336.小説『ありがと~い!』第77話 面上川に、ありがと~い!
2023/09/07
※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。
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大井誠は、羅門くん、マルコくんとともに3人で鶴咲のチェントロ川にあるオッキアーリ橋ヴァポ停からヴァポレット(水上バス)に乗船した。鶴咲大学ヴァポ停で降りる予定だ。
「Oi!Oi!Oi!やっぱり川の中を進んでいくのって良いぞ~い!ヴァ・・・なんだっけ~い!」
「誠さん、ヴァポレットですよ。イタリア語ですから、日本の方には覚えにくいですよね。」
「鶴咲といえば路面電車だが、ヴァポレットもたまにはnot bad、悪くないよな。路面電車に比べたら運賃がexpensive、高いんでしょっちゅうは乗れないが。」
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こうしてチェントロ川を抜けて、鶴咲湾に出た。
「Oi!Oi!Oi!やっぱり鶴咲の海はきれいだぞ~い!鶴咲大橋が美しいぞ~い!」
「鶴咲大橋、おれがborn、生まれた頃にはまだunder construction、建設中だったらしい。おれが物心ついたころにはもうあったから覚えてないがな。」
「うわぁ、大きな橋ですね。鶴咲の街並みをどっしり見守ってそうです。」
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ヴァポレットはさらに進み、面上川(つらかみがわ)を北上する。
「次の停車場は、鶴咲駅前です。」
録音音声による船内アナウンスが聞こえる。鶴咲駅前で降りる人はOi!もとい、多いので、人々が降りていった。そして、乗ってくる人もOi!、もとい、多いので実質的に乗客の数は変わらなかった。
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さらにヴァポレットは進んでいき、大井が先日ティラミスを食べ、『ブレッドウィズベリー』のポロシャツを購入したショッピングモール『カンミナーレ鶴咲』がある野麻町(やままち)ヴァポ停や、面上駅前ヴァポ停も通りすぎた。
「面上川、ヴァイオレットからだとじっくり観察できるぞ~い!ありがと~い!」
「誠さん、ヴァイオレットじゃなくてヴァポレットですよ。」
「おれも子どもの頃はsoon、すぐには覚えられなかったな。」
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「次の停車場は、鶴咲大学です。」
そして、大井たちが降りるヴァポ停にたどり着いたので、大井たちはヴァポレットを降りた。
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つづく
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