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1282.【小説】或除者の独白 幼少期編 第17話

2025/03/17

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或除者あるのけものの独白

幼少期編

第17話

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もう一つの習い事・・・、こちらとの相性は抜群でした。

何の習い事かというと、英語です。

幼い頃に行っていた習い事ですので複雑な文法などをやったわけではないのですが、英語教室に行っていたおかげで子どものうちから英語の文字や音に慣れることができました。

この頃に英語と触れ合っていたおかげで後に語学力を伸ばしていって、大学の頃には海外留学をする機会にも恵まれました。・・・、現在は幼少期のことについて主に話しておりますので、このことを話すのはだいぶ先になりそうですが。

「Hello, everyone!」(こんにちは、皆さん!)

こう優しく英語を話したのは、当時の英語教室の先生のリョーコ先生です。アメリカ人男性と結婚していました。

「Twinkle, twinkle, little star〜♪」(童謡『きらきら星の英語の歌詞』)

こういった英語の童謡などを通して、楽しく英語に触れることができました。

時には、ホールで英語の劇をする機会もありました。普段は口数が極端に少なく、「得体のしれない恥ずかしさ」もありうまく話すことができなかった私ですが、なぜか舞台の前では堂々と演技をすることができました。

かつての幼稚園での出し物の際と異なり、更にこちらはセリフも英語なのですが、自分なりに覚えてセリフを堂々と喋っていたことを記憶しております。

「Well done!」(よくやった!)

キョーコ先生が褒めてくれました。私は照れ笑いをしていました。

「真田くん、すごいね!」

こう言ってくれたのは、同じ小学校で、学年によっては同じクラスだった女の子の末本さんです。

「・・・・・・。」

ここでもやはり、恥ずかしくて何も言えませんでした。特に女の子が相手だと、恥ずかしさが増してしまっていたように感じます。

まぁとにかく、幼少期に英語の習い事に行っていたおかげで今ではいろいろと語学に興味を持つことができるようになりました。

・・・私は水泳と英語、2つの習い事に行きました。この2つが私にとって、極端に相性の悪いものと良いものに分かれました。

水泳は習い事にまで行っているにもかかわらず、学校の授業だけで泳げる子もいるのに未だにカナヅチという有り様ですが、英語との相性は良く、海外の方々と関わることはもちろんですが、洋画や洋楽を英語のまま楽しむことなど趣味にも活きてきております。

英語を習って良かったことは明らかですが、水泳も習っていて良かったと思います。泳げないながら体力づくりにはなったと思われますし、プールの中で過ごすことで良い運動になったことでしょう。

このように、いろいろなことがあって現在の私がある、と良い方向に考えています。幼少期のことを話すと学校に馴染めないエピソードが多く暗めになりがちですが、現在の私は明るく過ごすことができておりますので、ご安心を。

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つづく

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