1478.【エッセイ】『昔の名前で呼んでしまいます』
2025/06/20
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『昔の名前で呼んでしまいます』
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ある名前は、ずっとその名前であることもあれば新たな名前に改名することもある。
例えば現在は『イオン』という店名のスーパーマーケットがあるが、かつては『ジャスコ』という店名であった。
私が子どもの時分には『ジャスコ』という店名だったので、殊に生まれ育った地元にあるイオンは、未だに『ジャスコ』と呼んでしまう。
私より上の世代であれば、私の地元・長崎に『エレナ』という名前のスーパーマーケットがあるが、かつては『中村ストアー』という店名だったので今もそう呼ぶご年配の方もいるかもしれない。
このように、ついつい昔の名前で呼んでしまう経験がある人は少なくはないのではないだろうか。
ある人の名前も、苗字が変わることがある。表舞台で活躍している人は、活動名(芸名・ペンネーム等)を改名することもある。
その際も、ついつい昔の名前で呼んでしまうことがある。
こう考えてみると・・・名前を呼ぶ方法はいろいろある。
略称や愛称が定着し、それが正式名称になることもある。
例えば、かつてのゲーム機『ファミリーコンピュータ』は、『ファミコン』という略称のほうが著名である。そして後継機である『スーパーファミコン』はこれが正式名称となり、『スーパーファミリーコンピューター』とは言わない。逆に、更に『スーファミ』と略されている。
・・・昔の名前で呼んでしまうことから書き始めたが、略称もこうやって考えると興味深い。
このエッセイは、この曲を聴きながら書いた。子どもの頃のジャスコの店内でこの曲がよく流れていたことを思い出す。懐かしい。この曲を聴くと安心感が湧き出てくる。
余談だが、この『ジャスコで逢いましょう』を作曲したのは、ちあきなおみの『喝采』など様々な名曲を作曲したことで知られる中村泰士だそうだ。
子どもの頃はそんなことは知らなかったが、現在は平成生まれながら往年の歌謡曲に強い愛着を持つ私の感性は子どもの頃からあったのかもしれない。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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