山田隆一公式サイト

713.【ビートルズ・ソロ曲】ローリング・ストーン誌『The 100 Best Beatles Solo Songs』を、順番に聴く。【30位~26位】

2024/04/09

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本日も、『The 100 Best Beatles Solo Songs』というローリング・ストーン誌のランキングの楽曲を順番に聴いていきます。

今回は30位~26位です。

こちらはビートルズの4人のメンバー(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター)が、それぞれソロ名義で発表した楽曲を100位までランキングしたものです。

それでは、今回も始めます!

※こちらのランキングはローリング・ストーン誌によるものであり、私がつけたランキングではありません。また、個人的な感想が濃い記事ですのでご了承ください。

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30位 Handle With Care(1988年、ジョージ・ハリスン)

伝説のスーパーグループ、トラヴェリング・ウィルベリーズでジョージが発表した楽曲がランクインです!

覆面バンドとして、ジョージの他にもボブ・ディランやロイ・オービソンなどレジェンドミュージシャンたちが集結した事実に驚愕です。

レコード会社の違いなどの大人の事情により名義を変えているメンバーたちですが、ジョージの歌声はもちろんそのブルージーなスライド・ギターの音色で明らかにジョージによる演奏だとわかりますね。

ジョージのスライド・ギターとボブ・ディランのハーモニカの音色の共演・・・!トラヴェリング・ウィルベリーズの存在は知っていましたが、楽曲をあまり聴いたことがなかったのでこれから聴いていきたいと思えました。

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29位 Mother(1970年、ジョン・レノン)

ジョンにとって母親の存在は大きなものだったことが伝わる名曲です。

それにしても今回改めて聴くとドラムが聴かせる楽曲だなぁと思いますが、ドラムを叩いているのはビートルズ時代に一緒だったリンゴだったのですね!

「Mama don’t go(お母さん、行かないで)」というフレーズが悲しく響き渡ります。ジョンが母親を亡くした体験を原初療法で思い出して作った楽曲だということが知られておりますが、その当時を思い出すと本当に悲しかったことでしょう。

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28位 Live and Let Die(1973年、ポール・マッカートニー)

ジェームズ・ボンド(007)の映画のテーマ曲と知られるこちらの楽曲ですから、まるで映画のようなつくりの楽曲となっていることを感じます。

最初にゆったりとした曲調で始まりましたが、そこからだんだんと盛り上がっていき、スリルがあるような曲調になっていきます。スパイ映画らしいドキドキハラハラな展開ですね。

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27位 Blow Away(1979年、ジョージ・ハリスン)

イントロのギターからジョージ節が炸裂していますね・・・!

聴いていると良い気分にさせてくれる、明るさを与えてくれる楽曲ですね。おそらく今回初めて聴いた楽曲ですが、一気に好きになったかもしれません。

ということでこちらの『Blow Away』はMVも公開されておりますので、観てみました。楽しそうに動きながら歌うジョージを見て私も笑顔になってしまいました。ギターに太極図がプリントされているのがジョージらしいですね。

更にMVを見ていくと、かわいい風貌ながらジョージと同じくらいの身長の大きさを誇る謎の赤いアヒルのようなキャラクターが登場し、そのシュールさで更に笑顔になってしまいました。そこからジョージが合成で2人になったところで更に私の腹筋は刺激されました。その後にも大きな犬のようなものにジョージが乗り・・・本当に面白いMVですね!

ジョージは2001年に既にこの世を去っているものの、この楽曲、そしてこのMVはこれからも多くの人々を笑顔にしてくれることでしょう。こんな素晴らしい楽曲だけでなく、観ただけで笑顔になるMVも制作していただき誠にありがとうございました。

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26位 Give Peace a Chance(1969年、ジョン・レノン)

ビートルズがまだ解散していなかった1969年にプラスティック・オノ・バンド名義でジョンが発表した楽曲です。ポールは一切制作に関わっていないもののこの時期だからか、発売当初は作詞作曲がレノン=マッカートニー名義となっていたのが興味深いですね。

ベトナム戦争の最中だった当時の雰囲気を少し知ることができる楽曲です。ジョンの歌声やギターの他に、オノ・ヨーコをはじめとする多くの人々によるコーラスや手拍子、タンバリンなどの音が録音されており、平和を願う気持ちで人々が団結していることを感じます。

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個人的に、今回登場したジョージの『Blow Away』を本当に気に入りました。あのMVはまた見返したくなりますね。

お読みいただき、ありがとうございました。