山田隆一公式サイト

594.【令和6年大相撲1月場所9日目感想】新入幕の大の里関が早くも勝ち越し!一方、琴恵光関、朝乃山関、北勝富士関と相次ぐ途中休場者・・・。15日間相撲を取り続けることは大変ですね。

2024/01/22

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初場所は9日目となりました。勝ち越す力士がこれからどんどん出てくることから、後半になってきたことを感じます。それでは、本日も個人的に印象に残った一番についてそれぞれ述べます。

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●琴手計‐伯桜鵬◯

幕内・琴勝峰関の弟としても知られる琴手計と、昨年名古屋場所での幕内での優勝争いが記憶に新しい伯桜鵬の一番でした。

立ち合いから琴手計がどんどん攻めていく!伯桜鵬を土俵際に追い込む!

しかし伯桜鵬耐えた!耐えてすぐにもろ差しになった!そこから繰り出した下手投げが決まった!伯桜鵬、これで勝ち越しです。

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●阿武剋‐若隆景◯

ともに8日目までで4勝の幕下で勝ちっぱなしだった両者による対決でした。

若隆景の肩透かしが決まって若隆景が5勝目を決めました!西幕下筆頭の若隆景ですから、これで十両復帰しないことはあり得ないでしょう。あとは幕下で全勝優勝してから関取復帰となるのか、注目してしまいますね。

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◯朝紅龍関‐千代丸関

立ち合いから右四つで両者が組み合った!その後しばらくすると、朝紅龍関が小手投げを繰り出した!小さな身体で、大きな千代丸関を投げる様子は圧巻でした。やはり小兵ながらパワーがある朝紅龍関には魅せられますね。

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■琴恵光関‐東白龍関□

琴恵光関・・・、昨日の高安関に引き続き、インフルエンザ感染により休場とのことです。お大事になさってください。これで琴恵光関は不戦敗による無念の負け越し決定です。

状態次第では再出場も検討しているそうです。その際は同じ九州の人間として応援いたします。

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●友風関‐遠藤関◯

共に8日目時点で1勝7敗で後がない同士の一番でした。

遠藤関が少しずつ押して行って、ついに押し出し!遠藤関、2勝7敗で踏みとどまりました!地元が震災で被害を受け、大変な中頑張っている遠藤関に、会場では温かい拍手がわき起こります。

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◯大の里関‐明生関●

こちらの遠藤関と同じく石川県出身の新入幕・大の里関が今日も勢いある相撲を見せてくれました。

大の里関の右が入り、明生関を一気に寄り切り!大の里関が9日目にして勝ち越しを決めました!!!

8勝1敗で現在勝ち星トップタイの大の里関ですが、これからの厳しい戦いにも耐え抜き優勝争いを繰り広げていくのか、注目です!

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□阿武咲関‐朝乃山関■

朝乃山関・・・、右足を痛めたことによる、9日目で無念の休場です・・・。7勝しており、あと1勝で勝ち越しのところですから悔やまれますね。

朝乃山関、ここまでお疲れ様でした。お大事になさってください。再出場するのであればその際は、勝ち越しに向けて応援いたします!

一方、勝ち星トップタイの阿武咲関は不戦勝で勝ち越しを決めました。このまま優勝争いに加わっていくのか注目です。

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□翔猿関‐北勝富士関■

北勝富士関も本日から休場です・・・。昨日の一番で背中から土俵外に落ちてしまい、かなり痛そうなご様子でした・・・。

お大事になさってください。診断書は「右膝関節挫傷により、約2週間の加療と1月場所の休場を要する」とのことですから、来場所には復帰できるかもしれません。その際は応援いたします!

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●豪ノ山関‐阿炎関◯

阿炎関の立ち合いでの変化に豪ノ山関がついていけず、勝負はすぐにつきました。

いつ、誰が変化するのか観客である私たちもわからないので、ドキドキしますね。

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●熱海富士関‐宇良関◯

ぶつかっていく宇良関を受け止める熱海富士関!そこから唐突に肩透かしを決めた宇良関!熱海富士関はこれに対応できず土俵外へ!

宇良関はこれで2勝7敗で踏みとどまりました。先場所のように後半怒涛の連勝で勝ち越せるのか、宇良関にも注目ですね。

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◯琴ノ若関‐大栄翔関●

関脇同士の一番となりました。

つっぱっていく大栄翔関に耐えていく琴ノ若関。その後琴ノ若関が右の下手でしっかりとまわしを掴んだ!ここからは琴ノ若関のペースとなり、そのまま寄り切り!

琴ノ若関はこれで勝ち越し!8勝1敗でトップタイの成績です。これからも好調を維持し、優勝、そして大関昇進ができるのか!今場所の琴ノ若関にはやはり期待してしまいますね。

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◯霧島関‐正代関●

両者がほぼ同時に土俵から出たために物言いとなりました。

軍配は正代関に上がりましたが、協議の結果、霧島関が正代関を押し出したことにより勝ちということになりました。

霧島関は2敗を守れました。綱取りがかかっている霧島関はもう負けられませんね。

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●竜電関‐豊昇龍関◯

豊昇龍関が竜電関のまわしを両手でガッチリと掴んで寄り切りました!豊昇龍関はこれで7勝目、勝ち越し王手です。

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◯照ノ富士関‐錦木関●

立ち合いからもろ差し狙いだった錦木関ですが、横綱はこれを阻止。そこから右四つで左の上手をとることができた照ノ富士関がどんどん寄っていく!

錦木関が土俵際で粘る!横綱のすごい力での寄りに対抗していきました!しかし、しばらく粘ると錦木関は力尽きて、横綱・照ノ富士関が寄り切って勝利しました!

これで横綱も7勝目、勝ち越し王手となりました。このまま後半も無事に相撲を取っていき、優勝争いを盛り上げていくことを期待いたします。

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今場所は途中休場する力士が特に多いですね・・・。

改めて、15日間無事に相撲をとっていくことの大変さを考えさせられました。

そう考えると、これまで初土俵からの連続出場記録が途絶えていない39歳の玉鷲関は凄まじいですね。

ご覧いただき、ありがとうございました。