山田隆一公式サイト

528.【ビートルズ】ローリング・ストーン誌『100 Greatest Beatles Songs』を、順番に聴く。【20位~16位】

2023/12/02

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本日もローリング・ストーン誌『100 Greatest Beatles Songs』を、順番に引き続き聴いて、自由に感想を述べていきます。今回は20位~16位です。

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20位 Please Please Me

ファースト・アルバム『Please Please Me』のタイトル曲が、ここで登場です!後期の曲の評価が高くなりがちですが、初期の名曲であるこの楽曲がこの位置でランクインしました!

なんといっても、この楽曲はイントロのジョンによるハーモニカが特徴的ですよね。終始爽やかな曲調であり、聴いていると朝の爽やかな空気に包まれているような感覚になります。

カモン!(カモン!)

カモン!(カモン!)

カモン!(カモン!)

カモン!(カモン!)

この箇所は、ついつい一緒に歌いたくなっちゃいますね。

作曲者であるジョンのメインボーカルに、ポールやジョージのコーラスの響きが気持ちいい!このリズムを支えるリンゴの確かな技術によるドラムも光っている名曲です。

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19位 Lucy in the Sky with Diamonds

不思議なファンタジーを感じさせる世界観の楽曲ですよね。

今回聴いてみると、特にポールによるベースの音色に聴き入りました。特徴を感じさせる電子オルガンも、ポールによる演奏だそうですね。

また、インドの弦楽器であるタンブーラをジョージが演奏しており、こちらの音色も幻想的な雰囲気を醸し出していますね。

こちらの楽曲はエルトン・ジョンもカバーしており、ドクター・ウィンストン・オーブギーという名前の人物がコーラスやギターで参加しております。ウィンストンという名前で勘の良い方はお気づきかもしれませんが、こちらの人物の正体はこの楽曲の作曲者であるジョン(ジョン・「ウィンストン」・レノン、ウィンストンはジョンのミドルネーム)です。

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18位 Tomorrow Never Knows

唯一無二な曲調の楽曲だということを感じさせます。まさに混沌、カオスを感じさせます。

ジョージによるインドの弦楽器であるシタールやタンブーラの音色が独自の雰囲気を感じさせます。また、鳥が鳴いているような音色も印象的です。

チベット仏教の影響を受けて制作された楽曲だそうです。この楽曲を録音する際にジョンが、天井から自分を吊るして周りながら歌い、面白い音を録音しようと試みるもうまくいかなかったというエピソードが本当に好きです。いろいろと試行錯誤しながら、どうしたら革新的な面白い楽曲ができるかをあれこれ考えていたことがわかるエピソードですね。

同じフレーズが繰り返される構成ですが、バックで鳴っている音が様々なパターンがあり聴きごたえがあります。ずっとカオスな雰囲気が続く楽曲ですが、アウトロではカオスを脱したかのような明るいピアノの音色が聞こえます。これがプロデューサーのジョージ・マーティンによるタック・ピアノなのでしょうかね。

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17位 Ticket to Ride

この楽曲は、やはり爽やかですね。先程の楽曲がカオスだったこともあり、より爽やかに感じます。

邦題の『涙の乗車券』は、趣を感じるなかなか良いタイトルですよね。邦題からもわかるように、悲しい失恋を題材にした歌詞楽曲ながら、曲調は悲しいものではなく、むしろ爽やかなのです。

個人的には、最後の「My baby don't care」の「My baby」が裏声になる演出が好きです。

アメリカの兄妹デュオ、カーペンターズもこの楽曲をカバーしており、デビューアルバムに収録されております。女性であるカレン・カーペンターが歌っていることもあり、ビートルズのオリジナル版では「she(彼女)」の歌詞が、「he(彼)」に変わっていることが興味深いです。私はカーペンターズも本当に好きですから、いつかカーペンターズ特集も実施するかもしれません。

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16位 I Saw Her Standing There

先程20位に『Please Please Me』がランクインした際に、まだこの『I Saw Her Standing There』がランクインしていないことを思い出し、トップ10に来るかと思いましたがこの位置でした。異論はありません。

デビューアルバムの1曲目を飾るこちらの楽曲は、1950年代後半から流行したロックンロールの雰囲気を感じさせる、元気いっぱいの楽曲ですね。ロックンロールの創始者のうちの一人として称されるチャック・ベリーの『I'm Talking About You』という楽曲のベースラインを引用したという情報が出てきました。やはりロックンロールの流行があってのビートルズだということを感じさせられますね。

マイ~ン♪

突然歌い出して、失礼いたしました!この楽曲でお気に入りの部分を挙げるとすると、ここなんです。「Mine~♪」と裏声で歌うこの部分からは、歌詞から感じさせるテンションの上がり具合がよく伝わってくるのです。

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この企画も、残り15曲となりました。あと3回です。私が大好きなあの楽曲やこの楽曲は、どこに登場するのか楽しみにしております。

お読みいただき、ありがとうございました!