863.【令和6年大相撲7月場所7日目感想】横綱・照ノ富士関が7連勝でトップ独走！カド番の大関・貴景勝関は早くも5敗目でカド番脱出黄信号ですね・・・。
2024/07/20
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大相撲名古屋場所7日目です。だんだんと今場所の流れができてきましたね。横綱・照ノ富士関が番付通りの申し分ない活躍でトップ独走中ですね！
本日も、印象に残った一番をそれぞれ述べていきます。
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◯千代丸‐北磻磨●
幕下で既に3敗しており勝ち越すには後がない。幕内経験者の両者による一番です。
立ち合いからすぐに右四つとなり、左上手をガッチリと掴んでいる千代丸関が一気に北磻磨関を押し出しました！
両者、後がない状態で意地を出していたと思いますが、千代丸関の意地が物凄いものがありました。表情にも表れておりましたね。
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●若碇‐木竜皇◯
こちらも幕下での一番です。
何度も木竜皇が若碇を追い込んでいくも、若碇がその度に持ちこたえる姿が印象的でした。
右四つで長く組み合う両者。行司・木村勘九郎による特徴的な「のこった、のこった！」の大きな掛け声が会場に何度も響き渡りました。
熱戦のあまり、観客の方の中にも一緒に「のこった、のこった！」と叫ぶ方もいらっしゃいましたね。
最終的に木竜皇が右の下手投げを決めて勝ちました！これで木竜皇は3勝目です。西幕下筆頭ですから、あと1番勝って勝ち越せれば新十両に向けて大きく前進できます！
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◯生田目関‐島津海関●
続いては十両でのこちらの一番です。
生田目関がどんどん突いていきましたね！
島津海関はうまく応戦できず、生田目関が押し出して白星となりました！
二子山部屋のYouTubeで生田目関を拝見いたしますが、その魅力的な人柄には応援したくなるものがあります。これで2勝5敗。まだまだこれから挽回することも可能です。応援しております！
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●朝紅龍関‐阿武剋関◯
立ち合いで少し左に動いた朝紅龍関に、体勢を崩した阿武剋関でしたがうまく対応して立て直しましたね！
そこからもろ差しとなった朝紅龍関でしたが、阿武剋関がおっつけながら朝紅龍関をうまく攻めさせずにそのまま寄り切りました！
これで阿武剋関は早くも6勝目です！
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◯美ノ海関‐翠富士関●
幕内でのこちらの一番では、翠富士関の素早い動きのいなしが目立ちましたね。
引いて、いなして、動き回る翠富士関と、突いて攻めていく美ノ海関という構図。
やがて美ノ海関がはたいて白星を得ました。美ノ海関の攻めはもちろんですが、翠富士関の軽い身のこなしも見ることができた一番でした。
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●欧勝馬関‐湘南乃海関◯
欧勝馬関が立ち合いで右に変わった！これに体勢を崩した湘南乃海関はうまく持ち直した！
そしてクルッと回って欧勝馬関のほうを向いた湘南乃海関が仕返しのはたき込みをしてこれが決まった！
その大きな身体が特徴的な湘南乃海関ですが、その湘南乃海関の素早い対応力を見ることができました。
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◯若元春関‐豪ノ山関●
立ち合いでかち上げからの、左でおっつけて右で強烈な喉輪をかまし、どんどん攻めていく若元春関！追い詰められる豪ノ山関でしたが、ここではよくのこりました！
しかしその後左四つとなってしまい、若元春関が得意な形となりました。そして若元春関が豪ノ山関を寄り切りました。
豪ノ山関は負けはしたものの、序盤の若元春関の物凄い攻めに一時はよく耐えました。
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●熱海富士関‐大の里関◯
若手の有望力士同士のこの一番。
低い姿勢で頭をつける熱海富士関と、それを受け止めるようにして流れをうかがう大の里関。
そして熱海富士関の攻めを止めながら徐々に前に出ていった大の里関が熱海富士関を寄り切りました！
これで大の里関は4勝3敗で今場所では初めて勝ち星先行となりました。これから後半は更に星を積んでいけるか注目していきます。
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◯阿炎関‐御嶽海関●
阿炎関が立ち合いの諸手突きから物凄い形相で右の喉輪を繰り出した！これは猛烈です！あっという間に御嶽海関を押し出しました。
この一番で阿炎関の強烈な攻めを見ることができました。
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◯平戸海関‐貴景勝関●
よく突いて、よく動いて、よく押していった新小結・平戸海関が右を入れての大関・貴景勝関を寄り切り！
平戸海関はこれで4勝3敗で勝ち星先行です！大関・琴櫻関をのぞいて役力士との対戦はこれで終えた上でのこの成績。このまま好調を維持できれば大きく勝ち越せる可能性も出てきましたね。そう思えるくらい実力をつけております！
明日の中日、そしてそれ以降の後半戦も、長崎から平戸海関を応援しとるばい！
一方、カド番の貴景勝関は2勝5敗とどんどん厳しくなってきました・・・。しかしまだまだカド番脱出の可能性はあります。
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◯霧島関‐豊昇龍関●
立ち合いから霧島関が右の喉輪を繰り出し、そこからあっという間に大関・豊昇龍関を引き落としました！
これで霧島関は4勝3敗です。大関特例復帰まであと6勝となりました。
一方、豊昇龍関はこれで3敗目ですね。優勝争いに加わるには厳しくなってきました。
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◯琴櫻関‐翔猿関●
前に出ていく大関・琴櫻関をおっつけて止めようとする翔猿関でしたが、琴櫻関の勢いは止まらずに翔猿関を押し出しました！
翔猿関がかなり遠くまで飛んでいきましたね。
これで大関は5勝2敗となりました。
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◯照ノ富士関‐宇良関●
宇良関がとったりを繰り出そうとした！しかし横綱・照ノ富士関は耐えましたね。
その後も横綱の攻めを右にいなして前に出ていくなど、宇良関がよく戦っておりました！
肩透かしもしようとしましたが、横綱相手にうまく決まりませんでした。それでも宇良関はめげずに横綱の中に入った！
やがて右四つとなり、この形を得意とする横綱がゆっくりと確実に宇良関を寄り切りました！
今場所の横綱は強い！宇良関も今回は本当に良い相撲をしておりましたが、横綱が強かった！
これで横綱は無敗の7連勝！幕内トップの成績を独走しておりますね。
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今場所は今のところ流れが横綱・照ノ富士関に向かっておりますね。
7勝0敗は横綱のみ、1敗は誰もおらず、2敗で追うのが大関・琴櫻関をはじめとする7人となっております。
このまま千秋楽を待たずに横綱が10度目の賜杯を受け取るのか、はたまた2敗勢がジワジワと追い上げていくのか、中日以降も楽しみです！
そして明日からは春場所で110年ぶりの新入幕優勝かつ、前相撲から所要10場所での最速優勝を成し遂げた東十両2枚目・尊富士関が途中出場するそうです。久しぶりに土俵に帰ってきます！明日は尊富士関の相撲も楽しみです。
お読みいただき、ありがとうございました。