56.ギターの心地よい音色と、2人の美しいハーモニー。
2023/04/15
今回は、こちらのアルバムを聴きながら記事を書いています。
私はサイモン&ガーファンクル(以下、S&G)の音楽も本当に好きです。今回はその1stアルバム『Wednesday Morning, 3 A.M.』を聴いています。
S&Gは、『The Sound of Silence』(邦題:サウンド・オブ・サイレンス)や『Bridge Over Troubled Water』(邦題:明日に架ける橋)などの名曲で知られる、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルによるフォークデュオです。お2人とも、81歳になった今もソロでお元気に活動していらっしゃいます。長崎を代表するシンガーソングライターの1人であるさだまさしは、S&G、特にポール・サイモンの影響を強く受けているそうです。
それにしても、『明日に架ける橋』という邦題、本当に好きです。邦題は名付ける人のセンスによるため、正直申し訳ないですが、あれ?と思う邦題があることがありますが、この『明日に架ける橋』という邦題は非常に秀逸です。原題の直訳ではないながら、曲に合った素晴らしい邦題だと私は考えます。
S&Gは、私は全く世代ではないので存じ上げませんでしたが、2013年頃、この『Bridge Over Troubled Water』をエルヴィス・プレスリーがカバーしたものを聴いたことによって、原曲を聴いてみたいと思ってS&Gを知りました。このエルヴィスによるバージョンも大好きです。
さて、今回聴いているこの1stアルバムは、全てアコースティックによるサウンドで収録されています。『The Sound of Silence』も、有名なエレキサウンドなどが入ったアレンジとは異なるアコースティックバージョンが収録されています。アコースティックが好きな私は、こちらのバージョンのほうがより好みかもしれません。
名曲ぞろいの1stアルバムですが、特に『He Was My Brother』という楽曲がお気に入りです。人種差別による事件を題材にしているようです。気持ちを込めた歌い方が、心に来ます。今も人種差別による事件が報道されることがありますが、悲しい気持ちになり、この曲を思い出します。
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S&Gといえば、ダスティン・ホフマン主演の映画『The Graduate』(邦題:卒業)を思い出す方もいらっしゃるかと思われます。各所にS&Gの名曲が使用され、雰囲気を作り出しています。ラストの展開が、昔やっていたテレビゲーム『ドラゴンクエストVIII』のとあるシーンの元ネタだと知った時は、ああなるほど、と思いました。
私が『卒業』を観たのはS&Gを知ったばかりの頃なので、久しぶりに観てみても良いですね。
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