933.【欠点があって悩んでいる皆さまへ】欠点があるからこそ、人間味がある。【僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。第84回】
2024/09/03
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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【欠点があって悩んでいる皆さまへ】欠点があるからこそ、人間味がある。
人間、誰でも得意なことや長所(凸)と苦手なことや欠点(凹)があります。
では、長所(凸)ばかりの人が良いかというと、必ずしもそうではないことが人間のおもしろさだと私は考えます。
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例えば、何事も完璧で長所(凸)ばかりが目立つ人は素晴らしいことですが、親近感を持てるかというとそうではありませんね。
ある日、その人がうっかりミスをしてしまうことがあると、「あの人でもミスをするんだ」と親近感を持つことができることはよくあることです。
このことを理解している人は、あえて弱みを見せることで相手に親しみを持たせることもあります。
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つまり、凸凸よりも、やはり凸凹であるほうが人間らしいのです。
私もこうやって文章を書くことや、講演をすることは大きな問題なくこなすことができますが(凸)、仮にスポーツ大会に参加することになると、幼少期から体育の授業でいつもビリ(凹)だったので大変なことになることでしょう。
しかし、そのようなスポーツが得意ではない私を見て、親しみを持ってくれる方もいるかもしれない。現在の私はそう思っております。
偽りの自分をつくるより、ありのままの自分を見てもらったほうが良いと考えているのです。
欠点も含めたありのままの自分のほうがおそらく、人間味があります。
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この世はほんとうにおもしろいもので、偽りの自分を作っても、ありのままの自分でいても、それに好感を持つ人とそうでない人がそれぞれいる事実があります。
それなら無理に自分をつくらず、基本的にありのままでいることが大事であると現在の私は思っております。
もちろんこれは私自身の考えですので、自分をつくる人もそれは良しです。いろいろな考えがあって良いと思っております。
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今回は、「欠点があるからこそ、人間味がある。」というタイトルで私の考えを述べました。
私の考えが少しでもご参考になったのであれば幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。