687.【ビートルズ・ソロ曲】ローリング・ストーン誌『The 100 Best Beatles Solo Songs』を、順番に聴く。【100位~96位】
2024/03/26
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以前、このブログで「ローリング・ストーン誌『100 Greatest Beatles Songs』を、順番に聴く。」という企画をやったことがあります。
ローリング・ストーンというアメリカの音楽雑誌が独自の発表したビートルズの楽曲のランキングが100位まで発表されておりますので、それぞれの曲について私が個人的な感想を述べるという企画です。
そしてつい最近、今年の3月6日に『The 100 Best Beatles Solo Songs』という新たなランキングがローリング・ストーン誌で発表されました。
こちらはビートルズの4人のメンバー(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター)が、それぞれソロ名義で発表した楽曲を100位までランキングしたものです。
これはまたまた興味深いランキングですので、これからしばらく、私も100位から順番に個人的に5曲ずつ個人的感想を述べていきます。
それでは、早速始めます!
※こちらのランキングはローリング・ストーン誌によるものであり、私がつけたランキングではありません。また、個人的な感想が濃い記事ですのでご了承ください。
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100位 How?(1971年、ジョン・レノン)
ジョンのソロアルバム『Imagine』収録の『How?』でこのランキングが幕開けしました。
個人的な印象として、ビートルズ期に比べてソロ期のジョンの楽曲にはなんというか、優しさを感じます。ジョンが年齢を重ねたことに加えて、オノ・ヨーコとの出会いもジョンに大きな影響を与えたことでしょう。
この楽曲は、おとなしめの楽曲ながらリズムが良く、ノリノリになってしまいますね。ボーカルの合間に聞こえる、「デッデ~ン、デッデ~ン、デ~ン♪」の部分が好みです。そしてビブラフォンの音色も良いアクセントとなっておりますね。
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99位 With A Little Luck(1978年、ポール・マッカートニー)
次はポールの楽曲が来ました!『しあわせの予感』の邦題でも知られているこの楽曲。は、ウイングス名義の『London Town』というアルバムに収録されております。
ビートルズ時代から魅力的な、ポールの力強くも心地よさを持ち合わせている歌声が光りますね。シンセサイザーが効果的に利用されているのは、この楽曲が発表された1978年という時代を感じます。
そして、コーラスの「Little luck♪ Little luck♪」と何度も繰り返される箇所が好きです。アメリカ英語だと「リロラッ」のような発音になりますが、イギリス英語の「リトラック」のようなはっきりとした発音になり、やはりイギリスの楽曲なのだなと感じます。
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98位 I'd Have You Anytime(1970年、ジョージ・ハリスン)
お次はジョージの楽曲ですね!不朽の名作アルバム『All Things Must Pass』のオープニングナンバーですね!
ビートルズ時代はジョンとポールの2人の大きな存在に隠れがちでしたが、それでも『Something』や『Here Comes the Sun』など確かな名曲を残したジョージが、満を持して発表したこちらのソロとして最初のアルバムは傑作ですよね。
さて、こちらの『I'd Have You Anytime』は、ジョージらしい哀愁を感じる楽曲ですよね。
今回いろいろとこの楽曲について調べて初めて知りましたが、この楽曲はボブ・ディランとの共作だそうです。後にトラヴェリング・ウィルベリーズとしても共に活動する二人が、ここでもコラボしていました。
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97位 No No Song(1974年、リンゴ・スター)
そしてリンゴの楽曲が来ました!ビートルズ時代のドラマーとしてのテクニックはもちろん、その癒し系の歌声も個人的には好きなリンゴ。
南の国のようなテイストの楽曲だと思ったら、歌詞ではコロンビアから来た女性とのやり取りが描かれております。
歌詞を意識せずに聴くと楽しい楽曲なのですが、日本人の感覚からすると非常に物騒なやり取りです・・・!
他の3人は自作曲が中心ですが、リンゴはビートルズ時代から自作曲は少なめですから、この楽曲もホイト・アクストンという方と、デヴィッド・ジャクソンという方により書かれたものだそうです。
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96位 Cut Me Some Slack(2012年、ポール・マッカートニー)
こんな楽曲があったことを初めて知りました!そういった面でもこのランキングをじっくり聴いていくと勉強になりますね。
この楽曲はポールと、元ニルヴァーナのデイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリックがコラボした楽曲だそうです。デイヴは現在はフー・ファイターズのフロントマンとして有名ですが、カート・コベインが1994年にこの世を去ってからも、こうやって再びニルヴァーナとして録音したこともあったのですね。
ビートルズとニルヴァーナ、かなり世代が異なる二組というイメージがありましたが、その元メンバー同士がこうやってコラボしていた事実を知れたことは本当に興味深いです。
ニルヴァーナのテイストがある演奏に、ポールのボーカルが加わった楽曲・・・。まさに夢の共演です。ポールはサー(Sir)の称号がありますからクリスはこの共演を『シルヴァーナ(Sirvana)』と表現したらしく、洒落が効いておりますね。
他にも私が知らない夢の共演はたくさんあることでしょう。それを知る時が来たらまたワクワクしそうです。
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ビートルズ時代にも音楽界に凄まじい影響を与えた4人ですから、そのソロ楽曲も本当に聴き応えがありますね。
これからも引き続き、このランキングを聴いていきます。
お読みいただき、ありがとうございました。