538.【エッセイ】小春日和。
2023/12/09
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今日は、私が住む長崎では20度を超える気温となり、晴れていることもあり12月にしては暖かい日となった。明日も20度を超えるとの予報だ。
このような通常は寒くなりがちな秋の終わりから冬にかけての、たまに訪れる暖かい日のことを、小春日和と言う。なんとも趣深い日本語である。
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20度あたりの気温って、暑すぎず、寒すぎず、過ごしやすい。厚着をしてしまった際は話は変わってくるが。
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小春日和といえば、長崎出身のシンガーソングライター・さだまさしが山口百恵に提供した名曲『秋桜』を思い出す。実に日本的な楽曲で、歌詞に登場する「小春日和」の言葉が華を添えている。この『秋桜』という楽曲は、もともと『小春日和』という曲名だったという情報が出てきた。それだけ、この楽曲の中でも印象に残る単語だ。
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こんな小春日和の日には、外で空気を思いっきり吸って、思いっきり吐き出して、深呼吸したくなる。
深呼吸して全身で味わう空気も、季節ごとに異なるものである。小春日和の空気は、普段の空気よりちょっぴり優しい気がする。
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そんなことを考えながら、これからの冬を過ごしていくのである。
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