481.【ビートルズ】最後の新曲『Now And Then』のシングルB面に収録された、16歳の頃のポール・マッカートニーが不登校の時に書いた最初の新曲『Love Me Do』。
2023/11/07
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いやぁ、最後の新曲『Now And Then』発表から、私の中で再びのビートルズブームが止まりません。
3日後の11月10日には「赤盤」「青盤」の2023年バージョンも発表されますので本当に楽しみです。
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さて、この『Now And Then』のシングルは、B面に『Love Me Do』という楽曲が収録されております。
この『Love Me Do』は、1962年のビートルズのデビューシングルであり、つまり最初の新曲ということになります。
最後の新曲のカップリングとして、最初の新曲が収録されるとはなんと粋な構成でしょう。
ということで本記事では、『Love Me Do』について語ろうと思います。
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『Love Me Do』の魅力は、なんといってもそのシンプルさです。
ビートルズの楽曲は特に初期の楽曲で歌詞やメロディ、コード進行などにシンプルさがあり、シンプルでありながら奥深い楽曲となっていることが特徴的なのですが、この『Love Me Do』は中でも本当にシンプルな楽曲です。
この記事を書く上で調べているうちに初めて知ったのですが、この楽曲はポール・マッカートニーが1958年から1959年、当時16歳の頃に不登校だった時に書いた曲というエピソードが出てきました。こちらの記事やこちらの記事で述べているように、私も不登校経験者です。どういう理由か詳細はわかりませんが、ポールも不登校だったことがあると知り親しみがわきました。そして、『Love Me Do』そんな時期に書かれた楽曲であることを知り、愛着がわきました。
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ジョン・レノンによるハーモニカの演奏が特徴的なイントロで、グッとビートルズの世界に引き込まれます。
また、ビートルズのドラマーはリンゴ・スターであることがよく知られておりますが、この『Love Me Do』はリンゴの前任者のドラマーとしてビートルズに在籍していたピート・ベストや、スタジオミュージシャンとして参加したアンディ・ホワイトがドラムを担当したバージョンがあり、『Love Me Do』はドラマー違いで3つのバージョンがあることになります。
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①ピート・ベストのドラムによるバージョン
まずは1962年6月6日に録音された、ピート・ベストがドラマーを務めたバージョンは、こちらから聴くことができます。『アンソロジー1』というアルバムに収録されているバージョンです。ピートによるドラム演奏が、新鮮ですね・・・。不安定さが、独自の魅力を醸し出しております。こちらのバージョンもある意味好きです。
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②リンゴ・スターのドラムによるバージョン
続いて、1962年9月4日に録音された、リンゴ・スターがドラマーを務めたデビューシングルとして収録されたバージョンは、こちらから聴くことができます。『パスト・マスターズ Vol.1』というアルバムに収録されております。ピートがバンドから解雇され新たに加入したリンゴのドラム演奏は、さすがですね。
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③アンディ・ホワイトのドラムによるバージョン
そして最後に、1962年9月11日に録音された、アンディ・ホワイトがドラマーを務めたバージョンが最もよく知られているバージョンとなっております。デビューアルバム『Please Please Me』や「赤盤」にもこちらのバージョンが収録されております。こちらから聴くことができます。ちなみに、アンディがドラマーを務めているため、リンゴはタンバリンで演奏に参加したようです。
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この3つの『Love Me Do』を聴き比べるのも面白いですね。その違いをビートルズファン同士でいろいろと語るのも面白そうです。
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本日は、ビートルズの最後の新曲『Now And Then』のシングルB面に収録された、最初の新曲『Love Me Do』についてご紹介いたしました。
やっぱりデビューシングルでシンプルな曲調ながら何度も聴いていられる奥深さのある楽曲です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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