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254.【好きなCM紹介】1953年の、精工舎(現在のSEIKO)の時計の日本初のテレビCM。

2023/07/30

今回は、日本におけるテレビCMの歴史を語る上で欠かせない、1953年の精工舎(現在のSEIKO・セイコー)の時計についての日本初のテレビCMをご紹介いたします。

『Seiko Watch Japan』の公式YouTubeチャンネルにアップロードされているこちらのテレビCM動画を見てみると、前半はアニメによるCMだということがわかります。

初のテレビCMが日本が世界に誇る文化の1つとなっているアニメというのは、実に日本らしいですね。鶏や時計のキャラクターが本当にかわいらしい、コミカルなCMとなっております。

こちらのCMの雰囲気に寄り添った楽曲がBGMとして使われており、この曲から優しい雰囲気を感じることも、このCMが好きな理由のうちの1つです。

1953年に制作されたこちらのCMを、70年後の2023年に観ても心温まるものとなっております。本当に良いものはいつの時代に観ても良い、という一例ですね。

2020年に訪れた銀座・和光本館の建物。

こちらは2020年2月に、私が銀座を訪れた際に撮影した1枚です。なぜ突然この写真を出したかというと、このCMの最後にこの銀座・和光本館の建物上部の時計塔が登場するからなんです。1932年に完成したこの2代目時計塔は、90年以上経った現在も銀座を見守っています。

さすがに時計自体はリニューアルされていると思われますが、同じ建物であることがわかります。このCMがずっと好きだった私は、銀座のシンボルとして全国的にも有名なこの時計塔の実物を生で観た際には興奮いたしました。

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余談ですが、この記事を書く上でいろいろと調べ物をしている中で、こちらの銀座・和光本館の建物をすぐ近くの銀座三越だと誤解していたことがわかりました。

この写真を撮影した直後ではなく、後ほどしばらくして改めて、見上げて時計塔を見ることなく銀座三越の建物に入ったため、勝手にこの和光本館の建物の中に入ったと思い込んでいました。慣れない銀座で方向音痴炸裂です。

思い込みって怖いですね。和光の皆さま、そして銀座三越の皆さま、田舎者のご無礼を失礼いたしました。

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私はこのように、様々な時代のCMを観ることが好きなのですが、そのCMが作られた時代の雰囲気を感じ取ることができることも、好きな理由の一つです。

今後も、個人的に好きなCMを不定期で紹介していきたいと思います。