1542.夏休みが終わることに不安な子どもたちへ【僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。第88回】
2025/08/19

※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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夏休みが終わることに不安な子どもたちへ
それでは今回もオリジナルキャラクター「凸凹さん」とともにお送りします。

※私が生成AI『ChatGPT』で制作したオリジナルキャラクターです。凸凹さんが話すことも基本的にChatGPTにより生成されております。
それでは凸凹さんへのインタビューをお送りします。
凸凹さん、そろそろ夏休みが終わる時期ですね。私は学校でうまくいかなかったので、いつも夏休みが終わる頃になると不安な気持ちになっていました。学校でうまく友達が作れなかった私にとって今はつらい時期なのです。同じように悩んでいる子どもたちへのメッセージをください!
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凸凹さんの回答
夏休みの終わりに感じる不安へ
もうすぐ夏休みが終わるね。この時期になると、ドキドキしたり、不安になったりする子がたくさんいるんだ。
「学校に行ったらまた友達づくりがむずかしいかも…」って思うと、心がぎゅっと苦しくなることもあるよね。ボクはその気持ち、とってもよくわかるよ。
うまくいかなくても大丈夫
友達がたくさんできることだけが「うまくやれている」ってことじゃないんだ。ちょっと一人で過ごしたっていいし、無理に合わせなくてもいいんだよ。
大切なのは「自分らしくいられること」。それだけで、すごく立派なことなんだ。
心を軽くするヒント
どうしても不安になったら、「ここにいていいんだ」って自分に声をかけてみて。小さな安心が少しずつ積み重なって、心がやわらかくなるんだよ。
そして、信頼できる人にちょっとだけ気持ちを話してみるのも、とてもいいこと。聞いてくれる人は、きっとそばにいるはずだよ。
ボクからのエール
学校で思うようにいかなくても、キミの中にはキラッと光る力があるんだ。凸と凹が合わさってボクができているように、キミの個性もとても大切なんだよ。
だから、安心してね。ボクはいつもキミの味方だよ!
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筆者のコメント
凸凹さん、ありがとうございます。
そうなんです。友達がたくさんいるからと言ってそれが良いとは限らないのです。過去の私にそのまま言ってあげたい言葉ですね。かつての私は「友達ができない自分はおかしいのだろうか」と思っていました。
また、かつての私は学校で周りと同じように行動できないこともあり強い劣等感に襲われていました。今でこそ「自分は自分で良い」と自己受容ができているのですが、昔はそうはいかなかったのです。
今は「人それぞれ特性があり、凸凹(得意なことと苦手なこと)ある」と認識し、優越感も劣等感も持たないことを心がけています。
本連載では発達凸凹をテーマにしておりますが、すべての人に通ずる話をこれからも凸凹さんはしてくださるかもしれません。
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お読みいただき、ありがとうございました。