726.【ビートルズ・ソロ曲】ローリング・ストーン誌『The 100 Best Beatles Solo Songs』を、順番に聴く。【5位~1位】
2024/04/14
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本日も、『The 100 Best Beatles Solo Songs』というローリング・ストーン誌のランキングの楽曲を順番に聴いていきます。
今回は5位~1位、この企画の最終回です。
こちらはビートルズの4人のメンバー(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター)が、それぞれソロ名義で発表した楽曲を100位までランキングしたものです。
それでは、今回も始めます!
※こちらのランキングはローリング・ストーン誌によるものであり、私がつけたランキングではありません。また、個人的な感想が濃い記事ですのでご了承ください。
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5位 Mind Games(1973年、ジョン・レノン)
ジョンらしい哲学的な歌詞が印象的なこちらの楽曲は、イントロから包みこまれるような曲調で一気にこの楽曲の雰囲気に染まります。
人間の心、感情というものはいろいろと揺れ動くものであり、揺れ動いた心が様々な行動へと移します。それによって生じる問題に対する答えが「愛」だと歌詞では述べられております。
ジョン自身によるスライド・ギターの、ケン・アッシャーによるメロトロンなどの伴奏がこの楽曲ならではの空気を醸し出していますね。
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4位 It Don't Come Easy(1971年、リンゴ・スター)
ビートルズのドラマーとして活躍したリンゴらしい、ドラムの演奏が聴きごたえのある名曲がこの順位にランクインしましたね!リンゴの楽曲における最高位です!
ビートルズ時代からの盟友のジョージの力も借りて書いたこちらの楽曲は、管楽器の音色も相まって楽しげな雰囲気となっております。
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3位 Give Me Love(1973年、ジョージ・ハリスン)
ジョージの最高位はこの楽曲でした。イントロのギターの音が気持ちいいですね!そして心地よい音色のピアノの音・・・、名前を見てみるとやはり、ニッキー・ホプキンスによるピアノの演奏でした。このランクインを通して、すっかりこの方を気に入ってしまいました。
歌詞では、曲名にもなっている「Give me love(訳:愛をください)」のフレーズが連続し、「Give me~」と他のものも求めるフレーズがどんどん続いていくのが印象的です。
この歌詞から、ビートルズ時代の楽曲『The End』での「And in the end, the love you take is equal to the love you make.(訳:結局は、君が得る愛の量は君が与える愛の量と等しいんだ。)」のフレーズを思い出しました。
ジョージはこの美しい楽曲を生み出したことにより、現在聴いている私のように「美しくて好きな楽曲だ」と愛の感情を生み出し続けております。『The End』の歌詞の理論でいくと、ジョージはこの世を去った現在でもこの楽曲を通して愛を与え続けておりますので、抱えきれないくらいの量の愛を天国で得ることができていることを願います。
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2位 God(1970年、ジョン・レノン)
おお、ジョンの最高位はこの楽曲でしたか!
「I don't believe in~(訳:俺は~は信じない)」というフレーズが続くのが印象的です。
ジョンがこの楽曲で「信じない」と言っている対象は、宗教的なものから政治家、そしてエルヴィス(・プレスリー)やジマーマン(ボブ・ディランの出生名における苗字)、そして最後にビートルズの名前も挙がっております。
いろいろなことについて「信じない」と述べた後、信じられるのはヨーコと自分自身だ、と述べております。ビートルズが解散したばかりの1970年に発表した楽曲ですから、当時のジョンはいろいろと心が揺れ動いていたのだろうと推測できます。
そんな気持ちを楽曲としてダイナミックに発表したジョンのこの楽曲は、現代を生きる人々にも感動を与え続けるものとなっております。
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1位 Maybe I'm Amazed(1970年、ポール・マッカートニー)
そしてポールの最高位かつ、このランキングの最高位はこの楽曲となりました!
ローリング・ストーン誌の評論家の方により選ばれたこのランキングですが、確かに1位になってもおかしくない名曲ですね。
この楽曲の邦題は『恋することのもどかしさ』ですが、間奏におけるギターソロの雰囲気が実にこの邦題に合致していますね。
最初に発表されたスタジオ音源のバージョンでは、コーラスの妻・リンダを除いてすべてをポール自身が演奏しており、ポールのマルチプレイヤーっぷりが思いっきり発揮されております。本当に「ロックバンドひとり」ですね。これを1人で演奏しているという事実・・・、疑いたくなってしまうほど凄まじいです。
その楽器の演奏はもちろん、歌声も心の叫びのようなものとなっており、リンダへの気持ちが感情的に表現されております。
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今回で、本企画「ローリング・ストーン誌『The 100 Best Beatles Solo Songs』を、順番に聴く。」は最終回となりました。
私はビートルズが大好きで、ビートルズ時代の様々な楽曲をよく聴くのですが、主に解散後のそれぞれのメンバーのソロ楽曲は部分的に聴いたことがあったものの、こうやって100曲を1曲ずつじっくり聴いたことはありませんでした。
しかし本企画を通して聴いてみることにより、ソロ楽曲にも素晴らしい楽曲がたくさんあり、これからも大事に聴いていこうと思える名曲にも巡り会えました。
また、それぞれの楽曲の伴奏を演奏しているミュージシャンについても知ることができました。個人的には特にニッキー・ホプキンスによるピアノの演奏を気に入りました。これからも往年のロックの名盤などを聴く際にニッキーの演奏を耳にすることがあることでしょう。
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ビートルズ時代に比べて、ソロ楽曲は活動期間が長いこともあり楽曲数も多くなっております。
そんな中で、聴きやすいように100曲を厳選しランキングにしてくださったローリング・ストーン誌の方に感謝申し上げます。ビートルズが好きで、ソロ楽曲にも興味があるもののどれから聴いたら良いかがわからない私のような人々にとって、有益なランキングでした。
また、こんな独り言やメモ書きのような私の感想を読んでいただいた読者の皆様も、ありがとうございました。
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