691.【ビートルズ・ソロ曲】ローリング・ストーン誌『The 100 Best Beatles Solo Songs』を、順番に聴く。【80位～76位】

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本日も、『The 100 Best Beatles Solo Songs』というローリング・ストーン誌のランキングの楽曲を順番に聴いていきます。

今回は80位～76位です。

こちらはビートルズの4人のメンバー（ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター）が、それぞれソロ名義で発表した楽曲を100位までランキングしたものです。

それでは、今回も始めます！

※こちらのランキングはローリング・ストーン誌によるものであり、私がつけたランキングではありません。また、個人的な感想が濃い記事ですのでご了承ください。

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これまた良い曲がランクインしましたね・・・！個人的に『Double Fantasy』はオノ・ヨーコの個性が強い楽曲も含めてジョンのソロアルバムではお気に入りです。

年齢を重ねた晩年のジョンの人間味が表れている楽曲ですよね。

冒頭の「People say I'm crazy doing what I'm doing」というフレーズからグッと来ます。私も学校などで周りと異なっていたことから浮いた存在でした。

メリーゴーランドではなく車輪が好き、と語られる歌詞。華やかな道ではなく、我が道を行くという解釈もできます。幼い頃から「変わっている」と言われ続けた私の心にも沁みる応援歌のような楽曲です。

改めて、この楽曲を発表した年にジョンがこの世を去ってしまったことが悔やまれます。『Double Fantasy』の雰囲気が好きですから、80年代以降のジョンの楽曲ももっと聴きたかったです。

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強めのドラムとベースの音によるイントロが響きますね。その後にはポールの歌声やギターの音色も加わりますが、この楽曲は楽器もすべてポールが演奏しているそうですから、ポールのマルチプレイヤーっぷりが発揮されておりますね。

同じポールが演奏していながらも、それぞれの楽器にそれぞれの個性を感じますから、いろいろな楽器を演奏できるという枠だけにはとらわれないポールの才能が出ていることを改めて感じました。

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この楽曲は、ジョージの傑作アルバム『All Things Must Pass』の制作中に録音されたそうですが、1970年当時のアルバムには収録されなかったそうです。

後年発表されたデモ音源により聴くことができるこの楽曲ですが、ジョージの楽曲のギターは、渋い。

制作途中はボツとなりアルバムには収録されませんでしたが、後年評価されてこうやってランクインしている事実は興味深いですね。

その時代ごとに、楽曲に対する評価は変化するものです。今回ご紹介しているローリング・ストーン誌のランキングも、2024年のランキングですから例えば2040年に再び同じようなランキングを作ろうとすると評価も変わっていることでしょう。

そんなことを考えながら、ジョージが遺したデモ音源に耳を傾けました。

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再びジョンの生前最後のアルバム『Double Fantasy』からランクインしました！この『Woman』も愛に満ち溢れた曲調が好きです。

ジョンがビートルズ時代に発表した『Girl』の成長したバージョンであるとジョン本人が語ったという情報が出てきました。これを知ると、この『Woman』でもあの『Girl』の「ティッティッティッティッ」というリズム感を意識してしまいますね。

ポールの『Bluebird』といい、こうやってビートルズ時代の楽曲を意識した楽曲がソロ名義で発表されるのは興味深いものです。

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リンゴが比較的最近の2008年に発表した楽曲です。イントロこそスピーディですが、そこからはリンゴらしいゆったりとした曲調になり、当時で既に60代となっていたリンゴの渋い歌声が響き渡りますね。

アメリカのシンガーソングライター、ハリー・ニルソンについての楽曲だと言われております。この方については存じ上げませんでしたので、代表曲『Without You』を聴いてみましたが穏やかに流れていくような歌声から、盛り上がって力強い歌声になり、様々な歌声で魅了する方だと知りました。

リンゴが『Harry’s Song』でも友人だった、と述べているハリー・ニルソンについて、この楽曲のおかげで知ることができました。

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こうやって様々な楽曲を聴いていると、楽曲が生まれる背景には、様々な人々が関わっていることを改めて感じます。

今回もハリー・ニルソンという素晴らしい歌声のシンガーソングライターを知ることができました。これから他のいろいろな楽曲も聴いてみます。

お読みいただき、ありがとうございました。