山田隆一公式サイト

527.【ビートルズ】ローリング・ストーン誌『100 Greatest Beatles Songs』を、順番に聴く。【25位~21位】

2023/12/01

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本日もローリング・ストーン誌『100 Greatest Beatles Songs』を、順番に引き続き聴いて、自由に感想を述べていきます。今回は25位~21位です。

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25位 Here, There and Everywhere

この曲、トップ10じゃないのか・・・!

私は10位以内にランクインすると予想したこの楽曲が、早くも25位で登場となりました。

この楽曲でのポールのボーカルは、本当に柔らかくて、優しいです。ジョンやジョージのコーラスの雰囲気も相まって、なんというか、雲の上にいるような気分にさせてくれる楽曲です。この楽曲を聴いている間は、私は鳥肌が立ちやすい状態になります。そういう現在も鳥肌が立っています。

作曲者のポールは、この楽曲を作る上でビーチ・ボーイズの『God Only Knows』の影響を受けたと語っております。『God Only Knows』が収録されている『Pet Sounds』というアルバムは私も何回も聴きました。ボーカルのハーモニーが本当に美しいアルバムです。

ビートルズに影響を与えたビーチ・ボーイズ・・・。こうやってミュージシャン同士で切磋琢磨して様々な名曲が生み出された事実に感謝し、この楽曲を聴きました。

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24位 Happiness Is a Warm Gun

2分43秒と短い楽曲ながら、序盤・中盤・終盤と異なる曲調を見せるこの楽曲ですから、久しぶりにイントロを聴いた際は、「あれ、どの曲だっけ?」となってしまいました。

終盤に向かって盛り上がっていく楽曲ですから、私自身、歌詞に曲名のフレーズが出てくることもあり終盤の印象が強く、その終盤に向かって盛り上がる中盤も覚えておりましたが、序盤の曲調を失念してしまっておりました。

それだけ終盤に盛り上がる楽曲ですから、私のように久しぶりにこの楽曲を聴くと、イントロだけでこの楽曲だとわからない方も少なくないことでしょう。

とは言ったものの、序盤の部分も改めて聴いてみると聴きごたえがありますね・・・。中盤に入る上での歪みにグルーヴ感のあるギターも良いですね。ジョンは3つの曲を繋げた旨の発言をしており、序盤・中盤・終盤それぞれが1つの曲だと考えることができますね。

余談ですが、この楽曲の日本語名は『ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン』ですが、カタカナだと「ハピネス」と表記されがちな、幸福を意味する英単語の「Happiness」が「ハッピネス」と表記されていることに趣を感じます。確かにこの楽曲では「ハッピネス」と聞こえるように歌われていますね。

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23位 Abbey Road Medley

このランクインのさせ方は予想外でしたね。アルバム『Abbey Road』の後半のメドレーがまとめてランクインしています!

『You Never Give Me Your Money』での、「One, two, three, four, five, six, seven. All good children go to heaven.」のフレーズは結構好きです。sevenとheavenの韻の踏み具合といい、リズムが良いですよね。

『Sun King』の曲名が、もともと『Here Comes the Sun King』だったというエピソードも興味深いです。『Here Comes the Sun』との混同を避けるため、『Sun King』になったらしいですね。

『Mean Mr. Mustard』と『Polythene Pam』の間に『Her Majesty』が収録される予定だった、というエピソードもありますよね。『Her Majesty』のシュールな「ジャ~ン♪」で始まるのは、その名残だそうです。

『She Came in Through the Bathroom Window』では、個人的にはジョージによるギターの演奏が印象に残りますね。

ああ・・・!

やっぱり『Golden Slumbers』は、イントロのピアノから泣かせにきますね。ポールがピアノで弾き語り、ジョージがベースを、そしてリンゴがドラムを演奏しているようです。ジョンは不参加なんですね。

『Carry That Weight』ではポールのボーカルはもちろん、リンゴのコーラスがいい味を出しております。この楽曲でのベースもジョージなんですね。ギターに加えてベースも演奏しているようです。いつもはギターをメインで演奏するジョージのベーシストとしての才能も知ることができます。こちらもジョンは不参加のようです。

『The End』ではジョンも参加し、ジョージはいつものギターのみを演奏し、ベースはポールが演奏しているようです。そして、なんといってもポールの力強いボーカル、そしてリンゴのドラムソロのパートがずっしりと心に来ます。ジョンとジョージのギター演奏が光るパートもいいですね・・・。「And, in the end, the love you take is equal to the love you make.(そして結局は、君が受け取る愛は、君が与える愛と等しいんだよ。)」という哲学的な歌詞も身にしみます。この歌詞に触れると、利己的にならず、もっと利他的にならねば、と身が引き締まります。

『Her Majesty』は女王陛下という意味であり、1952年から2022年まで70年間イギリスの女王として在位したエリザベス2世のことをポールが歌っております。照れながら歌っているように聞こえるポールに、人間味を感じます。

15分を超える長さのこのメドレーを1曲としてランクインさせたのは想定外でした。やはり個人的には、『Golden Slumbers』から『The End』、そして余韻の無音時間が続いての『Her Majesty』の流れが特に好きです。

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22位 Eleanor Rigby

外部ミュージシャンによるストリングスの音色がこの楽曲を特徴づけていますよね。そういえばドラムがないなと思ったら、リンゴはこの楽曲は不参加のようです。

この楽曲に登場する「エリナー・リグビー」という女性は架空の人物ですが、リヴァプールにはこの楽曲にちなんだ像があるそうです。私が仮にリヴァプールを訪れる機会があるとすると、見るべき場所が山ほどありそうです!

また、この楽曲のエリナー・リグビーは架空の人物ですが、偶然にも同名の人物がリヴァプールに実在していたというエピソードもあり、興味深いですね。

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21位 All You Need Is Love

イントロはフランス国歌の『La Marseillaise』のイントロから始まり、自由な曲調を感じさせます。様々な音楽要素が取り入れられているそうです。

『OUR WORLD 〜われらの世界〜』という世界の様々な国々が参加したテレビ番組のために書き下ろされた楽曲だそうで、イギリス代表として参加していることもありゲスト参加したミュージシャンの顔ぶれがものすごく豪華です。例えば、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーやキース・リチャーズ、ジョージの盟友でギタリストのエリック・クラプトン、ザ・フーの伝説的なドラマー、キース・ムーン、そしてホリーズや後のCSNYのグラハム・ナッシュなどが参加したそうです。

参加ミュージシャンの多さからも、そのスケールの大きさを感じることができる楽曲ですね。

最後あたりにも、ビートルズの初期のヒット曲『She Loves You』が歌われていることにも粋を感じます。

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メドレーでのランクインは、聴きごたえがありましたね。次回からはトップ20です。どのような顔ぶれとなるか、楽しみにいたします。