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324.私のお気に入りのイタリアの名曲、ジーノ・パオリ(Gino Paoli)の『Il cielo in una stanza』。

2023/09/01

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前回の記事にて、イタリア語が懐かしい気持ちでいっぱいになりましたので、本記事では私のお気に入りのイタリアの名曲をご紹介いたします。

こちらの、イタリアのシンガーソングライター、ジーノ・パオリ(Gino Paoli)による1960年の『Il cielo in una stanza』(YouTube Musicの公式音源)という楽曲です。

元々は、イタリアの歌手であるミーナに提供された楽曲ですが、この音源のジーノ・パオリによるセルフカバー版もよく知られております。

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私は、イタリアに留学することが決まってからイタリア語を学び始めました。

私は音楽が好きなので、語学学習にはよく音楽も取り入れております。ということで、イタリアの音楽もいろいろと聴きました。

大阪のイタリア総領事館に留学ビザの申請に行った際に、梅田のタワーレコードでこちらのCDを購入したことを覚えています。

このCDには、イタリアの往年の名曲がおさめられています。当時、いわゆるオールディーズと呼ばれる1950年代~60年代前半あたりの洋楽にハマっていた私でいたので、このCDを選んだのでしょう。

このCDに入っていて出会った楽曲が、『Il cielo una stanza』です。

この曲名を直訳すると、「部屋の中の空」といった意味合いになります。青空を連想させるきれいな曲調の楽曲です。

歌詞もシンプルであり、イタリア語を学び始めた当時の私にもわかりやすいものがありました。

この曲が好きすぎて、最近勝手に和訳をしました。(和訳歌詞であっても、著作権の関係でブログには掲載できないようですからこちらには掲載いたしません。)

歌詞、曲、歌声、どれをとっても名曲だと思えましたので、イタリアの楽曲の中でも私の中ではお気に入りとなっております。

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しかし、イタリア留学中にこの楽曲が好きだと話すと、現地のイタリア人学生にイジられました。1960年の大昔の楽曲ですからね。しかし、良いものは良いのです。私は昔のものも今のものも、良いものは良いと考えます。

こちらの記事によると、私とほぼ同年代の韓国の音楽グループ・BTSのメンバー、Vも『Il cielo in una stanza』を気に入ったようです。このように、本当の名曲は、世代を超えるのです。

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ちなみに、『Il cielo in una stanza』が発表された当時、ジーノ・パオリは20代でした。

なんと、88歳の現在も現役で『Il cielo in una stanza』を歌っていました。こちらの動画はイタリアの国営放送『Rai』公式チャンネルに投稿された、今年のサンレモ音楽祭の際の動画です。

20代の頃の歌声に比べて、年月を重ねた貫禄の歌声となっており、現在ならではの良さもありますね。何より、この年齢で現役なのがすごいです。

今回は、私のお気に入りのイタリアの名曲『Il cielo in una stanza』をご紹介いたしました。

これからも、紹介したくなったらイタリアの楽曲もご紹介いたします。本記事をお読みいただき、ありがとうございました。