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1666.【令和7年大相撲11月場所感想】九州場所が千秋楽となりました。新関脇・安青錦関が初優勝!更に大関昇進を確実としました。本当におめでとうございます!今場所も本場所運営に関わった皆さまありがとうございました!

2025/11/23

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令和7年大相撲九州場所が本日で千秋楽となりましたね。

つまり、今年の本場所が全て終了したということです。

第73代横綱・照ノ富士関(現在の伊勢ヶ濱親方)が引退し、第74代横綱・豊昇龍関の誕生が決まった初場所から始まった今年も、様々な相撲を拝見することができました。今年は夏場所で横綱昇進を決めた第75代横綱・大の里関の大活躍もありましたね。

そんな今年最後を締めくくった九州場所について、個人的な感想を5つのトピックに厳選してご紹介いたします。

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①新関脇・安青錦関が初めての幕内最高優勝!更に大関昇進を確実に!

今年春場所に新入幕してから4場所連続で11勝4敗の好成績を挙げた新関脇の安青錦関が、12勝3敗で並んだ横綱・豊昇龍関との優勝決定戦を制して初めての幕内最高優勝を成し遂げました!おめでとうございます!

ウクライナのご出身の安青錦関は、母国が大変な状況となり3年前に来日してその後安治川部屋に入門しました。入門後は番付をものすごい勢いで駆け上がりましたね。

優勝が決まった後、花道を歩く安青錦関が付け人の方と抱き合い、その付け人の方が涙を流していた場面を拝見してこちらももらい泣きしてしまいました。感動的な場面でした。

低い姿勢で内無双をはじめとする多彩な技を繰り出す魅力的な相撲を取る安青錦関の来年のご活躍にも目が離せませんね!!

②両横綱も、優勝争いを盛り上げてくださいました。

千秋楽で安青錦関と優勝決定戦を繰り広げたのは横綱・豊昇龍関です。豊昇龍関は先場所も横綱・大の里関との優勝決定戦に臨みましたね。先場所に引き続き優勝決定戦で勝つことはできませんでしたが、横綱として優勝争いに絡むご活躍を見せてくださいました。豊昇龍関、お疲れ様でした。

また、もう一人の横綱・大の里関は千秋楽は残念ながら休場となりましたね。前半は圧倒的な強さを見せていたものの、後半になり思う調子が出せていないことを拝見し心配しておりましたが、満身創痍だったのですね。千秋楽は休場となったものの大の里関も今場所は優勝争いに絡むご活躍でした。今年は3度も優勝した大の里関の来年も楽しみです。

③後半に追い上げて勝ち越せた大関・琴櫻関!

先場所13日目の横綱・豊昇龍関戦で怪我をして休場し、先月のロンドン公演も休場した大関・琴櫻関ですが、今場所は出場できるのか心配しておりましたが出場するとのことですので応援しておりました。

ところが前半は思うように星が伸びず7日目終了時点で2勝5敗と勝ち越しは厳しいと思われる成績でした。しかし8日目から5連勝で7勝5敗に!そして14日目には横綱・大の里関に勝って勝ち越しを決めました!大関にとって7勝と8勝は来場所カド番かそうでないかの大きな違いです。

今場所は先場所の怪我もあり万全ではないと思われる中で出場した大関でしたが、後半には確かな強さを見せてくださりました。来場所はぜひ、優勝争いに絡むご活躍を拝見したいものです。

④場所中に41歳となった鉄人・玉鷲関!

歴代1位を誇る通算連続出場記録など、様々な記録を持つ鉄人・玉鷲関が場所中に41歳の誕生日を迎えましたね。

その年齢にもかかわらず、今場所も横綱や大関との対戦も組まれる東前頭4枚目で臨みました。7勝8敗で今場所を終えて勝ち越しにはあと少しのところで届きませんでしたが、まだまだ衰えを感じさせない相撲を見せてくださる玉鷲関の来場所以降「41歳での勝ち越し」をぜひ拝見したいものです。

⑤1993年度生まれ・同学年力士たちの確かな活躍!幕内の同学年力士は皆勝ち越し!

私は1993年度生まれですので、同学年の力士たちのご活躍は意識して拝見してしまいます。

今場所の幕内の同学年力士は若元春関・美ノ海関・一山本関・大栄翔関(番付順)です。

今場所はこの4人が皆勝ち越すことができましたね!しかも大栄翔関は10勝5敗と大きく勝ち越して、一山本関は11勝4敗と更に大きく勝ち越せました!「十一山本」ですね!

様々な方々の番付予想を拝見していると、一山本関を来場所の新小結だと予想している方も所々いらっしゃいました。同学年な上にインタビュー等での好感の持てるハキハキとした受け答えもあり一山本関を応援しているので個人的にも三役に上がって欲しいという気持ちはありますが、その答えは年末の番付発表でわかりますね。

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今回はこの5つのトピックに厳選してみました。

今年も大相撲本場所の様々な一番を拝見することができました。相撲ファンとなりまだ2年余りの若輩者ですが、来年以降も引き続き大相撲で繰り広げられる様々なドラマを目に焼き付けたいと思います。

今場所も運営に関わった皆さま、ありがとうございました。