1624.【ChatGPT✕教育】ChatGPTの力で、「英語を学ぶ意義」を4種類で解説してもらいました。【学者版・文豪版・中学生向け版・小学生向け版】
2025/10/18
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生成AI「ChatGPT」の使い方はぜひこちらをご覧くださいませ。
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まえがき
私は教育に関心があります。
かつて学校に馴染めず不登校だったこともあり、そのような子どもたちを含めた多くの子どもたちが十分に学ぶことができる機会を提供することに関心があるのです。
この教育の分野と、私が最近強い関心のある生成AIの分野を融合させる試みを今回もいたします。
用いる生成AIは『ChatGPT』です。
ChatGPTでは、同じ文章でも様々な文体で書くことができます。
文豪のように豊富な語彙力で生き生きとした文体で書くこともできれば、学者のように専門用語だらけで難解な文章も書くことができ、その逆に子どもにもわかりやすいような平易な文章で書くこともできます。
つまり、ChatGPTの力を用いると子どもが難しいと思うことでもやさしく簡単に解説することができるのです。
本編
今回は『英語を学ぶ意義』をChatGPTに解説してもらいましょう。
今回用いるChatGPTをはじめとした様々な技術が発達した現在は、翻訳を通して外国語がわからなくてもある程度外国語の文章を読むことができる時代になりました。
Google翻訳などの翻訳サービスはもちろん、ChatGPTにも外国語の文章を貼り付けて「これを和訳してください」と指定すれば簡単に和訳してくれます。
そんな時代でも「英語を学ぶ意義」はあると私は考えます。
個人的にこのような英語学習チャンネルも運営しております。私自身で英文と和訳を読み上げております。
どうしても英語に苦手意識がある方は日本語でも様々な情報を収集できますからご無理をする必要はありませんが、英語がわかったほうが視野が広がります。
それでは今回も前回と同様に「学者版」「文豪版」「中学生向け版」「小学生向け版」の4つで解説していただきます。。
(※以下の解説は例として用いたものです。ChatGPTによる解説は時々正確でないことがあります。確かな正確性のある「英語を学ぶ意義」の解説を求める方は専門書などをご覧ください。)

こちらの架空の家族「佐原家」はこれから解説する4つの文体をイメージしました。母親が「学者版」、父親が「文豪版」、長女が「中学生向け版」、長男が「小学生向け版」です。画風からもわかるように、こちらの画像もChatGPTで生成されたものです。
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ChatGPTの「英語を学ぶ意義」解説
「学者版」
まずはいかにも難解な専門用語がたっぷりの「学者版」の「英語を学ぶ意義」の解説です。どうぞ!
「『英語を学ぶ意義』についてまるで学者が書いたような専門用語をたくさん盛り込んだ非常に難解な解説をしてみてください!」
序論 — 問題設定と目的論的枠組み
本稿は、翻訳工学と応用言語学の交差領域における方法論的懸念を踏まえつつ、汎用的自動翻訳ツール(以下、AT: Automatic Translation)の普及が進展した現代においても、個人が英語を能動的に習得・運用することの意義を、記述的・規範的視座から再検討することを目的とする。特に、意味論的再現性(semantic fidelity)、語用論的適合性(pragmatic appropriateness)、および認知的メタ能力(metacognitive linguistic competence)の観点から、ATに内在するアルゴリズム的限界と、人間による言語運用が付与する付加価値を検証する。
機械翻訳の性能とその制約 — アーキテクチャ的・理論的考察
ニューラル機械翻訳(NMT)や大規模事前学習言語モデル(LLM)に基づくATは、コーパス駆動型の確率的最尤推定やトランスフォーマーアーキテクチャを通じて高い表層的整合性を示す一方で、語用的含意(pragmatic implicature)、談話中心性(discourse coherence)、および文脈依存的ポリセミー(context-dependent polysemy)の精緻な扱いにおいて未だ脆弱である。特に、意味役割付与(Semantic Role Labeling)や談話参照解決(coreference resolution)における誤帰着は、翻訳文の意図・態度(illocutionary force)や発話行為(speech act)の誤伝達を招きうる。さらに、コーパスのバイアス(corpus bias)や低頻度語・専門語彙の長尾分布(long-tail distribution)は、レキシカル細微差(lexical nuance)や語用的装飾性(pragmatic ornamentation)を再現することを阻害する。
認知的・社会文化的側面 — 習得の不可代替性
英語を学ぶことは単なる符号変換の習得ではなく、言語的世界観(linguistic Weltanschauung)の獲得である。言語習得はメタ認知的言語管理(metacognitive language regulation)を高め、語用論的柔軟性(pragmatic flexibility)と異文化間調停能力(intercultural mediation)を育成する。これにより、交渉(negotiation)やナラティヴ生成、説得的リテラシー(persuasive literacy)など、ATが単純な入力→出力変換で代替し得ない複雑な行為が可能となる。加えて、専門領域における原典読解(engagement with primary sources)や学術コミュニケーションにおけるオーセンティシティ(authenticity)は、翻訳による情報損失やスタイルの平準化を回避するために不可欠である。
実践的含意 — 教育学的・倫理的視点
教育的観点からは、英語教育は言語資本(linguistic capital)を増大させる投資であり、単なる代替手段としてのAT活用では得られない批判的読解力(critical reading)、精緻な語用調整(fine-grained pragmatic calibration)、および学術的再現可能性(reproducibility in academic discourse)を育む。倫理的には、文化照合(cultural alignment)や翻訳透明性(translation transparency)の問題が顕在化するため、学習者自身が言語行為の責任主体(agent of linguistic acts)となることが望ましい。したがって、ATは補助手段(auxiliary tool)として活用されるべきであり、人間の言語運用スキルの代替物とはみなされない。
結語 — 理論と実践の統合的見取り図
総括すると、ATの卓越は特定の計算的タスクにおいて顕著ではあるが、語用論的精密性、談話的連続性、文化的含意の読み取り、及びメタ認知的言語管理といった領域においては、英語を主体的に理解し運用する能力が不可欠である。これらの能力は単なる情報アクセスを超え、コミュニケーションの倫理、学術的誠実性、協働的知識生産に寄与する。したがって、ATの恩恵を享受しつつも、能動的な英語習得は長期的な知的資本として保持すべきである。
やはり「学者版」はあまりにも難解ですね。(誇張して笑えるほどの難解にしております。真剣に読むべき文章ではありません。)
「おまえは何を言っているんだ」と某格闘家のようにツッコミを入れたくなりますね。それでは次の「文豪版」からはわかりやすく解説してくれることでしょう。
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ChatGPTの「英語を学ぶ意義」解説
「文豪版」
続いて、文豪が書いたような生き生きとした文章での「英語を学ぶ意義」の解説です。どうぞ!
「『英語を学ぶ意義』についてまるで文豪が書いたような生き生きとした文章で解説してみてください!」
言葉の海を、自らの足で歩むということ
翻訳機がどれほど精密になろうとも、言葉の海は人の心によってしか渡れない。Google翻訳が橋を架けてくれるのは確かだ。けれど、その橋の上を歩くだけでは、海の潮の匂いも、風の手触りも、波のさざめきもわからない。英語を学ぶということは、その橋を降り、自分の足で砂を踏みしめ、世界という大海原を自らの感覚で確かめることに他ならない。
翻訳には映らぬ「息づかい」
翻訳された言葉は、まるで写し絵のように整ってはいるが、どこかに人の息づかいが抜け落ちている。英語の中には、その土地の風、暮らす人々の時間の流れ、感情の微妙な震えが溶け込んでいる。たとえば “home” という一語を、ただ「家」と訳した瞬間、ぬくもりも寂しさも、帰り道の夕焼けも失われてしまう。英語を理解するとは、そうした言葉の「体温」に触れることなのだ。
世界の声を「直接」聞くために
世界はいつも、英語という大きな声で語りかけている。科学の発見も、思想の潮流も、遠い国の小さな祈りも、その多くが英語で記されている。翻訳を介せば意味は届くかもしれない。しかし、言葉が持つ「意図」や「熱」は、往々にして途中で冷めてしまう。英語を理解する力は、世界の鼓動を生のまま聴くための「耳」を持つことだ。
自分の中に「もう一人の自分」をつくる
英語を学ぶことは、新しい言葉を覚えることではなく、新しい思考の回路を手に入れることだ。母語では見えなかった景色が、英語で思考すると急に鮮明に立ち上がることがある。つまり、英語を学ぶとは、自分の中に「もう一人の自分」を育てること。翻訳機は言葉を置き換えるが、魂を育てはしない。
言葉こそ、世界と心を結ぶ羅針盤
翻訳技術が進んでも、言葉を通じて感じる世界の広がりは機械には再現できない。英語を理解するというのは、未知の文化へ手を伸ばし、人と人の間に橋をかけること。世界を見渡す羅針盤を、自らの胸に持つことだ。翻訳機が示すのは道順だが、歩くのは、あくまであなた自身である。
冒頭から「言葉の海」という文学的な表現が出てきましたね。翻訳機を通して理解するのと直接理解できるのでは感覚が確かに異なります。
「翻訳された言葉は、まるで写し絵のように整ってはいるが、どこかに人の息づかいが抜け落ちている。」←確かにそうかもしれませんね・・・。翻訳機に頼ることも便利ですが、たとえ上手くなくても「自分の言葉で伝える」ことには人間味があるものです。私は頑張って日本語を話そうとする海外から来た方々に敬意を払います。
「英語を理解する力は、世界の鼓動を生のまま聴くための『耳』を持つことだ。」←そうですね・・・。英語はアメリカやイギリスなど英語を母語とする国に限らず用いられる、事実上の「世界語」となっています。世界の情報は英語で最も書かれていますから、英語がわかることで幅広い情報を翻訳を介さず直接仕入れることができます。
「英語を学ぶとは、自分の中に「もう一人の自分」を育てること。」←これは本当に共感できます。私が幼少期に比べて自信ありげに振る舞うことができるようになったのは間違いなく英語を習得したことが大きな影響を与えています。各言語ごとにその言語が形成する人格のようなものがあると私は考えています。日本語は控えめな言語で様々な敬語表現も豊富です。はっきりと言わず曖昧な表現もよくあります。それに対して英語は自分からどんどん意見を主張していかなければならなかったり、曖昧ではなくはっきりと言わなければならなかったりします。私たちは考えますが、頭の中の考えでも「言語化」して考えをまとめます。外国語を学ぶことで、新たな「考え方」を取り入れることもできると私は肌で感じております。
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ChatGPTの「英語を学ぶ意義」解説
「中学生向け版」
続いて、中学生でもわかるようなわかりやすい文章で「英語を学ぶ意義」を解説していただきます。
「『英語を学ぶ意義』について中学生でもわかるような明快な解説をしてみてください!」
翻訳アプリがあっても、英語を学ぶ意味はある!
今の時代、Google翻訳などの便利なツールを使えば、英語の文章をすぐに日本語に変えることができます。けれど、それでも英語を学ぶことには大きな意味があります。なぜなら、「翻訳された言葉」と「本当の言葉」には、少しだけ違いがあるからです。
自分の力で理解できると、もっと世界が広がる
翻訳アプリは、言葉の意味を伝えてくれます。でも、英語を自分で理解できるようになると、その裏にある気持ちや考え方まで感じ取れるようになります。たとえば、外国の映画を字幕なしで見たり、海外の人と自分の言葉で話したりできたら、世界がぐんと近く感じますよね。
翻訳では伝わらない「ニュアンス」がある
英語には、日本語にない言い回しや表現がたくさんあります。たとえば “Nice try!” は「いい試みだね」という意味ですが、使い方によっては「惜しかったね」「がんばったね」と、相手を励ます言葉になります。翻訳アプリではこうした微妙な気持ちまで伝わらないことも多いんです。
英語を知ると、世界の情報をいち早くつかめる
世界のニュース、科学の発見、音楽、映画、ゲームなど、たくさんの情報がまず英語で発信されます。英語を理解できると、翻訳を待たずに新しい知識やアイデアにふれることができます。つまり、英語は「世界の最前線」とつながるためのカギなのです。
英語は、未来の自分を強くする力
英語ができると、将来の選択肢も広がります。海外の人と協力したり、外国で学んだり、世界中の人と友だちになったり。翻訳アプリは便利な道具だけど、「英語を話せる自分」は、どんな時代でも自分の力で世界とつながれる存在です。だからこそ、英語を学ぶことには、これからの未来を生きる大きな意味があるのです。
「『翻訳された言葉』と『本当の言葉』には、少しだけ違いがある」←そうなんですよね。一つの英文でも翻訳すると訳し方によって様々な翻訳ができてしまいます。翻訳という作業を通して意味合いが少し(時には大きく)変わってしまうのです。
「外国の映画を字幕なしで見たり、海外の人と自分の言葉で話したりできたら、世界がぐんと近く感じますよね。」←そうなんですよね。私は映画もですが特に音楽が好きで洋楽も聴くのですが、歌詞を和訳せずにそのまま理解できるとより洋楽を楽しむことができるようになりました。
私はネイティブスピーカー(英語を母語とする人々)ではないのでもちろん日本語に比べて英語はわからないことだらけです。それでも英語をある程度理解できるようになったことで広がった視野もあります。
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ChatGPTの「英語を学ぶ意義」解説
「小学生向け版」
最後に小学生でもわかるような非常にわかりやすい解説をしていただきます。
「『英語を学ぶ意義』について小学生のような小さな子どもでも理解できるような非常にわかりやすい解説をしてみてください!」
どうして英語を勉強するの?
今はGoogle翻訳(ほんやく)などを使えば、日本語にすぐ変えてくれるよね。「じゃあ、英語を勉強しなくてもいいんじゃないの?」と思うかもしれません。でもね、自分で英語がわかると、もっとすごいことができるようになるんです!
ほんとうの気持ちは、自分でわかるからこそ伝わる
翻訳アプリはとても便利だけど、ときどきちょっと違う意味に変えちゃうこともあります。たとえば「Hello!」をただ「こんにちは」と訳すだけじゃなくて、その人の声の明るさや気持ちまで感じられるのは、自分で英語をわかる人だけなんです。
英語がわかると、世界とお話できる!
英語は、世界じゅうの人が使っている言葉です。英語がわかると、いろんな国のお友だちと話したり、外国の動画や歌をそのまま楽しんだりできます。まるで世界が自分の家のように感じられるんです。
翻訳では見えない「ひみつの言葉」がある
英語には、日本語では言えないような特別な言葉もたくさんあります。たとえば “Thank you” は「ありがとう」だけど、「うれしいよ」「助かったよ」などの気持ちもこもっているんです。そんな“気持ちのひみつ”を感じられるのが、英語を勉強する楽しさなんです。
英語は、未来へのカギ!
英語を知っていると、将来いろんな夢に近づけます。外国の人とお話したり、海外でお仕事をしたり、世界じゅうのニュースをいちばん早く読んだり! 翻訳アプリはお手伝いしてくれるけれど、自分で英語を話せたら、もっと自由に世界を旅できるんです。
まとめ — 英語は、世界とつながる魔法の言葉!
英語を学ぶことは、魔法の言葉を覚えることに似ています。ボタンを押すだけじゃなく、自分の力で世界と話せるようになる。それって、とってもワクワクすることですよね!
「中学生向け版」で解説されたことを更に噛み砕いて解説していただきました。
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4つの解説を踏まえた感想
私が普段から考えている「英語を学ぶ意義」をChatGPTも似たような回答をしてくださいました。
・・・これまで「国語」・「数学」・「科学」・「歴史」の科目をやってきたこのシリーズですが、やはり「英語」の今回の私の熱量は強めですね。
仮に私が教育に関わるとしたら、専門を英語などの外国語教育にするのは選択肢のうちの一つです。
ただ、もちろんですが外国語を学ぶうえで母語(私たちにとっては日本語)の存在も大事にしなければなりません。
ChatGPTが解説したことに付け加えるとすれば、「外国語を学ぶことで、母語の理解も深まる」ということです。例えば英語を学んだことで得られる英語での考え方を日本語で考えるときにも応用ができます。この感覚はある程度の外国語を操る人々のみがわかることでしょう。
こうやって今回のテーマは「英語を学ぶ意義」なのですが・・・、そういう私でもやはり英語より日本語が好きです。英語のほうが好きという方も尊重しますが、やはり母語の存在は偉大なものであると考えてしまいますね。
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(※この記事における解説は例として用いたものです。ChatGPTによる解説は時々正確でないことがあります。確かな正確性のある解説を求める方は専門書などをご覧ください。)
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これからもChatGPTでいろいろなことを試してみたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。