438.これからも、昴の星たちのように輝き続ける名曲たち。【追悼・谷村新司】

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木々が黄色く、赤くなってくるこの秋の季節に、『秋止符』が打たれることとなってしまいました。

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私は1993年生まれで、活動初期のアリスをリアルタイムで知る世代ではありません。

しかし、いろいろな年代の音楽を聴く上で『アリス・ファースト・ライヴ!』というライブ・アルバムを聴いてみたところ、楽曲の良さはもちろんそれぞれのメンバーの語り口にも魅力を感じ、アリスのライブ・アルバムやスタジオ・アルバムをどんどん聴いていき一時期私の中でアリスブームが来たことがありました。

『アリス・ファースト・ライヴ!』にも収録されているデビューシングルである『走っておいで恋人よ』は、深みのある歌詞に優しさを感じるメロディで心をグッと掴まれます。本文を執筆している今聴いても温かい気持ちになりました。

アリスには好きな曲がいっぱいあり、一つ一つ語ると長くなりますので特にお気に入りの楽曲を一曲ご紹介いたします。

『ALICE VI』に収録されている『何処へ』という楽曲です。初めて聴いた時からなんて良い楽曲だと思いました。この当時今の私と同じくらいの年齢で、こんなに趣のある歌詞を書くことができたのか、と驚くばかりです。

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ソロとしても『昴』をはじめとするたくさんの名曲があり、山口百恵に提供した『いい日旅立ち』など他者に提供した楽曲でも素晴らしい作品をたくさん生み出しました。

数多の、まさに昴の星たちのように輝き続ける名曲たちは、これから先の時代でも人々に愛されることでしょう。平成生まれの私も感動しましたし、これから令和生まれの人々にも、その先の時代の人々にもきっとどんどん聴かれていくことでしょう。

これまでお疲れ様でした、そしてありがとうございました。