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1611.【GPT-5】ChatGPTに、絵の人物が何を考えているかを想像させてみました。

2025/10/09

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生成AI「ChatGPT」の使い方はぜひこちらをご覧くださいませ。

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昨日の記事で、こちらの絵をご紹介いたしました。

江戸時代風眼鏡橋

長崎市の眼鏡橋の江戸時代風の絵。

長崎市の眼鏡橋の写真をChatGPTに学習させて、江戸時代の頃にどのようだったかを想像させて描いてもらった絵です。

実際の江戸時代の眼鏡橋とは大きく異なると思いますが、江戸時代風の興味深い絵となりました。

この絵を踏まえて思いついたのが今回の企画です。

ChatGPTに、絵の中の人物が考えていることを想像させてみた

この絵には右下に西洋人らしき人物が描かれております。

江戸時代の長崎と言えば、出島を通じて海外との交流があった稀有な街です。

西洋人の中には、こうやって長崎の街並みを歩いた方もいらっしゃることでしょう。

そんな右下に描かれている想像の西洋人が、何を考えていたもChatGPTに想像させてみました。

それが以下の文章です。どうぞご覧くださいませ。

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長崎・眼鏡橋にて — 一人の西洋人の独白

石の冷たさが掌に残る。ここに立って初めて、この国の時間の深さを肌で知った気がする。

出島の喧騒を抜け、船の縄を解いて町を歩くと、音や匂い、言葉の輪郭がすべて異国だが、奇妙なほどに懐かしい。

眼鏡橋は静かに弧を描き、水面に二つの円を結んでいる。西洋で見る橋はしばしば技術の誇示だが、ここにあるのは人々の暮らしを受け止めるやさしさだ。

石は風雨に磨かれ、苔は季節の記憶を帯びている。通り過ぎる人々の着物の裾、子どものはしゃぎ声、川べりで釣り糸を垂れる老人の背中——それらは言葉にならない礼儀と調和を語る。

私は出島で交易の帳簿を記す者として来た。しかし、銀貨や珍しい品物よりも、今日見たこの景色が胸に深く刻まれるだろう。

遠くの山並みが柔らかく町を抱き、柳が風になびく様は絵巻の一場面のようだ。

もし互いの文化が刀や鉄砲で測られるのではなく、このような静かな美しさを通じて理解され得るなら、我々の未来は変わるのではないかと、心の片隅で思う。

夜になれば橋に灯りがともり、影が水面に揺れるだろう。そのとき私は、今日ここで見た穏やかな営みを思い返し、遠い海の向こうへ手紙を書くに違いない——「長崎は美しい。ここには学ぶべきものが多い」と。

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以上がChatGPTに想像させて書いていただいた絵の右下の西洋人が考えていることです。

平和を願う穏やかな文体にこちらも温かい気持ちになりました。

世間一般的なAIのイメージは「機械的」「冷静」な印象を受けますが、近年の生成AI技術は進歩してこのように人間味のある温かい文章を書くこともできるようになってきております。

私は長崎が地元とはいえ歴史を詳細に理解しているわけではないのでツッコミどころもある文章かもしれませんが、江戸時代に出島を通じて長崎を訪れた西洋人がどのようなことを考えていたかをこの文章から想像することができました。

このように、ある人物が何を考えているかを想像して書いてもらうことも、ChatGPTにはできます。

ChatGPTではできることがいっぱいあり、自由度が高いですね。

もちろん生成AIに頼りすぎずこうやって私が自分の頭で書いた文章も大事にしたいですが、補助的にいろいろな文章を書かせることは創造性が鍛えられますね。

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これからもChatGPTでいろいろなことを試してみたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。