467.【からう＝背負う】方言だと知って驚いたほど、長崎で浸透している言葉。【長崎の方言】

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今回は、私が子どもの頃に方言だと知らずに使っていた言葉をご紹介いたします。

からう

この言葉は、私が生まれ育った長崎をはじめとする、九州で主に用いられる方言です。

「からう」とは、標準語で言うと「背負う」と行った意味合いです。

「遅刻すっばい！ランドセルばからってはよ学校行かんね！（遅刻するよ！ランドセルを背負って早く学校行きなさい！）」

「リュックばからっとるけん両手ば使えるばい！（リュックを背負ってるから両手が使えるよ！）」

などと用いることができます。学校で当たり前のように「ランドセルばからう（ランドセルを背負う）」という言葉が教室で飛び交いますので、私のようにそれが方言だということにしばらく気づかない人も多くいたことでしょう。

この「からう」という言葉・・・。この言葉が用いられない地域の人々が目にしたときに、どのような意味だと推測することでしょう。

調べてみると、九州から遠い地方である青森県の方言では、背負うは「しょる」と言うようです。「しょる」という単語だけを目にして私は、「背負う」だと推測することはできませんね・・・。

このように、同じ日本でも様々な方言があることに、私は関心がありますので、これからもこのような記事を書いていきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。