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1597.【令和7年大相撲9月場所感想】秋場所が千秋楽となりましたね。横綱・大の里関が同じく横綱の豊昇龍関との優勝決定戦を制して横綱としては初の優勝!本場所に関わった皆さま、今場所もありがとうございました!

2025/09/28

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令和7年大相撲秋場所が本日で千秋楽となりましたね。

横綱同士の優勝決定戦で、大の里関と豊昇龍関の両横綱が盛り上げた今場所となりました!

一相撲ファンの私は、もちろん今場所も様々な一番を楽しませていただきました!

これから、個人的感想を5つのトピックに厳選して述べていきます。

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①横綱同士の優勝決定戦を制して大の里関が横綱としては初めてで通算5回目の幕内最高優勝!

今場所は大の里関と豊昇龍関の両横綱が横綱としての務めを果たした場所となりましたね。

序盤から両横綱が連勝を重ねて、大の里関が1敗して豊昇龍関が単独トップになるも、その後豊昇龍関が2連敗して大の里関に逆転され、千秋楽の本割で大の里関に勝って13勝2敗同士の優勝決定戦でした。

その優勝決定戦も際どい勝負となりました。

大の里関が豊昇龍関を寄り倒して軍配は大の里関に!これで勝負ありと思いきやなんと物言いがつきました。

説明によると大の里関の足が返っているのではないかという物言いでしたが、返っておらずやはり大の里関の勝ちとなりました。

大の里関、横綱としては初めての、通算5度目の幕内最高優勝おめでとうございます!入門以来番付を駆け上がっていきあっという間に番付の最高位となった大の里関の、横綱での初めての優勝です。これからもどんどん優勝回数を重ねていくことでしょう!

一方、豊昇龍関もお疲れ様でした。優勝決定戦で大の里関に敗れはしたものの優勝同点です。14日目には立ち合い変化があり賛否両論となりましたが、14日目に黒星となってしまうとその時点で大の里関の優勝が決まる展開でした。結果的に千秋楽が盛り上がりましたね。

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②新三役・安青錦関が今場所も11勝!勢いが止まりません!

春場所に新入幕で11勝を挙げて以来、夏場所・秋場所でも11勝の成績でついに新三役となった安青錦関が今場所でも11勝4敗の好成績で4場所連続の11勝!大関昇進に向けて確実に足を進める場所となりました。

本場所中は真剣で真面目な性格の安青錦関ですが、先日『Sumo Kaboom Podcast』というYouTubeチャンネルがアップロードしたこちらのインタビューでは和やかな姿も見せておりました。アメリカの方々が英語で運営しているチャンネルでインタビュアーの方は英語で発言しますが、安青錦関は日本語でお話ししております。ウクライナ出身で母語がウクライナ語の安青錦関は英語より日本語のほうが堪能だそうです。

こちらの動画のインタビュー内で趣味についても答えていた安青錦関が、フランス映画の『最強のふたり(Intouchables)』がお好きだと拝見して親しみが湧きました。良い映画ですよね。

師匠の安治川親方(元関脇・安美錦関)のように技が光る相撲が持ち味の安青錦関。来場所以降も注目したい力士の一人です。

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③関脇・若隆景関、大関取りならず・・・。お疲れ様でした。

今場所は関脇・若隆景関が大関取りを目指す場所でした。しかし今場所はうまく調子が出せずに6勝9敗となってしまい来場所は平幕に落ちる可能性もある厳しい成績となってしまいました。

夏場所に12勝、名古屋場所に10勝を挙げていた若隆景関が、今場所負け越してしまうとは・・・。大関を目指すことは大変ですね・・・。

同じく関脇の霧島関も6勝9敗で負け越してしまい、小結の高安関も7勝8敗で負け越してしまいました。来場所は三役力士が大きく変動することが予測されます。

三役の地位で二桁勝利を重ねて大関に昇進することはやはり簡単ではないことなのですね。

その大関の琴櫻関も、13日目の豊昇龍関に勝った相撲で右膝を負傷して14日目から休場となっております。勝ち越しているので来場所はカド番ではないものの、心配ですね。お大事になさってください。

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④我らが長崎県出身の平戸海関は千秋楽に勝ち越しを決めました!

私の地元である長崎県出身の幕内・平戸海関は7勝7敗で臨んだ千秋楽に金峰山関に勝利して8勝7敗で勝ち越して今場所を終えました!おめでとうございます!

東前頭4枚目での勝ち越しですから、来場所は三役にもっと近い番付になることでしょう。その来場所はご当所となる九州場所です。再びの三役に向けてこれからの長崎から応援しとるけんね!

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⑤友風関が右脚に大怪我がありながらも幕内で6年ぶりの勝ち越し!

今場所は幕内・友風関が実に6年ぶりの幕内での勝ち越しを決めました!おめでとうございます!

友風関が幕内で臨んだ2019年九州場所での大怪我が原因で長期休場し、番付を序二段まで大きく落として復帰したことは存じ上げておりこれまでも大怪我から復活したお姿に勇気をいただいておりました。

そして今場所中に拝読した記事で現在も右足首が動かない上に右膝から下の感覚がなく、障害者手帳も所持していることを初めて知りました。友風関がそれほどまでの重傷を負いながらも不屈の精神で幕内に復帰し、更に今場所6年ぶりに勝ち越したことは感動的でした。

日常生活にも気を使う状況の大怪我から再び幕内で勝ち越すまで回復したことは驚異的なことでしょう。来場所以降も友風関に注目していきます。

また、友風関はピアノも堪能だそうです。リチャード・クレイダーマンがお好きだそうで、趣味の面でも親しみが湧きました。私事で恐縮ですが偶然にも最近、クレイダーマンが演奏した大ヒット曲『渚のアデリーヌ(Ballade pour Adeline)』に再びハマり聴いていたところなのです。

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今回は、これらの5つのトピックで秋場所の感想を述べてみました。

東西の横綱が揃い、両横綱による優勝決定戦の千秋楽となった令和7年大相撲秋場所は大きな盛り上がりを見せましたね。

早速来場所である九州場所が楽しみで仕方ありません!

本場所が終わると早速来場所が待ち遠しくなるのは「相撲ファンあるある」ですね。

今場所に関わった皆さま、ありがとうございました!