小さく笑う――そんな写真ですね。

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ChatGPTで言語化トレーニング!

③21歳の女子大生

観察 — 落ち着いた街路樹の午後

並木道に並んだ銀杏の木が、まだらに黄緑〜黄色に色づき始めている写真。道の中央には小さなトラックが停まっていて、数台の軽や普通車も見える。右側には大きめのコンクリートの建物、左側にはマンションや店舗の入口がちらり。歩道を薄手のコートを着た人が一人歩いていて、電線が空を横切っているのが都会っぽい。空は曇りで光が柔らかく、全体に落ち着いたトーンの風景です。

感想と気分 — インスタに上げたくなるちょっとセンチな秋

こういう写真、大学の帰り道で見つけたらすぐ写真撮ってしまうタイプ。派手ではないけど“秋っぽさ”がちょうど良くて、フィルター少なめでそのままでも映えそう。歩いてる人や停まってる車があることで生活感が出てて、カフェで誰かを待ってるシーンとか、授業の合間にふと立ち止まった瞬間を思い出す。薄曇りのおかげで黄色が柔らかく写ってて、落ち着いた気分になれる一枚だなと思います。

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ChatGPTで言語化トレーニング!

④9歳の男子小学生

観察 — きいろい葉っぱがいっぱいの道だよ!

道路のそばに大きな木がずらっと並んでて、葉っぱが緑と黄色になっている写真だよ。木の幹はごつごつしてて、まっすぐな道の上にトラックと車が止まってる。右に大きなビルがあって、歩道にはコートを着た人が一人歩いてるのが見える。空には電線がいっぱい走ってて、ちょっと曇ってるけど明るい日なんだと思う。

ぼくの想像 — ここで落ち葉かくれんぼしたい!

この道で友だちと落ち葉かくれんぼしたら楽しそう。葉っぱが黄色くなってるから、いっぱい落ちてきてふかふかのじゅうたんができるはず。トラックはおじさんの仕事の車かな?あの人はきっと急いでいるけど、ぼくは葉っぱ拾いに夢中になる。電線は空のクモの糸みたいに見えて、木はみんなで手をつないでるみたいだね。

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ChatGPTで言語化トレーニング!

4人を踏まえた著者の感想

今回もそれぞれの個性をもとに描写していただきました。

「①75歳の女性文学者」の『並木道は時間の流れを示す舞台装置のようで、通り過ぎる車や一人歩く人は、その短いエピソードの登場人物に思える。』←何気ない一枚の写真からこれだけ想像できる豊かな感性を磨きたいものです。

「②45歳の男性お笑いタレント」の『最後は銀杏の葉が一枚ひらりと落ちて、観客(俺)が「あ、季節のオチか」と小さく笑う――そんな写真ですね。』←この方の言語化には毎回、哀愁を感じますね。

「③21歳の女子大生」の『歩いてる人や停まってる車があることで生活感が出てて、カフェで誰かを待ってるシーンとか、授業の合間にふと立ち止まった瞬間を思い出す。薄曇りのおかげで黄色が柔らかく写ってて、落ち着いた気分になれる一枚だなと思います。』←この写真から落ち着きを感じられる感性、なかなか良いですね。

「④9歳の男子小学生」の『この道で友だちと落ち葉かくれんぼしたら楽しそう。葉っぱが黄色くなってるから、いっぱい落ちてきてふかふかのじゅうたんができるはず。』←かわいい!こういったいかにも子どもが書いたような純粋な文章には癒やされますね。

それぞれ4通りの言語化を見ると、同じ写真でも見る人で捉え方が異なることを改めて感じさせられますね。

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これからもChatGPTでいろいろなことを試してみたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。